10/2の拙ブログ 「深まる秋 愛おしい虫たち」をエッセイにまとめた。
(blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/dedf21d80341b6f6535c757258a64857)
*********************************************************
秋の深まりを感じながら里山を歩いた。ススキが輝き、栗のイガが熟し割れてきた。
上空には、うろこ雲にアキアカネが舞っている。
方々で始まったコンバインの刈り取り風景をしばし見学した。
休耕田を席巻する、背丈以上に伸びたセイタカアワダチソウには驚いた。
その一角にミゾソバが群生し、正にチョウやハチの花園となっていた。
近年見かけるようになった南国のチョウ・ツマグロヒョウモン雌の新鮮な美しい姿に魅せられた。
ウラナミシジミが花から花へと蜜を求め、赤紫色のツリフネソウにはクマバチが、また色褪せたイチモンジセセリも忙しそうに飛び交っていた。
立ち止まって精一杯生きる小さな虫たちを見つめた。
争いのない花園のチョウたちに、人間は実に愚かな生きものかをあらためて教えられた。
*********************************************************
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます