日曜日、町内会の定期総会、新年会が終わったが気持ちが晴れなかった。
和やかに楽しい新年会だったが、閉会間際にNさんが急に倒れ、救急車を要請した。
夕方病院に駆けつけた。容体を知りたかったが、家族でなければ一切教えてくれない。
ようやく娘さんから様子を聴いたが心配な状況だった。
一夜明けたが連絡はなかった。昼過ぎ病院へ行ったが、付き添いの家族が留守で状況は知れなかった。
心配しながら悶々するよりと、久々快晴に聳える磐梯を撮りに足を伸ばした。
この冬3度目の崎川浜、いつも変わらない静寂にあの美しい水鳥たちが叫びあっていた。
出かける頃はくっきり全容を表していた磐梯の頂に、わずか30分ほどの間に雲がかかってきた。
湖畔で遙か磐梯を仰ぎ、しばし感動に浸った。
コハクチョウはあの切ない叫びを上げていた。もの悲しい、切ない響きだ。
北へ帰る日が近づいてきたのだろうか。いっそう切なく聞こえた。
あとしばしのくつろぎ、おまえたちはなんと美しいことか。なんと健気で、純粋なのか。
ありがとう。
どんなカモたちが来ているか? 長浜へ回った。
しばらく鳥インフルエンザの騒ぎで餌やり自粛だったが、何組かの親子ずれが湖畔の売店のパン買い求めていた。
群がるのはほとんどオナガガモ、他にスズガモ、キンクロハジロ、ホシハジロが盛んに水に潜っていた。
キンクロハジロ♂
キンクロハジロ♀
スズガモ♂
ホシハジロ♂
ユリカモメ
コクチョウがいた
珍しいコクチョウを見た。沖に1羽、他の水鳥と離れて浮かんでいた。前に水戸の池で見たことがあったが、猪苗代湖で見たのは初めてだった。
家に戻ると妻から嬉しい知らせを聴いた。留守中にNさんの娘さんからTelがあり、意識も戻り、元気になったと。
明日退院できるらしいと。嬉しかった。
八幡様にお参りした。純粋無垢な水鳥たちにもお願いした。きっと祈りが通じたのだろう。
心配している町内の仲間たちにへ、Nさん快方の知らせをメールした。