先日、心配していたヒメシロチョウを確認した。きょうはホソミオツネントンボの産卵風景を撮りに出かけた。
田起こしの始まった田の土手に、ヒメシロチョウが弱々しく舞っていた。なかなか止まってくれないが、食草のツルフジバカマを探しているようだった。
ときどきヒメオドリコソウに吸密してくれた。止まるとわりと撮影しやすい。きょうは産卵するところも写すことが出来た。
日当たりの良い田の水たまりには、オツネントンボとホソミオツネントンボが何組もペアになり産卵していた。この2種は成虫で越冬し、夏に羽化後は水辺を離れ林の中で晩秋まで過ごすようだ。ホソミの方は、秋には褐色の地味な色も春には特にオスは鮮やかな青色に変化している。メスも薄いブルーをしている。連結して水辺に張り出した植物の茎や葉に産卵管を射していた。特に植物の種は選ばないようだ。この2種の区別は前後翅の縁紋が重なるかどうかで判断すると言うが、色合いから容易に判別可能だ。これらはどのように冬を越すのだろうか。越冬の生態は詳しく分かっていないらしい。
ムラサキケマンが満開だ。
あのたおやかに舞うウスバシロチョウもそろそろだろう。
サワオグルマにも止まりに来る。ウマノアシダカも光り輝いていた。
春一番のシオヤトンボが生まれ始めた。成熟すると♂の地色は黒化し色粉でおおわれる。
未成熟
キアゲハ、ベニシジミもニワハンミョウも初見だった。
エゾスジウロシロチョウ?
暦では夏、いよいよ本格的な虫たちの季節が訪れた。