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エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

ウスバシロチョウとの再会

2010-05-22 | 昆虫
  
朝のうちに、ヒマラヤシーダの枝を払った。梯子をかけ、剪定ばさみとのこぎりを使って大がかりの作業だった。
樹齢40年、今は亡き伯父の庭から移植して30年になる。

一仕事終え、ばーちゃんが掃除洗濯の間に孫たちと短大へ、サイクリングとキャッチボールでしばし遊んだ。

 ママが帰る前にと、急にウスバシロチョウに会いたくなった。
昼までの1時間、孫たちを連れ、ばーちゃんも一緒に滝沢峠へ。我が家から4,5キロ、毎年訪ねるウスバシロチョウのポイントだ。
 昨年と比べ10日遅れ、今日、ようやくウスバシロチョウを初見することができた。
 そのうち我が家の庭にも訪れるだろう。


  初めてのウスバシロチョウ

  

 日の射す林の間を、待ちに待ったウスバシロチョウがたおやかに舞っていた。
いつもは、満開のセイヨウカラシナかサワオグルマの花に来るが、今日はなぜかなかなかなかなか止まってくれなかった。
蛹を脱ぎ捨てて、今、誕生した喜びを高らかに謳っている。何年も繰り返される光景が嬉しかった。ウスバシロチョウは何とも言えず好きなチョウだ。
 ツマキチョウも飛び始め、セイヨウカラシナに吸蜜し、ゆっくり撮影させてくれた。
孫たちも日蔭の林で遊んでいたが、じきに飽きてしまい、お昼も近かったので家に戻った。


 ツマキチョウ♂

 
 ツマキチョウ♀

 いい天気も、予報では今日までらしい、3時過ぎに、いつもの磐梯山麓へ出かけた。
 今日も、静かな山里で平和な営みがあった。幾年もひっそりと永久に繰り返されてきたことだろう。
 柳の木の根元に、オオズメバチが幹に穴をあけると、甘い樹液がチョウを誘う。
 越冬して子孫を残し、疲れたひと時の羽を休めているルリタテハ、シータテハ。
 yのように敏捷に追いかけっこをするタテハの横を、ヒメシロチョウがひらひらと弱弱しく舞っていた。
カラスノエンドウにはツバメシジミがさわやかな空の色を見せていた。
野生のツrニチニチソウにオナガアゲハが止まった。
 夕闇せまる磐梯山麓の幸せの空間に、時間を忘れていた。





  ルリタテハ

 
  シータテハ


オナガアゲハ♀


 ヤマキマダラヒカゲ

 
  ツバメシジミ♂

 
  モンキチョウ♂

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