goo blog サービス終了のお知らせ 

エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

原爆の日

2006-08-06 | 日々の生活
今年も、終戦を考える月、8月が巡ってきた。 
今日は原爆の日、記念式典のテレビ中継を見ながら、また巡った思いを新たにした。
周囲の現代的なビルに囲まれ、戻った緑の中に原爆ドームが映し出された。

8月6日だけが特別の日ではないが、この日はいつも姿勢を正し平和を考えている。 8時15分、1分間の黙とう。いろいろな思いが走馬燈のように巡った。何不自由なく生活する自分が、過去の先輩の数々の犠牲の上にあることを思い、今日の平和を感謝する。二人の小学六年生の「平和への誓い」を聞きながら、二十一世紀を託す子供たちに頼もしさを感じた。今年こそと思いつつ、いまだ広島を、平和記念資料館を訪れないでいる後ろめたさを感じている。

 今年も終戦記念日が訪れる。自分の歳が、敗戦から平和への歩の歳月であることにあらためて気づく。そして、お盆のこの時期と重なった因縁を思った。

 今も世界中で争いが絶えない。人間は実におろかな生き物だ。世界の平和を希求することは、空しい夢物語なのだろうか。やりきれない思いで一杯だ。

-----------------------------------------------------
いつもこの時期、テレビやラジオの終戦記念番組に目頭が熱くなる。
【テレビクローズアップ現代】
 ○ 8月2日(水)放送 ~戦後61年目の遺骨収集~
 戦後60年が過ぎたいま、戦地に散った肉親の遺骨を探し続ける遺族がいる。一方、20才前後の学生達の中に、遺骨の収集活動に参加しようという動きも現れ、戦争体験者や遺族の高齢化が進む中で戦争の記憶をどう受け継いでいったらよいのか、考えた。
 ○ 8月3日(木)放送 ~“第3の被爆”を追う~ 
 60年以上経って原爆の新たな影響を示す調査結果が発表された。直接被爆せずに爆心地近くへ入った「入市被爆者」にも、残留放射線を出す土壌から埃や煤が大気中に舞い上がり、長時間皮膚についたり体内に取り込まれ影響を及ぼしたことがわかってきた。
-----------------------------------------------------