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エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

ゴイシシジミ コフキトンボ 初見

2020-06-29 | 自然観察

梅雨の晴れ間に、今日はチョウトンボは未だだろうか? また、久々アマゴイルリトンボに会いにF地域へ。

以下、初夏を迎えた里山の風景。

薄暗い林道のにはモノサシトンボとアマゴイルリトンボがそこここに遊んでいた。 いずれもモノサシトンボ科に属す。

  

♂ 

哀れ 

  ♀は黄褐色と、薄い緑色がいるが、♂に似た水色も。

モノサシ♀  

これも♀  

♀   

池にはコフキトンボ、ショウジョウトンボが追いかけっこ。

コフキ♂ 

抜け殻がいっぱい  ショウジョウトンボ♂

アジア オオイト

シオカラ産卵 交尾

開けた草むらに止まる橙色のショウジョウトンボは成熟で♂♀の判定が分からない。

  

ゴイシシジミは初見、もう産卵していた。幼虫は唯一、肉食だ。

   庭のとは少し違う クララ咲く

   マメコガネ ツヤコガネ

オオゴミムシ ウメモドキ

 カツオゾウムシ 

アオイトトンボ オオチャバネセセリウラギン  クロヒカゲ

  

コサナエ♀

 オナガサナエ

オオイト アジア♀

ルリ   クロミドリ?

梅雨の晴れ間、梅雨明けはまだ先だろう。   (2020.6.28)

 

 

 

 


モートンイトトンボ ヒメシジミ ヒメシロチョウ 

2020-06-26 | 自然観察

近くの田んぼに成熟したモートンイトトンボを撮りに。

なかなか色が変わらない。数頭、成熟し緑色に変化した♀を見た。

♀ 未成熟♂ 

少し足を延ばして、ヒメシロの里のモートンの様子も見に行った。

こちらも同じ良いようだったが、キイトトンボが成長していた。

 

 

 

 

 

  

  

  

 

ヒメシロに混じって、ヒメシジミも元気だ。

 

 

  

 

 


変わったタンポポ

2020-06-26 | 自然観察

   タンポポについては、私道に生えるエゾとセイヨウの雑種について興味を持ったのがはじまりだ。

その後、福大T先生からの依頼で、Hタンポポ博士を会津の里山に案内したことがあった。

また、3年前に滝沢峠で偶然に筒咲きタンポポを発見した。

以来、興味を持って見つめているが、タンポポは奥深い。

 

最近までに見つけた「変わったタンポポ」について概要をまとめる。                           

《その1 筒状の花》      発見 :2017.5.  市内一箕町 滝沢峠

 3年前の春、ときどき訪ねる畑の畦に、ちょっと違ったタンポポを見つけた。
菊の花に見たことのある、花びらが尖ったタンポポだ。その珍しいタンポポの発見は新聞記事に取り上げられた。その後、毎年このきれいな筒状の花を観察しているが、その土手一帯30~40mの範囲に自生していて、全国的にも例を見ないと思う。

 

    ↑ エゾ            ↑筒咲き

 

 

《その2 頭花が2つある筒状花》    発見 2020.5.14   市内一箕町 滝沢峠

 その筒咲きタンポポの自生地で、今度は、頭花が2つあるきれいな筒咲きのたんぽぽを見つけた。驚きの発見だった。また、地元紙に情報提供し早速、掲載された。
 常々の里山めぐりで、いろいろな昆虫や植物の異常に出会うことがあるが、ネットで検索すると、散見されるタンポポの異常はほとんどが帯化現象だ。茎の一部が着物の帯のような平らな形になる奇形の一種だが、今回のような正常な茎に2つ頭花が並んでいるものはない。
その後、この珍しいタンポポを,花から綿毛までの約2週間を、ほぼ連日通い観察した

   

 

《その3「枝分かれセイヨウタンポポ」》   発見:2020.6.河東町強清水林道

そんな矢先、今度は一種の帯化現象だろうか、幾分太目の茎が途中から二本に別れ、それぞれに頭花を付けているセイヨウタンポポに出会った。「枝分かれタンポポ」
その茎は縦に二本と見られる帯化のようなスジも見える。

   ←左:普通  右:[

枝分かれ]「ウィキペディア」には、
《 帯化は、植物の茎頂にある成長点で、頂端分裂組織に異常が生じることで起こり、茎や根、果実、花などが垂直に伸長したり、リボン状に平坦になるといった外見的な変形が見られる。》また、《帯化は、分裂組織の突然変異や遺伝的な原因のほか、細菌の感染や昆虫、ダニなどによる傷害を受けることで生じるとされる。》とある。
 この変異「頭花二つ」や「枝分かれ」は、いわゆる「お化けタンポポ」とは全く違うが、
一種の帯化なのだろうか。この変異は、環境変異なのか、遺伝的な突然変異なのだろうか。

 

《その4   オクウスギタンポポ》   市内に局所的に自生

 里山を歩いていて、忘れたころにシロっぽい花びらのタンポポを見つける。オクウスギタンポポだ。思い出すと4~5個所あるが、もうなくなっている場所も2個所ある。先日見つけた場所では、昨日農家の方が土手をきれいに刈っている最中だった。来年も大丈夫だと良いが・・・。市内でも見かけるが、少ない。
 レッドデータでは、秋田県では1類、山形県では2類に指定されているようだ。
オクウスギタンポポは総苞外片は突起がないのがシロバナタンポポと区別できる。
ネットには、オクウスギタンポポについて《近畿、中国四国地方で見られるキビシロタンポポと長野県周辺に分布するシナノタンポポの交雑に由来すると言われる5倍体タンポポ。》(新潟大学の森田教授推定)と。また、《頭花の外側に舌状花の淡い黄色の花弁が並び、中心付近はふつうの黄色の小花が並ぶ。総苞の外片は卵形、先が尖り、縁にやや毛が見られる。外片は内片の1/2程度。なお、ウスギタンポポと呼ばれたものは多くは誤解釈によるもので、本種と同じもの。》などとある。

 

     

 

 

 

 

 

 

 

 


モリアオガエル産卵盛ん

2020-06-19 | 自然観察

モートンイトトンボを観察した。発生から1週間になるが、♂も♀も体色はあまり変わっていない。

少し発生が遅いので心配したが、ここの田んぼの脇の手彫りの水路は、秋~春にかけて環境が少し変わっていた。

前にも生息場所が1年で消えたことがあった。

  

モートンイトトンボの生息の条件はなかなか難しく局地的発生で、全国的にも減少しているらしい。

国のレッドリストでは準絶滅危惧種だが、福島県では無印、県の調査はもっと厳しくありたいと思っている。

雨が落ちてきたので、ムカシヤンマの様子は見に行けなかった。

森のビオトープに寄ったら、しばらく行かない間に卵塊が5つも増えていた。

昨年は、モリアオガエルの産卵場面をじっくり観察できたのに、残念だ。

いずれも、オタマジャクシが水面に落ちる場所にしっかり産卵するものだと感心しきり。

  

成熟♂ 未成熟♂ ♀   モンシロチョウ  ヒメジャノメ ヒメウラナミジャノメ ハラビロトンボ

ルリシジミ ヤマトシイミ

 ウラクロシジミ

明日は雨はないようだ。ヒメシイミを初見したい。

久々に会合、飲みすぎ注意。

 

 

 

 


最小トンボ ハッチョウトンボ

2020-06-11 | 自然観察

今日あたりから、しばらく天気が崩れるとの予報、九州から東海までが梅雨入りしたらしいとの報道。

会津若松市の気温が全国一高かった(36.4℃)昨日、湿原にハッチョウトンボを訪ねた。

湿原周囲の静まりかえる林にはエゾハルゼミの声が響いていた。例年と何も変わらない。

湿原は、ワタスゲが見事だった。 初夏の風に揺れ、もう綿毛が飛び始めていた。

 

  

ハッチョウトンボ♂は既に大人の姿、真っ赤っかだった。

体長はわずか2cmほど、写真に撮るとなかなか大きさがわかりにくいが、ともかく、かわいいトンボだ。

いつかモウセンゴケに捕まったハッチョウトンボを助けた折、百円玉と大きさを比較したことがあった。

 

******************   参考 (2018.6.8 撮影) ********************************

 未成熟♂ 茶褐色   100円玉径約20mm

*****************************************************************************

元気に追いかけっこしていたオスは、羽化直後は橙褐色、真っ赤になるのに2~3週間かかるから、発生は5月初めだろう。

♀は目が慣れないうちは、なかなか見つからなかったが、交尾態を見つけてからはいくつも見つけることが出来た。

  

 

 

 

産卵の様子をゆっくり観察した。

交尾時間はわずか数十秒、離れると♀はすぐに打水産卵していた。

その間、♂は近くで離れずに見守っていた。

 

交尾 

産卵  

       

まわりにスイスイ飛ぶ青いイトトンボは皆オゼイトトンボ、盛んに連結産卵していた。

    

     

モウセンゴケに捕まらないことを願いながら、かわいいトンボを眺めた。

 

トキソウ ニッコウキスゲ

 サラサヤンマ出迎え

  エゾハルゼミだろう

ニホンアカガエル 

 

昨日の出合いをアップしていたら、気象庁から「東北南部が梅雨入りしたと見られる」と発表があった。

世の中の喧噪をよそに、ホシミスジが2頭、庭をスイスイ飛んでいる。

 

 

 

 


サラサヤンマ

2020-06-06 | 自然観察

ときどきこちらを観察しながらのホバリングパトロールがかわいい。

いつもゆっくりのサラサヤンマ撮影会だ。

 

 

    ♀らしい 

チョウもトンボも少ない。当たり前にいるようになったツマグロヒョウモン。

飛ばずに休憩が多いウスバシロチョウ。

あちこちで産卵行動が見られるが、卵で越冬するため、枯れ尽きる食草ムラサキケマンには産まない。

 

ようやく咲いたハクサンボク

 

(2020.6.6)

 


モートンイトトンボ キイトトンボ 

2020-06-05 | 自然観察

昨日の市内の気温32.9℃、季節の変わり目、こう暑いと身体が追いつかない。

昨年は五月下旬に姿を見せたモートンイトトンボ、そろそろか。

この美しいトンボの成長の観察が楽しい。

B地点は未だのようだが、D地域の休耕田にて発生を確認した。

 

未成熟♂ 未成熟♀

一方、既に発生したアマゴイルリトンボもすっかり美しい大人になった。(F地域で)

♀   

♀ 

♂ 

イトトンボ、一斉に孵化が始まった。

アジアイトトンボ未成熟♀ 

  ? モノサシトンボ キイトトンボ未成熟

オオイトトンボ

コサナエ  ハラビロトンボ

 ミヤマサナエ

ウスバシロチョウは産卵期  草の茂みを歩く歩く

  

ギンイチモンジセセリ  ヒメキマダラセセリ

  

  ホタルカズラ  トキワハゼ

ツルフジバカマにヤマトシジミ?メジロ

今度は、ヒメシジミ待ちか。

 


ムカシヤンマ

2020-06-05 | 自然観察

ウスバシロの森へ。ウスバシロも故郷から周囲へ旅立ち、少なくなった。

先日初見したムカシヤンマ、あのとき挨拶した個体だろうか。

今日は、肩に止まってくれるなど、しばらく付き合ってくれた。

  

    

 

  コチャバネセセリ

約1時間の観察で切り上げた。

庭にあちこち顔を出し始めたクロチクを掘った。約20~30cm掘ってようやく2本の根付きのものをゲット。

以前から竹屋の息子さんに頼まれていたものだ。取りあえず鉢に入れたが、何とか成長して欲しい。

我が家の庭、40年前に植えたクロチクが周囲に広がり、竹林になってしまった。

  今年もきれいに咲いた薔薇   3時ころに咲く

しばらくは、ゆっくり新緑の庭で休みたい。                                2020.6.3

 

(参考 拙ブログ)

○  トンボ 次々に 2018-06-03 | 昆虫    https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/a440566865778e9154521227a7e07d26

○  ムカシヤンマ  2017-06-06 | 自然観察    https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/242483980bd13712372015b9b2d30232

○ ムカシヤンマ  2014-05-26 | Weblog     https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/37bfaf019c457adfdc3912aa7855b1aa

 


ジャコウアゲハの成長

2020-06-02 | 自然観察

    

庭で冬を越したジャコウアゲハが次々に羽化したが、ニオイで分かるのだろうか庭に居座っている。

確認出来なかった蛹もあり、約10頭ほどが朝早くから一日中庭を飛び回っていた。

メスは3頭ほどか、食草のウマノスズクサの葉が小さい内から生み始め、おそらく50卵を越えるだろう。

2~3日前から孵化した幼虫、大きくなり始め分散が始まった。これからの食草難を心配している。

葉を裏返したりして観察している。

生まれたての褐色から毛の生えた黒色から、もう身体の突起が見え始めた個体もいる。

幼虫の近くに小さいクモが、我が子かわいいではないが、心配で退治した。

危険な自然界、見えない的に気をつけながら、無事に夏の空を舞って欲しいと願っている。

 

 


ムカシヤンマ登場 モリアオガエル産卵

2020-06-01 | 自然観察

夕方は雨降りの予報、2時過ぎに1時間ほどウスバシロの森へ。

  ピンクと白   コジャノメ

 

 ヒメウラナミジャノメ

今日は、そろそろムカシヤンマに会いたいと思ってきた。林を抜け、いつも触れ会う林道の登りで出迎えてくれた。

しかしいつもの馴れ馴れしさもなく、一瞬会釈して飛び去ってしまった。次回はゆっくりお話ししよう。

ムカシヤンマ 

オニアザミハルからヒメへ

運が良ければ,モリアオガエルの産卵に立ち会えるかと思い、ビオトープへ。

昨年のメグスリノキの横、丁度水面から1m70cmくらいのムラサキシキブの枝に、既に大きな卵塊が完成していた。 

 

    去年は運が良かった2019.6.8撮

周りのアヤメにクロアゲハがしばらく吸蜜していた。 

 

  シオヤトンボ♀     

次は,モートンイトトンボ、ハッチョウトンボに会えるかも。

 


 アマゴイルリトンボ 発生

2020-05-26 | 自然観察


久々にHポイントへ。 思いがけず、アマゴイルリトンボに会えた。

色づくまでは、モノサシトンボでは? などと疑ったりした。

  アマゴイルリトンボ未成熟♂

アカガネサルハムシに出会う。ヤマブドウの葉にいっぱいいた。ブドウの害虫だがきれいだ

 

フジハムシ イタドリハムシ

アカクビナガハムシ サシガメ 

アカスジカメムシ 

食事中ヒゲナガオトシブミ

 アカタテハ

サカハチチョウ ツバメシジミ♂

スジグロシロチョウ モンキチョウ

ヨツボシ コサナエばかり

赤井から磐梯を望む モリアオガエルそろそろ産卵 

妙に黄色い  トラフトンボが、テリトリーを往き来 

シロテンハナムグリ  クロハナムグリ

そろそろムカシヤンマもと思って立ち寄った山道、オニアザミガ咲き始めていた。

 

大木の朽ち木に,羽蟻の大群が次々に空を目指す光景に出会った。

アリの生態はよく分からないが、全てが大きな羽を付けていた。ムネアカオオアリの女王アリだろうか。

  

しばらくヘビが少ないな~と思っていたが、今日はシマヘビに3度も出あった。

いずれもスイスイ水中を泳いでいた。

みんな精一杯に輝いている。


トンボの季節

2020-05-19 | 自然観察

昨日は失態を演じた。”カードがありません”の表示を確認したのはそろそろ帰ろうかとした終盤。

いつも、撮った写真の確認などしないのが常だ。

幸先はよかった。田植えの終わったばかりの長原の田でカモシカとの対面,300mmの望遠でパチリ。

コンパクトデジカメも携行していたので撮った記録の約1/3はなんとかOKだった。

  

シオヤトンボに次いで,予想通りヨツボシトンボが姿を現した。エゾ、オゼイトトンボも例年通りだ。

 

エゾ 

オゼ アジアイトトンボ未成熟♀

 オオイトトンボ?コサナエ

トラフトンボ♀ 

♂ 

  

   

 

数日前に頭花が2つに別れている筒状タンポポを発見した。

草むらに、花が終わったあとの筒状花を探した。

綿毛の種を採って栽培してみたいと思っている。

筒咲きは,周囲のタンポポより遅い傾向,何株かが健在だった。

  

   

カード忘れはたまにあるが、遠出するときはあまりその失敗はなかった。

虫たちとのふれ合いは一期一会だ。がっかり落胆の厄日となった。

 

 


待ちどうしいウスバシロチョウ

2020-05-12 | 自然観察

近くのウスバシロの森をのぞくのが最近の日課となった。

今か今かとウバシロチョウのたおやかな舞いを見たくて小一時間の散策、楽しい。

 昨日もウスバシロは空振りだったが、周りの新緑もいよいよ濃く、虫たちも多くなった。

 コンロンソウ満開、ヤマツツジもボケも盛りで、マムシグサが頭を擡げていた。

クビナガオトシブミが葉に穴を開けていた。コメツキムシ、 タンポポには小さなアブ類が集う。

コメウツギの先端に花が開いた。

 

 コンロンソウ

 

 ハウチワカエデ

           マムシグサ

  コメウツギ シモフリコメツキ

イヌガラシ  チゴユリ

ガマズミ

ヤマツツジ ヒメコウゾトチノキモンキチョウ

羽化したて 

ヒゲナガオトシブミ♂ 

 

       ハリギリ ゼンマイ

 雨後の芸術作品

 

     筒状タンポポ

 キアゲハ オクウスギタンポポ

アゲハ(庭で)

フジ(庭で)     クマバチ(庭で)

 

(*)

一昨日の夜から体調を崩した。全身の蕁麻疹と不整脈だ。

昨日の午後は急に悪寒がして、がたがた震えた。

検温38.3℃、久々の炎症か、いつものR錠、F錠を服用して電気毛布を掛けて休んだ。

何とかおさまり今朝は気分よく黎明の磐梯を眺めた。 ちーと心配

5月予定の入院、コロナで秋に延期決まる。やれやれ。

 


ウスバシロチョウ初見  あはれ花びらながれ

2020-05-08 | 自然観察

今日もウスバシロチョウに会いに出かけた。

近間なのでほぼ毎日見に行くが、今年は発生が遅いようだ。 たぶん4月の低温が生育を遅らせたのではないだろうか。

ウスバシロの林ではまだ早かったが、帰り道に1頭を初見できた。残念ながら写真は撮れず。

あのたおやかな舞いもまもなく見られるだろう。

小一時間の予定だったが、いつものように寄り道。産卵が盛んなヒメシロの里へ回った。

田の土手は、最近草刈りしたようだ。産み付けられた新しいいのちが犠牲になった。

6年前から、町所有の広場や賛同頂いた一番上の土手は一部を刈り残してもらっている。

草原性のチョウは草刈りも必要だと思う。でも、いつでも食草があることは少しは気が休まる。

この辺一帯は,ツルヒジバカマがどこにも分布し、,絶滅の心配はない。

  

 

 

カラスノエンドウは食べない 

 ミヤマセセリ、トラフシジミ、ヤマトシジミ、ツバメシジミなどを初見できた。

ミヤマセセリ トラフシジミ

 ヤマトシジミ   ツバメシジミ 

 ルリタテハ 

 キアゲハ オドリコソウ

田の畦の手彫りの水路には,オツネントンボ、ホソミオツネントンボが盛んに産卵していた。

        シオヤトンボ♀

小学校の土手はきれいに草刈りが終わっていたが、オクウスギタンポポの数株が刈り残され、綿毛が飛んでいた。

先日丁度出会った、用務員さんが、その部分だけ刈り残してくれていた。感謝、感謝だ。

 

モンシロチョウ

林道の、遅ればせの山桜が吹雪のように散っていた。

  コンロンソウ

達治の”甃の上”をつぶやいた。我が青春の詩だ。

あはれ花びらながれ
をみなごに花びらながれ
をみなごしめやかに語らひあゆみ
うららかの跫音〔あしおと〕空にながれ
をりふしに瞳をあげて
翳〔かげ〕りなきみ寺の春をすぎゆくなり
み寺の甍〔いらか〕みどりにうるほひ
廂〔ひさし〕々に
風鐸〔ふうたく〕のすがたしづかなれば
ひとりなる
わが身の影をあゆまする甃〔いし〕のうへ

 

 

  


オクウスギタンポポについて

2020-05-06 | 自然観察

 タンポポについては、はじめは、私道に生えるエゾとセイヨウの雑種について興味を持った。

その後、ふとしたことで、タンポポ博士を会津の里山に案内したことがあった。

また、3年前に滝沢峠で筒咲きタンポポを発見した。

それ以来、興味を持って見つめているが、タンポポは奥深い。

里山を歩いていて、忘れたころにシロっぽい花びらのタンポポを見つける。

オクウスギタンポポだ。

思い出すと4~5個所あるが、もうなくなっている場所も2個所ある。

先日見つけた場所では、往き帰りに立ち寄るが、昨日は農家の叔父さんがその土手をきれい刈っている最中だった。

市内でも見かけるが、少ない。

レッドデータでは、秋田県では1類、山形県では2類に指定されているようだ。

東北地方に生える頭花が白っぽいタンポポだが、群生していることは少なく,点々と生えている。

オクウスギタンポポ 総苞外片は突起がないのがシロバナタンポポと区別できる。

ネットには、《近畿、中国四国地方で見られるキビシロタンポポと長野県周辺に分布するシナノタンポポの交雑に由来すると言われる5倍体タンポポ。》

(新潟大学の森田教授推定)

また、《頭花の外側に舌状花の淡い黄色の花弁が並び、中心付近はふつうの黄色の小花が並ぶ。総苞の外片は卵形、先が尖り、

縁にやや毛が見られる。外片は内片の1/2程度。なお、ウスギタンポポと呼ばれたものは多くは誤解釈によるもので、本種と同じもの。》など。

いつか,タンポポの分類について詳しく調べてみたいと思っている。