嶽南亭主人 ディベート心得帳

ディベートとブラスバンドを双璧に、とにかく道楽のことばっかり・・・

楽器としての柳宗理のステンレスボウル

2007-07-06 01:51:45 | ブラスバンド
柳宗理のステンレスボウル。直径25センチ。ちょっと深手。

スライスしたきゅうりを塩もみするときなど、勝手に手が動いてく感じがして、とっても使いやすい。

お料理が終わって、それを洗う。

おおっと、手がすべった。ボウルは、水道の蛇口に激突。

と、その時、軽やかに響く音が鳴った。

・・・・ぐおおーぅん、うん、ぅん・・・・

ああ、何たる良い音色。バリのガムランのゴングみたいだ。

もう一回、今度はすりこぎでカツーンと一発やってみる。

・・・・・ぐわわーぁん、うぁん、うぉん、ぅぉん、ぅぉん・・・・

おや、コレは何の音だ? はっきり音程がきこえる。それどころか、その5度上の音まで響いて「和音」になっている!!!

音が取れるまで、何度となくたたいてみる。

【結論】主たる音はD。その5度上は従ってA。

いやはや、これはものすごい。

ここまでくれば、調理器具であると同時に、立派な「楽器」である。主人に作曲の才がもしあらば、一曲、創り上げて差し上げたいくらいだ。

名づけて「キッチン・ガムラン」。どうでしょうか?

(いやこの題名、NHKの「あいのて」で、すでに曲になってたような気がするなぁ)

【今日のBGM】 J.ファン・デル・ロースト「プスタ~4つのジブシーダンス」

2007-07-04 01:07:26 | ブラスバンド
●J.V.Der Roost「プスタ~4つのジプシーダンス」

演奏は、オランダ空軍軍楽隊。指揮は、L.V.ディーペン
The Wind Music of Jan Van Der Roost Vol.1より

良い曲だ。PartⅢが特に主人好みである。

●Bela Bartok「弦楽四重奏曲 第4番」

演奏は、ベルク弦楽四重奏団。

第4楽章 アレグレット・ピチカートは、何度聴いてもよろしく、初めて聴いたときの感動は、いまも薄れていない。

でも、演奏としては、バルトーク弦楽四重奏団の節回しの方が好きだな・・・

●樽屋雅徳 「トビアスの家を去る大天使ラファエル」

演奏は、フィルハーモニック・ウィンズ大阪。指揮は木村吉宏。
ええとこどり Vol.1より。

なかなか面白いアルバム(序曲「バラの謝肉祭」が入っているから買ったのだけれども)。次集に期待。

・・・以上を聴きながら、トライアングルの原稿の推敲に勤しんでみる。

【今日のBGM】 高橋伸哉「グレート・ウェーブ ‐ 冨嶽三十六景『神奈川沖浪裏』-

2007-07-02 03:27:13 | ブラスバンド
●「饗宴Xのvol.2」より掲題の曲を。

演奏は陸上自衛隊中央音楽隊 指揮・武田晃

和太鼓とブラスのコラボはいい。ずっと昔の「NHK日本の響」、金管八重奏と和太鼓のアンサンブルを思い出す。

●同じく高橋作品で「写楽」。「写楽:ニュー・オリジナル・コレクションズ VOL.1」より。

演奏も上記と同じ。

老獪なサウンドでまずますの好演だが、大津SBの演奏の方が絶対に良い。
不平の最たる部分は、エンディングの「柝」の一発。
この曲がこの曲たる所以を象徴するこの部分で、

「ペシャン」

というような拍子木ではダメ×2(これが、小山清茂「吹奏楽のための花祭り」なら「杓拍子」で良かったのだけれども)。陸自中央ともあろうバンドが、この楽器選択はいただけない。

●D.ホルジンガー「春になって、王達が戦いに出るに及んで」

演奏は、R・フィッシャー指揮、コンコーディア大学ウィンドシンフォニー。「The Symphonic Wind Music of David R. Holsinger. Vol.2」より

ちょっと前にかなり流行ったこの曲だが、ボーカルサウンドが、えも言われず良い。

●E.ヴァレーズ 「アルカナ」

演奏は、R・シャイーのコンセルトヘボウ。

懐かしい。指出・弟にテープに落としてもらって聞きまくった時以来だとすれば、こうして聴くのは25年ぶりにもなるはずだ。