現オーボエ吹きのISさんにチケットを取っていただき、初シエナ。
仕事を振り切って、横浜にダッシュ。横浜駅西口からタクシーに乗り込む。運転手さんの好判断で、年末の金曜日の混雑ルートの回避に成功。スムーズにみなとみらい、大ホール前の入り口に到着。
なお運転手さん曰く、「ここの小ホールに行くって人がいたんですけど、どこで降りてもらうと一番良いんですかね?」 ホールの指定管理者たる横浜芸術文化振興財団におかれては、改善の余地こんなところにもありと承知されたい。
到着したときには、2曲目のエルザが始まっていたところだった。
<第1部>
●D.ショスタコービッチ:祝典序曲
←見逃した。残念。
●R.ワーグナー:エルザの大聖堂への行列
←上記の通り、客席では聴けなかった。
・・・でもなぜ「エルザの大聖堂への行列」が一般的な訳(googleヒット数は10900)なんだろう。「ワーグナーの歌劇ローエングリンで、ヒロインのエルザが、白鳥の騎士・ローエングリンとの結婚を決意し、大聖堂へ報告に向かう場面の曲」というなら、
「大聖堂へのエルザの行列」(googleヒット数は1030)
とした方がいいと思うのだが。お恥ずかしいことに、「エルザ大聖堂」なる建造物があるのだろうと、高校生の頃まで思い込んでいた・・・
閑話休題
●A.ゴーブ:メトロポリス
←Jazzyでファッショナブルな佳曲。エンディングには、ちょっとびっくり。
<第2部>
佐渡・シエナ×岩井直ひろ!
←3月発売予定のDVDをお楽しみにされたい。「アフリカン・シンフォニー」は、涙なくしては聴けませぬ(と、ネタバレを少々)。
<第3部>『ショスタコービッチ生誕100周年』
いよいよ、この演奏会の眼目。
●ジャズ組曲第1番より ワルツ、ポルカ、フォックス・トロット
←組曲第2番、それも第2ワルツを期待していたのだが、この第1番の演奏も、各奏者の個性が際立ちつつ、ショスタコの「味」が存分に引き出されていて、実に良かった。特にトロンボーンには座布団一枚、進呈したい。また特筆すべきは、この「
編成」(詳しくはDVDを参照のこと)。
●二人でお茶を 【新編曲初演】: 編曲 D・ショスタコービッチ/真島俊夫)
←オケ版でしか聴いたことがなかったこの曲。この編成で聴くと、オケとは違った良さがある曲だと知った。
●交響曲第5番「革命」より第4楽章
← 熱演であった。
さて恒例の「みんなで星条旗」を見るのも、これが初めて。ISさんの旦那さんもラッパ持参で参戦なさった。
チューニング。シエナメンバーだけの時にはAだったものが、この時には、やっぱりB♭。この感覚、実に懐かしい。
「楽器ならば何でもOK」というのは確かに本当で、チューバは言うに及ばず、タンバリンあり、二胡あり。さらには、指揮棒を楽器と言えるのか、いまだに納得はいかないが、佐渡さん「以外」にも、目視できただけで、
舞台に指揮者が10人以上もいる!
主人も、できればHrで舞台に上ってみたいが、ない袖は振れないので、何か別の楽器を考えようと思った。例えば、サンバ・ホイッスルなどは如何であろうか(笑)
演奏会終了後、なんとか、Obのもも先輩にも挨拶できた。またISさんご夫妻との歓談も、大いに盛り上がった。
末文ながら、ISさん、ほんとにありがとう! また是非行きましょう。