嶽南亭主人 ディベート心得帳

ディベートとブラスバンドを双璧に、とにかく道楽のことばっかり・・・

いまからちょうど70年前

2006-02-26 22:13:18 | 追憶
のこの日、マイ・ヒーローである高橋是清翁が凶弾、凶刃に倒れた。

享年、83歳。

軍部からの予算要求に抗い、蔵相として、36時間をかけて閣議で説得を図った3ヶ月後、青年将校のテロにより、赤坂表町の私邸にて落命。

結局、国家予算に占める軍事費は:

1936年度予算で、47.2%であったものが
1937年度予算は、69.0%にまで跳ね上がることになる。

農村の荒廃を憂いた青年将校の心情がわからぬ訳でもない。しかし:

【どんなに政治が腐っても、政治家の命まではとってはならぬ】

政治家も人の子であって、自らの命が危なくなると「びびる」のである。そして、自らの保身のために、とんでもない政策決定に迎合するようになるのである。

政治が軍部をとめられなければ、国は誠に危うい。

2.26事件は、たかだか70年前の出来事である。

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