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澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

「ウクライナ侵攻」に鈍感なマスメディアと政治家たち

2022年02月24日 15時00分44秒 | 政治

 先ほど、ロシア軍のウクライナ侵攻が伝えられた。

 TVをつけてみると、二つのワイドショーがこのニュースを採りあげていて、専門家へのインタビューを流していた。だが、コメンテーターと称する人たちの発言となると、思い付きや、誰かのコピーみたいな話ばかり。それはそうだろう、お笑い芸人あがりの連中のコメントなんて、異国での突発的な大事件なんて論評できるはずもない。東国原某が「これで、中国は台湾に侵攻しやすくなった」と言い、それには同感したものの、所詮、新聞社説のような皮相的な発言に過ぎない。

 NHKは国会中継(参院予算委員会)をしていたが、この臨時ニュースに切り替わったようだ。国会に貼り付けられていた岸田首相は、急遽、官邸に戻り、国家安全保障会議(NSC)の開催を招集した模様だ。これでわかるのは、日本国は、緊急事態に即応しにくい政治体制ということ。予算委員会で野党から「森友問題」の類をぐちぐちと責められるのを、首相は一日中耐え忍ばなければならない。もし、大統領制の国であれば、こんな無駄な時間を費やす必要はないはずだ。もっとも、優柔不断の岸田首相では、同じことなのかも知れないが。

 昨日まで「オミクロンは怖い」と煽っていたTVワイドショーは、これからはウクライナ一色で視聴者を引き付けるつもりなのか。所詮、定見も知見も持たないTV局の連中が作る番組の「平和」「国際社会」「国際秩序」なんて言葉は、空虚な戯言だ。まさに、眼前のウクライナが、そのことを示している。相手の侵略の意図を踏み止まらせるに十分な軍事力を持たない限り、「平和」なんて続くはずもない。そのことに気づかないと、大変なことになると思う。

 世襲政治家、日本医師会の開業医、コネ入社のTV局員。それに萬世一系の高貴な方々。そういった人々が「平民」の上に立って統治するというこの国。万が一、尖閣有事、台湾有事が起きても、彼らはだんまりを決め込み、何もしないだろうという予測が立つ。ウクライナ侵攻の経緯を見ても明確なように、バイデン大統領が日本を守るために米軍を動かすことなどあり得ない。一蓮托生のこの島国に明るい未来はないと思えてくる。 

 

 

ロシア軍、ウクライナ南部上陸 全面侵攻に

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24日、ロシアによる軍事作戦の決定表明後のウクライナ首都キエフ(ロイター=共同)
24日、ロシアによる軍事作戦の決定表明後のウクライナ首都キエフ(ロイター=共同)

米CNNテレビによると、黒海に面した同国の港湾都市オデッサでも複数の爆発音が聞かれたという。ウクライナのクレバ外相はロシアが「全面的な侵攻」に踏み切ったと述べた。



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