イタリアお気楽日記

イタリア生活8年目。楽しい事だってあるけど、つらい事だってあんのよねぇー。

和風マリア様。

2006-12-09 21:48:27 | イタリアの都市
みなさぁ~ん、年末が近いですが
体なんか壊してませんかー

あたくしgelliusかなり健康なようです
お肌もつやつやです
やっぱりカルロと働いてないってだけで
違うもんなんだわぁ~ でもちょっと暇・・・

そんなあたくす、こないだ元職場の常連客夫妻に
クリスマスプレゼントじゃぁ~ん
おうちの形をしたキャンドルライト(っての?)



ろうそく中に入れると窓から明かりが見えて、
煙は煙突から出るんだぜぇ  きゃわいぃぃぃ

この常連客ダンテ夫妻はかなりいい人達でね、
ダンテは有名な手の皮膚の移植の先生(?)かなんかで、
飲んでない時も酔っ払いみたいに変わった人でね、
喋りだしたら止まらずに、全く人の話には耳も貸さない

その上とっても物知りで叶姉妹の事だって知ってるのさ
(読んでない人こちらどぞどぞ)

そして、奥さんなんて
旦那の稼ぎを全て身に着けてみました(´0ノ`*)オーホッホッホ!!
って感じで頭の先から足の先まで
ブランド物+細木数子顔負けの宝石をジャラジャラつけてんのに
すんげーーーーーいい人でねぇ。

しかし、あの服装は大阪のおばちゃんも顔負けですよ

シャネルの眼鏡に、
カバッリの金色ジャケット@裏地はひょう柄
エルメスのTシャツにヴェルサーチのジーパン履いて、
グッチのベルトして、
シャネルのでっかーーーいカバンを持つ手にはこぶしくらいの宝石みたいな
まっまぶしすぎる・・・ 

だけど、イタリア人女性特有のツンケンが全くなくって
仕事を辞めた外人のあたくしにまで、
ここまで気を使ってくださるなんてもう感激

実はこの二人チヴィタヴェッキアという街の人で、
彼らが結婚式をあげた教会がこれまた変わった教会なんです

教会の名前はCHIESA DI SS MARTIRIと言うんですが、
何が代わっているかというと、
なんとここの壁画が日本人によって書かれているんですねぇ

1597年長崎で殉教した26聖人の中に、
フランチェスコ会の宣教師、信者が多かったために
チヴィタヴェッキアの聖フランチェスコ教会に記念をと言う事で
20世紀半ばにローマで画家として活躍した日本人画家長谷川ルカ画伯が、
1951年から1957年までの年月をかけて描いたということなんです

ここで、長谷川画伯がこちら

 


なんか、近所のオッちゃんみたい気難しそうな感じね。

そして、教会内部はと言うと、
じゃぁ~ん



日本語も書いてあるのねぇ。

そして、ダンテが
『僕達の結婚式を挙げた教会のマリア様はアーモンドの目なんだよぉ~
 特別なのさぁ~
(イタリアではあたくし達の目は”アーモンドの目”と呼ばれてます。)

なんてすっごいうれしそうに言っていたマリア様の絵がこちら



ほんとだぁーーー!
和服着てるぅぅぅーーー! 『ちゃーん』って聞こえてきそう

でね、この他にも

こんな壁画があって、



実は彼、長谷川氏、
自画像をちゃっかり描いてるんですねぇ( ´,_ゝ`)プッ
印してみたけどわかるかな?

きっとこういうつながりもあってダンテ夫妻はあたくし達によくしてくれるのかなぁ。
素敵な夫婦だわぁ~
あーイタリアこんな人ばっかりだったらいいのにぃ(´ー`*)。・:*:・ポワァァン



でも、ちょっとお返し困ったななんて思ってみたり。
だって、あーた、相手は超☆大金持ちなんですから
大抵の物は家にあるでしょぉ。

ちょっと考えなくっちゃねぇ





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