世界の国家、「押しつけの無い概念」

広い視野で考えた場合、「米連邦政府」は考え方を改め、「兵器、兵力の削減」の為の「各国間合同の協議」が必要。

他国に恐怖と混乱の導火線になりうる「MD拡張」は誤った考えだ。

ここで言う「各国間合同の協議」とは「ロシア」、「中国」、「EU」と「各核保有国」と「米国」である。

重要なのは「武器を持っている総ての国家」での協議である。


以前、ロシアと米国はそれぞれ「ICBM」の削減、解体に成功した例があり、それと同じような考え方で、そこに「中国」も参加してもらい、協議すべきだ。

ロシアにとって、近隣国に「米国管理のMD配置」を行なうという事は、「ロシア国内にミサイル打ち込んでいいよ」と言う事と同義であろう。

個人的には「そんな話、米国は良く出来るな、、、」と思ったところだ。


世界各国で「最も危険な国家」はどの国なのであろうか？、、、。

「イラン」であろうか？、、、「北朝鮮」であろうか？、、、全く違う。


ほとんどの国で「米国」と回答するであろう、、、。


これらの事が「米国以外の国家」での「更なる兵器開発」に結びついているのである。

兵器売却企業と結び付き、「兵器ビジネス」をワザと行なっていると言う事も言える。

基本的に、本来行なってはならないビジネスを行なっているから、「問題の連鎖」更には「拡大」するのである。


最終的に、「行き着くところ」は「武力、武器を所有する」という事は、「武器を持つだけで強くなる」と「思う気持ち」、その時点から「自らと一心同体」と言う「錯覚」がおこるのである。

この錯覚により、「強い兵士」、「強いアメリカ」、個人であれば「俺は強い！」と言う「幻想」を生み出し、その後「思考の暴走」、「行動の過ち」、場合によっては「戦争」となってしまう。


先に述べた事件、「武器を所有した強盗」、少し前の「レイプ魔」も同じなのであろう。


「米国」と武器を所持出来る、「他の国家」の「武器ビジネス」、「産業」は「廃止すべき」だ。

更には、武器所有を認めると言う「文化」そのものも「廃止へ移行」すべきである。

これも問題の連鎖の根源的思考の一つである。



この問題は「世界同時に行なう必要」があり、「関係国で協議、決定」すべき事項である。



「ブッシュ大統領」、又は「ネオコンの類」は「神の祝福」、「恩恵」、「福音」など「非科学的、非現実的」な「実体の無いもの」を片手で握りしめ、もう片方で米国民を誤摩化してきた。


現時点でのイラク、アフガニスタン、イスラエル、パレスチナの状況をよく考えて見るべきだ！。


「米国が介入」した「日本以外の総ての国」で「混乱、混沌」が発生し、「全く平和になっていない！」。


残ったものは「悲惨な悲劇」、「混乱と混沌」、それにより発生した「人々の不満」、それが「怒りに変化」し、新たに「悲惨な悲劇」に、、、。

過去に発生させた過ちをを「ループ」のように未だに繰り返しているのである。


米連邦政府が行なうべき事は、「イラク、その他の国からの撤退」が最も重要かつ必要である。


その一言である。


ブッシュ大統領の「あと１０年駐留」等と言うのは論外である。

大規模長期駐留となれば混乱は収まらず、先に示した「悲劇のループ」が終わらない。

米国には「サブプライム問題」など「異常な重荷」になっている問題があるが、「イラク問題」については「撤退する事」により、「問題の種」が減ると言う事になる。

暫くの間、イラク政府、イラク国内環境は混乱すると思うが、徐々に平静に戻ってゆく事が出来る。

世界的に見て金融についても同じように、問題を自らで発生させ、その問題が「ブーメラン」のように「米国自体に戻ってゆく」のである。

「ほとんどの巨大な問題の根源」は「米国」又は「その頂点の者」にあるのである。

結果的には「得」ではないが「自業自得」、「米国は自爆」したということになる。



話は変わるが、「生物の多様性」という事は非常に重要だが、人間の世界においても同じ事が言える。

国家であっても、企業であっても、グループであっても同じだ。

自らの周りに「全く同じ思想、思考」の「人」だけの場合、将来どのようになるのか？、、、。

小グループで考えてみても同じだ。

例えば、ある種の問題にぶつかった時、「その筋の専門家ばかり集まっている集団」であれば、比較的簡単に問題解決しやすい。

しかし、その集団が全く分野外の問題にぶつかった時、対応に苦慮するか、場合によっては解決が出来ない事もありえる。


この事を視野を広げてみると「現状の世界情勢」、又は「未来の世界情勢」と同じになる。


国家的思想、宗教でも同じである。


「単一」、「統一的概念」は結果的には「体質を弱くする」のである。

思考の「「単一」、「統一化」」を行なった場合、その分だけ滅びやすくなると言う事が言える。



地球上の生物、又は生物の遺伝子DNAを考えて見るべきだ。

様々な個体が存在、まれに遺伝子の変化が発生した事により、生物は脈々と生き続けられるのである。

この事は「思想」でも当てはまる。

「「単一」、「統一化」」は「解決困難な問題」が発生した場合、滅びるのである。

「単一」、「統一的概念」は押し付けてはならない。

相手が「希望する時のみ」それを実行すべきだ。

この押しつけにより、小さな歪みが生じ、それが経済、社会に拡大、更には国家や国家間に及ぶと言う事だ。

この「押しつけの無い概念」を国家のトップは各国間と協議し推進すべきだ。


企業経営でも言うではないか、「経営の基本」、「三本柱」と、、、。


多種多様な文化、思想があってこそ、「正常」であり、「面白い」のである。