2019年6月28日 読売新聞
全国の大学病院で診療を行う医師、歯科医師(教授から助教の教員除く)のうち、7%の2191人は勤務実態があるのに給与が支払われていない「無給医」と確認されたことが28日、文部科学省の調査でわかった。
医師免許を持つ大学院生や専門医を目指す専攻医らが大半で、「自己研さんにあたる」などとされていた。労働基準法に抵触する可能性があり、文科省は労務管理を改善するよう各大学に通知した。
調査は国公私立99大学の108付属病院が対象。昨年9月時点での3万1801人の給与支給などを調べた。
その結果、2191人が、「自己研さんや研究」の範囲を超えて勤務実態がある「無給医」と判断された。順天堂大医学部付属順天堂医院(東京)が最多の197人。北海道大学病院(北海道)146人が続き、計50病院で無給医の存在が確認された。
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