「しんどいということから逃げたいと思うのは当然。でもそれに立ち向かっていくことは、人としてすごく重要」
イチローさんは強い信念で道を切り開いた。
イチローさんの代名詞の一つともなった「ルーティン」。
ナイターの場合、午後3時ごろに球場入りする。
ロッカーの前の床に寝転んでストレッチ。
体をほぐした後、打撃練習で汗を流し、9台のトレーニングマシンを使って筋力を鍛え、ストレッチ。
午後6時15分から打撃マシン相手に約10分間、打ち込んで準備が完了。
イチローさんがルーティーンを重んじたのは、体のわずかな異変にも気づきやすいから。
「ウオーミングアップをあそこまで全力でやる選手はいない。野球に取り組む姿勢はナンバーワン」とヤクルトの宮本ヘッドコーチは言う。
イチローさんが野球と真摯に向き合う姿勢は、選手たちの野球に取り組む姿勢も変えた。
後進に与えた影響も無視できない。
イチローさんがプロ野球のシーズン最多210安打(当時)を放った1994年、球界で右投げ左打ち野手は19・1%だったが、今季(支配下選手)は36・9%。
内野安打も多かったイチローさんの影響を指摘するのは、愛工大名電高時代の恩師の中村豪元監督だ。
「親に勧められ、左打ちする子が多くなった。ああいうヒットを重ねるイチローに憧れる子が出てきた」。
左打者が増加するにつれて左投手の需要が高まるなどの変化も生まれた。
球界に新たな風を吹かせたイチローさんが期待を寄せる次世代の筆頭がエンゼルスの大谷だ。
「世界一の選手にならなきゃいけない。投手で20勝して、翌年に50本塁打を打ってMVPを取ったら化け物ですよね。でも想像できなくないですから」。
いくつもの「不可能」を「可能」にし、ファンを魅了し続けてきた男の思いは後輩たちに託された。(毎日新聞)
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