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潜水士の死亡事故が起きた高速フェリー 2018年10月
2018年10月、北海道函館港で高速フェリーの船底で潜水士の男性が清掃作業中に死亡した事故で、函館簡易裁判所は6月9日、当時の船長と一等航海士に罰金50万円の略式命令を出しました。
この事故は2018年10月、函館港で高速フェリーの船底を清掃していた潜水士(当時38)が船のバランスを整える金属板に挟まれて死亡したものです。
函館海上保安部は、連動する装置の電源を切るなどの事故防止策が不十分だったとして、2019年11月、高速フェリーの当時の船長(当時59)、一等航海士(当時34)、機関長(当時59)の3人を業務上過失致死の疑いで書類送検していました。
函館地検は6月1日、潜水士が作業中に船底の機器を動かすのを禁止することや、あえて動かす際には潜水士を陸上に退避させるなどの事故防止策を怠っていたとして、当時の船長と一等航海士を略式起訴。
函館簡易裁判所はこの2人に、6月9日付けで罰金50万円の略式命令としました。
一方、一等航海士の指示で装置を動かした当時の機関長について函館地検は1日付けで不起訴処分としました。
UHB 北海道文化放送
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