その男は、刑務所帰りで、現在は保護観察に身である。
その男の保護司は35歳の女で、旦那がいる。
「自宅に來るネイちゃんを犯してやるか」前歯が何本か損失している男は、不敵な笑みを浮かべる。
保護司が殺されたニュースには、慄然した。
保護司は無償報酬であり、しかも単身で対応している。
なぜ、複数で保護観察中の人に対応しないのか、そのことも誠に不可解だ。
よせばよかったのに、男に酒を何度か奢る。
そのことで、男がストーカーとなり、まとわりつき、約1年が経過する。
相手に甘い顔を相手に見せたのは、<身から出た錆>と自嘲するばかり。
生活保護を受け、酒とタバコを買う金に窮している男の存在は実に執拗で不気味な存在なのだ。
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