ヤングケアラープロジェクトとは

2020年04月09日 17時16分44秒 | 医科・歯科・介護

勉強や仕事をしながら家族を介護する子どもたち・若者たちがいます。介護を担うことで多くのことを学び、家族との結びつきを強く感じたり、判断力が磨かれたりする一方で、介護をすることによる悩みや困りごとも抱えています。 役割・責任が、その年齢に不釣り合いなものであるとき、心身の発達や人間関係・就学・就職などが影響を受けているとき、自らの社会生活や家庭生活・人生設計に影響があるときにはサポートが必要になります。

若い世代のケアラーを支えるしくみを一緒に考えていきましょう。
 

ヤングケアラープロジェクトの5つの柱

1) ヤングケアラーの実態とニーズの把握、および調査方法の開発
2) 効果的な支援プログラム作り・ツールの開発
3) 人材育成(専門職と市民)
4) 支援の推進体制についての提案
5) ヤングケアラーについての啓発・広報

ヤングケアラーとは

◎ヤングケアラー(子どもケアラー)
家族にケアを要する人がいる場合に、大人が担うようなケア責任を引き受け、家事や家族の世話、介護、感情面のサポートなどを行っている、18歳未満の子どものことです。ケアが必要な人は、主に、障がいや病気のある親や高齢の祖父母ですが、きょうだいや他の親族の場合もあります。

◎若者ケアラー
18歳~おおむね30歳代までのケアラーを想定しています。ケアの内容は子どもケアラーと同様ですが、ケア責任がより重くなることもあります。若者ケアラーには、子どもケアラーがケアを継続している場合と、18歳を越えてからケアがはじまる場合とがあります。

◎子どもたち・若者たちが担っていること
・家事:料理や洗濯、掃除など
・一般的なケア:投薬管理、着替えや移動の介助など
・情緒面のサポート:見守り、声かけ、励ましなど
・身辺ケア:入浴やトイレの介助
・きょうだいの世話:世話、見守り
・その他:金銭の管理、通院の付添い、家計を支えるための労働、家族のための通訳など

 

 

 


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