たとえ1回でも乱用にあたります。
乱用される薬物は脳などの中枢神経に作用し、多幸感や酩酊(めいてい)、幻覚等の効果を現しますが、その一方で薬物依存を形成し、様々な精神異常をきたすなど、取り返しのつかない弊害をもたらします。
薬物の依存と耐性
乱用される薬物には、依存性と耐性があります。この2大特性が、薬物乱用者が
中毒に陥り、止められない状態になる原因となっています。
精神依存:快感を求めたり、疼痛や不快感を避けるために、薬物を使用したいという精神的な欲求が起き、薬物がやめられない状態をいいます。
身体的依存:薬物の使用を減らしたり、やめたりして、薬物の効果が弱まったり消失したりすると、震えや発汗、疼痛、痙攣など身体的な症状である退薬症状(いわゆる禁断症状)が現れる状態のことをいいます。
耐性:薬物を繰り返し乱用していると、薬物効果が次第に弱くなり、同じ効果を得るために薬物量を増やさなければならない状態のことをいいます。
薬物乱用に関するQ&A
Q 一回くらいなら、薬物を乱用しても大丈夫ではないですか?
例え一回だけでも、薬物乱用は危険です。薬物乱用の最も恐ろしい特徴は、何度でも繰り返し摂取したくなる「依存性」を持っていることであり、一回の乱用でも依存症になってしまう危険性があります。「一回だけなら・・・」という甘い考えで薬物を乱用し、依存症に陥ってやめられなくなるケースが多いだけでなく、量によっては一度でも死んでしまうことさえあります。
Q 依存症になってしまっても、薬物をやめれば元に戻るのではありませんか?
一度依存症になってしまうと、自分の意思だけでは薬物乱用をやめることが難しくなります。依存症を完全に治療することは大変難しく、薬物の誘惑と一生戦い続けることになります。また、乱用をやめ、治療によって普通の生活に戻ったようでも、ストレスなどのほんの小さなきっかけで幻覚・妄想などの精神異常が再燃するフラッシュバック(自然再燃現象)の危険が常につきまとうなど、薬物乱用の害が半永久的に続きます。
Q 薬物にはダイエットに効果があったり、集中力が上がって勉強に集中できるものがあると聞きましたが、本当ですか?
そのような効果は全くのウソです。薬物の中には一時的に食欲をなくしてしまうものがありますが、薬物の効果がなくなると一転して食欲が非常に強くなってしまうなど、ダイエットに効果はありません。また、集中力についても、薬物の効果で集中できているような気がしているだけで、実際には意味不明な行動を取っていたりします。薬物乱用によいことなど何もありません。
Q 薬物乱用のきっかけはどういうものがありますか?
先輩や同級生、仕事の同僚などに勧められたり、また偶然参加したパーティーや海外旅行先で、軽い気持ちで手を出してしまうケースがほとんどです。
例えば、「やせる薬だから」、「疲れが取れるよ」、「いやなことが忘れられるよ」、「勉強ができるようになるよ」、「みんなやっているから、1回だけなら平気さ」などと言われて、薬物乱用の恐ろしさを考えずに、はじめは好奇心から安易に使い始めています。
ところが、依存性が非常に強いため、ちょっとだけのつもりがなかなかやめられなくなってしまうのです。
Q 薬物乱用で苦しむのは個人であり、他人には関係なく、迷惑もかけていません。薬物の乱用は個人の自由ではありませんか?
薬物乱用が法律で厳しく禁止されているのは、薬物乱用が心身に多大な害を及ぼすだけでなく、薬物乱用を原因とした重大犯罪を引き起こしたり、薬物乱用が国際テロ組織や暴力団等の犯罪組織の資金源となったりすることがあるからです。
薬物乱用による精神障害により、周囲に暴力をふるうなどの異常行動を取るようになり、薬物を手に入れるために財産も仕事も失い、家庭は崩壊し、生活は完全に破綻します。最終的には、薬物を求めて殺人・放火などの凶悪な事件を起こすだけでなく、その資金は社会全体の安全を脅かす犯罪組織に利用されてしまいます。このように、薬物乱用が「個人の自由」とは到底認められるものではありません。
警察庁が発表した平成29年中の薬物情勢によると、覚醒剤事犯の検挙人員は前年に比べわずかに減少したものの、依然として1万人を超えており、また、大麻事犯の検挙人員は4年連続で増加し、3,000人を超え、若年層を中心にその乱用が拡大している状況です。
そこで、薬物乱用防止に係る広報啓発活動の充実強化のため各種運動・月間を下記のとおりご紹介いたします。
また、薬物使用の危険性・防止について、家庭や友人で考えていただくために関連サイトと、県相談窓口も併せてご紹介いたします。
薬物乱用を防止するためには、早い時期からの薬物乱用の危険性・有害性などについての正しい知識を身につけることが必要であり、市内小中学校では、薬物乱用防止関連のチラシ配布を行っていますので、薬物乱用防止について各種運動・月間中で家庭でも話し合う時間を持っていただければ幸いです。
覚醒剤・危険ドラッグなどの薬物乱用の拡大が、深刻な社会問題の一つとなっています。
特に、大麻の乱用が全国的に10代から20代の若者を中心に急増し、中高生にまで広がりを見せています。大阪府においても、未成年の大麻事犯が平成25年から5年連続で増加しており、薬物乱用の低年齢化が危惧されています。
本月間には、薬物乱用に関する正しい知識を啓発するため、大阪府内各地において、ポスター掲示、街頭キャンペーンなど、薬物乱用防止啓発広報活動を重点的に実施します。
期間 7月1日~7月31日
かけがえのない自分、かけがえのない健康(中学生用)
心の健康、喫煙・飲酒・薬物乱用、感染症などについて、保健学習及び保健指導を実施するにあたり、効果的な指導及び自己学習が行えるよう、補助資料を作成しました。 喫煙・飲酒・薬物乱用、感染症、心の健康、現代的な健康に関する問題などについて、基本的な事項及び関連資料を掲載していますので、1、2、3学年を通した保健教育の資料としての活用、また、道徳、特別活動、総合的な学習の時間などにおける補助資料としての活用など、保健学習と保健指導を組み合わせて御活用ください。
第1章 総論
自分の健康や将来について考えたことがありますか?
健康に大切なことって何でしょう?
第2章 心の健康
「自分について」見つめてみよう、考えてみよう!
自分の良さを知っていますか?
欲求やストレスについて考えてみよう!
ストレスへの対処法を身に付けよう!
コミュニケーションの方法を身に付けよう!
第3章 喫煙、飲酒と健康
たばこの煙には様々な有害物質が含まれています!
喫煙が引き起こす病気を知っていますか?
たばこの歴史と新しい動きを知ろう!
未成年者を喫煙の害から守るための社会的対策を知ろう!
アルコールの影響を知ろう!
急性アルコール中毒のおそろしさを知っていますか?
長期にわたる大量飲酒が引き起こす病気を知っていますか?
未成年者を飲酒の害から守るための社会的対策を知ろう!
喫煙、飲酒 Q&A
第4章 薬物乱用と健康
薬物乱用ってどういうことだろう?
薬物乱用の悪循環のおそろしさを知ろう!
薬物乱用によってこんなことにも!
薬物乱用に対する社会的対策を知ろう!
薬物乱用 Q&A
第5章 考えてみよう!話し合ってみよう!
喫煙、飲酒及び薬物乱用行動につながる様々な要因を知ろう!
メディアからの影響を知ろう!
仲間からの影響を知ろう!
みんなで考えよう!
家庭でも話し合おう!
第6章 感染症
感染症について知ろう!
感染症っていつごろからあったの?
感染症を予防する方法ってあるの?
手洗いとうがいが大切!
感染症 Q&A
性感染症について知ろう!
「エイズは自分と関係ない」と思っていませんか?
HIVはどのようにしてうつる(感染する)の?
HIVに感染するとどうなるの?
誤解や偏見をなくしましょう!
エイズ Q&A
乱用される薬物は脳などの中枢神経に作用し、多幸感や酩酊(めいてい)、幻覚等の効果を現しますが、その一方で薬物依存を形成し、様々な精神異常をきたすなど、取り返しのつかない弊害をもたらします。
薬物の依存と耐性
乱用される薬物には、依存性と耐性があります。この2大特性が、薬物乱用者が
中毒に陥り、止められない状態になる原因となっています。
精神依存:快感を求めたり、疼痛や不快感を避けるために、薬物を使用したいという精神的な欲求が起き、薬物がやめられない状態をいいます。
身体的依存:薬物の使用を減らしたり、やめたりして、薬物の効果が弱まったり消失したりすると、震えや発汗、疼痛、痙攣など身体的な症状である退薬症状(いわゆる禁断症状)が現れる状態のことをいいます。
耐性:薬物を繰り返し乱用していると、薬物効果が次第に弱くなり、同じ効果を得るために薬物量を増やさなければならない状態のことをいいます。
薬物乱用に関するQ&A
Q 一回くらいなら、薬物を乱用しても大丈夫ではないですか?
例え一回だけでも、薬物乱用は危険です。薬物乱用の最も恐ろしい特徴は、何度でも繰り返し摂取したくなる「依存性」を持っていることであり、一回の乱用でも依存症になってしまう危険性があります。「一回だけなら・・・」という甘い考えで薬物を乱用し、依存症に陥ってやめられなくなるケースが多いだけでなく、量によっては一度でも死んでしまうことさえあります。
Q 依存症になってしまっても、薬物をやめれば元に戻るのではありませんか?
一度依存症になってしまうと、自分の意思だけでは薬物乱用をやめることが難しくなります。依存症を完全に治療することは大変難しく、薬物の誘惑と一生戦い続けることになります。また、乱用をやめ、治療によって普通の生活に戻ったようでも、ストレスなどのほんの小さなきっかけで幻覚・妄想などの精神異常が再燃するフラッシュバック(自然再燃現象)の危険が常につきまとうなど、薬物乱用の害が半永久的に続きます。
Q 薬物にはダイエットに効果があったり、集中力が上がって勉強に集中できるものがあると聞きましたが、本当ですか?
そのような効果は全くのウソです。薬物の中には一時的に食欲をなくしてしまうものがありますが、薬物の効果がなくなると一転して食欲が非常に強くなってしまうなど、ダイエットに効果はありません。また、集中力についても、薬物の効果で集中できているような気がしているだけで、実際には意味不明な行動を取っていたりします。薬物乱用によいことなど何もありません。
Q 薬物乱用のきっかけはどういうものがありますか?
先輩や同級生、仕事の同僚などに勧められたり、また偶然参加したパーティーや海外旅行先で、軽い気持ちで手を出してしまうケースがほとんどです。
例えば、「やせる薬だから」、「疲れが取れるよ」、「いやなことが忘れられるよ」、「勉強ができるようになるよ」、「みんなやっているから、1回だけなら平気さ」などと言われて、薬物乱用の恐ろしさを考えずに、はじめは好奇心から安易に使い始めています。
ところが、依存性が非常に強いため、ちょっとだけのつもりがなかなかやめられなくなってしまうのです。
Q 薬物乱用で苦しむのは個人であり、他人には関係なく、迷惑もかけていません。薬物の乱用は個人の自由ではありませんか?
薬物乱用が法律で厳しく禁止されているのは、薬物乱用が心身に多大な害を及ぼすだけでなく、薬物乱用を原因とした重大犯罪を引き起こしたり、薬物乱用が国際テロ組織や暴力団等の犯罪組織の資金源となったりすることがあるからです。
薬物乱用による精神障害により、周囲に暴力をふるうなどの異常行動を取るようになり、薬物を手に入れるために財産も仕事も失い、家庭は崩壊し、生活は完全に破綻します。最終的には、薬物を求めて殺人・放火などの凶悪な事件を起こすだけでなく、その資金は社会全体の安全を脅かす犯罪組織に利用されてしまいます。このように、薬物乱用が「個人の自由」とは到底認められるものではありません。
警察庁が発表した平成29年中の薬物情勢によると、覚醒剤事犯の検挙人員は前年に比べわずかに減少したものの、依然として1万人を超えており、また、大麻事犯の検挙人員は4年連続で増加し、3,000人を超え、若年層を中心にその乱用が拡大している状況です。
そこで、薬物乱用防止に係る広報啓発活動の充実強化のため各種運動・月間を下記のとおりご紹介いたします。
また、薬物使用の危険性・防止について、家庭や友人で考えていただくために関連サイトと、県相談窓口も併せてご紹介いたします。
薬物乱用を防止するためには、早い時期からの薬物乱用の危険性・有害性などについての正しい知識を身につけることが必要であり、市内小中学校では、薬物乱用防止関連のチラシ配布を行っていますので、薬物乱用防止について各種運動・月間中で家庭でも話し合う時間を持っていただければ幸いです。
覚醒剤・危険ドラッグなどの薬物乱用の拡大が、深刻な社会問題の一つとなっています。
特に、大麻の乱用が全国的に10代から20代の若者を中心に急増し、中高生にまで広がりを見せています。大阪府においても、未成年の大麻事犯が平成25年から5年連続で増加しており、薬物乱用の低年齢化が危惧されています。
本月間には、薬物乱用に関する正しい知識を啓発するため、大阪府内各地において、ポスター掲示、街頭キャンペーンなど、薬物乱用防止啓発広報活動を重点的に実施します。
期間 7月1日~7月31日
かけがえのない自分、かけがえのない健康(中学生用)
心の健康、喫煙・飲酒・薬物乱用、感染症などについて、保健学習及び保健指導を実施するにあたり、効果的な指導及び自己学習が行えるよう、補助資料を作成しました。 喫煙・飲酒・薬物乱用、感染症、心の健康、現代的な健康に関する問題などについて、基本的な事項及び関連資料を掲載していますので、1、2、3学年を通した保健教育の資料としての活用、また、道徳、特別活動、総合的な学習の時間などにおける補助資料としての活用など、保健学習と保健指導を組み合わせて御活用ください。
第1章 総論
自分の健康や将来について考えたことがありますか?
健康に大切なことって何でしょう?
第2章 心の健康
「自分について」見つめてみよう、考えてみよう!
自分の良さを知っていますか?
欲求やストレスについて考えてみよう!
ストレスへの対処法を身に付けよう!
コミュニケーションの方法を身に付けよう!
第3章 喫煙、飲酒と健康
たばこの煙には様々な有害物質が含まれています!
喫煙が引き起こす病気を知っていますか?
たばこの歴史と新しい動きを知ろう!
未成年者を喫煙の害から守るための社会的対策を知ろう!
アルコールの影響を知ろう!
急性アルコール中毒のおそろしさを知っていますか?
長期にわたる大量飲酒が引き起こす病気を知っていますか?
未成年者を飲酒の害から守るための社会的対策を知ろう!
喫煙、飲酒 Q&A
第4章 薬物乱用と健康
薬物乱用ってどういうことだろう?
薬物乱用の悪循環のおそろしさを知ろう!
薬物乱用によってこんなことにも!
薬物乱用に対する社会的対策を知ろう!
薬物乱用 Q&A
第5章 考えてみよう!話し合ってみよう!
喫煙、飲酒及び薬物乱用行動につながる様々な要因を知ろう!
メディアからの影響を知ろう!
仲間からの影響を知ろう!
みんなで考えよう!
家庭でも話し合おう!
第6章 感染症
感染症について知ろう!
感染症っていつごろからあったの?
感染症を予防する方法ってあるの?
手洗いとうがいが大切!
感染症 Q&A
性感染症について知ろう!
「エイズは自分と関係ない」と思っていませんか?
HIVはどのようにしてうつる(感染する)の?
HIVに感染するとどうなるの?
誤解や偏見をなくしましょう!
エイズ Q&A
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます