英国人作家のカズオ・イシグロさん(63)
ノーベル賞で記念講演
イシグロさんは作家として原点について、5歳で英国に移住し、英国で子ども時代に両親から聞かされた日本を想像し、日本像を作っていたことだと紹介した。
20代で小説を書き初めた理由を、出生地である長崎市のわずかな記憶を残したいという「奇妙な情熱」がきっかけだったと話した。
「前進し続けていると信じていた人道主義は幻想であったかもしれないと思う」
「まだ文学が重要だと信じている。不確実な未来に重要な役割を担うためには、私たちはより多様にならねばならない」
「私たちを鼓舞する若い世代の作家に注目している。今は彼らの時代だ」
イシグロさんは、「日本と英国の文化のはざまで、人間への深い愛情を文章にしていることが分かった」早川書房の早川浩社長。
イシグロさんは1999年10月、ポーランドにあるナチスの強制収容所跡を訪ねた。
「考えました。何を気億すべきで、いつ忘れて先へ進めばいいのか。国家への記憶とは何か。忘れることでしか暴力の連鎖を止められないのではないか。危険なまでに断絶が深まっている今こそ、お互いの声を聞かねばなりません。よいものを書き、よいものを読むことで、私たちを隔てる壁を打ち壊すことができるのです」
---------------------------
経済的競争、軍事的競争。
だが、人道的競争の時代はいつ来るのか。
時代は後退するばかりに思われてならない。
思想・哲学・宗教・文化
その根底にあるのは、生命倫理の問題であり、生命の尊厳。
人を導くのは教育に他ならない。
大国が起こした戦争。
植民地支配。
紛争や内乱の火種。
歴史の負の遺産に人類は翻弄され続けている。
ナチスの問題、原爆投下の問題、空襲などの非人道的問題。
加害者であり、被害者でもある。
いずれにおいても、勝者が居て敗者が不利な立場置かれていることは変わらない。
忘れること許すことができない人間の悲劇、いつ終わるのであろうか。
難民問題、貧困問題、環境破壊問題など理不尽はことが多すぎるのだ。
沼田利根
ノーベル賞で記念講演
イシグロさんは作家として原点について、5歳で英国に移住し、英国で子ども時代に両親から聞かされた日本を想像し、日本像を作っていたことだと紹介した。
20代で小説を書き初めた理由を、出生地である長崎市のわずかな記憶を残したいという「奇妙な情熱」がきっかけだったと話した。
「前進し続けていると信じていた人道主義は幻想であったかもしれないと思う」
「まだ文学が重要だと信じている。不確実な未来に重要な役割を担うためには、私たちはより多様にならねばならない」
「私たちを鼓舞する若い世代の作家に注目している。今は彼らの時代だ」
イシグロさんは、「日本と英国の文化のはざまで、人間への深い愛情を文章にしていることが分かった」早川書房の早川浩社長。
イシグロさんは1999年10月、ポーランドにあるナチスの強制収容所跡を訪ねた。
「考えました。何を気億すべきで、いつ忘れて先へ進めばいいのか。国家への記憶とは何か。忘れることでしか暴力の連鎖を止められないのではないか。危険なまでに断絶が深まっている今こそ、お互いの声を聞かねばなりません。よいものを書き、よいものを読むことで、私たちを隔てる壁を打ち壊すことができるのです」
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経済的競争、軍事的競争。
だが、人道的競争の時代はいつ来るのか。
時代は後退するばかりに思われてならない。
思想・哲学・宗教・文化
その根底にあるのは、生命倫理の問題であり、生命の尊厳。
人を導くのは教育に他ならない。
大国が起こした戦争。
植民地支配。
紛争や内乱の火種。
歴史の負の遺産に人類は翻弄され続けている。
ナチスの問題、原爆投下の問題、空襲などの非人道的問題。
加害者であり、被害者でもある。
いずれにおいても、勝者が居て敗者が不利な立場置かれていることは変わらない。
忘れること許すことができない人間の悲劇、いつ終わるのであろうか。
難民問題、貧困問題、環境破壊問題など理不尽はことが多すぎるのだ。
沼田利根
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