映画 ケープ・フィアー

2024年06月14日 09時20分47秒 | 社会・文化・政治・経済
レイプ犯として長く獄中生活を送った男が、弁護士一家を恐怖のドン底に追い詰めるスリラー。

「恐怖の岬」(62)のリメイク作品。エグゼクティヴ・プロデューサーはキャスリーン・ケネディとフランク・マーシャル。監督は「グッドフェローズ」のマーティン・スコセッシ。脚本はウェズリー・ストリック。

撮影はフレディ・フランシス。音楽はエルマー・バーンスタインが担当。

出演はロバート・デ・ニーロ、ニック・ノルティ、ジェシカ・ラングほか。

1991年製作/128分/アメリカ
原題:Cape Fear

劇場公開日:1991年12月21日

ストーリー

レイプ罪により14年間の獄中生活を終えたばかりのマックス・ケイディ(ロバート・デ・ニーロ)は、自分を敗訴に導いた弁護士サム・ボーデン(ニック・ノルティ)に対する復讐を誓い、サムばかりか妻のレイ(ジェシカ・ラング)や娘ダニエル(ジュリエット・ルイス)の前にも姿を現すようになった。

愛犬が殺され、サムの愛人ローリー(イレーナ・ダグラス)が襲われるが、マックスの犯行とは認められない。

ダニエルにマックスが接近したことを知ったサムは私立探偵カーセク(ジョー・ドン・ベイカー)を雇い、力づくでマックスを町から追い出そうとするが、鍛え抜かれた肉体を持つマックスには通用せず、逆に暴行罪で告訴されてしまう。

焦るサムは自宅にマックスをおびき寄せるが、またもや逆襲にあい、せっぱつまった一家は、夜、密かに町を離れハウスボートのあるケープ・フィアーへ向かった。

しかしマックスは、執拗に追い続け、岸を離れた一家を襲撃。嵐の中、悪夢のような復讐劇が繰り広げられるが、一家は命からがら脱出に成功。鬼と化したマックスは深い海へと引き込まれていくのであった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

  • Max Cadyロバート・デ・ニーロ

  • Sam Bowdenニック・ノルティ

  • Leigh Bowdenジェシカ・ラング

  • Danielle Bowdenジュリエット・ルイス

  • Claude Karsekジョー・ドン・ベイカー

  • Lieutenant Elgartロバート・ミッチャム

  • Lee Hellerグレゴリー・ペック

  • Lori Davisイリアナ・ダグラス

 

受賞歴

第49回 ゴールデングローブ賞(1992年)

ノミネート

最優秀主演男優賞(ドラマ) ロバート・デ・ニーロ
最優秀助演女優賞 ジュリエット・ルイス

 

6月13日午後11時からCSテレビのザ・シネマで観た。

観たのは2回目である。

デ・ニーロ×スコセッシという事でやや期待して見たが、序盤のカメラワークや全身タトゥーだらけのデ・ニーロを見て掴みは完璧。

その後のストーリー展開も非常に面白く、唯一無二の魅力に溢れた怪作であった。

まずはデ・ニーロ演じる復讐鬼と化したサイコパスの造形が素晴らしい。

タクシードライバーのトラヴィスを追い落とす勢いで役を演じきっている。後年のホアキン版ジョーカーにもかなり影響を与えたのではないだろうか?
このキャラクターがいるだけで映画の価値がグンと上がる。

加えて、スコセッシ独特のカメラワーク。緊張感をしっかり維持しつつテンポ良く展開していくストーリーも素晴らしかった。

総じてスコセッシとデ・ニーロの個性が光る怪作であった。カルト的人気も頷ける。

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