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宗教は自己を見つめ直す鏡

2018年02月18日 03時09分34秒 | 社会・文化・政治・経済
宗教離れが進んでいます。
その要因の一つは、宗教が権威主義に陥っているからだと思います。
<この宗教はこういうもんだ>という既成概念を押し付けられることに、人々は嫌気を差したのでしょう。
それが宗教への関心が薄れている原因かもしれません。
宗教とは本来、自分自身が平和と正義のために行動できているかどうか、見つめ直す<鏡のような存在>だと思います。
人間は宗教という鏡によって、自己を磨き、公正でかつ平和に尽くす人間へと成長できるのです。
残念なことに、世界では宗教の名のもとに暴力が正当化され、多くの血が流れています。
これを阻止し、平和で公正な文化を築くことが「宗教連合イニシアチブ」の目的です。
宗教と宗教をつなぐ<橋渡し>の役割を担っています。
宗教といっても、人間の集まりにほかなりません。
ですから宗教間対話を行う前に、まず人間として友情を育んでいくことが重要となります。
私たちの主な運動は、自分の大切な友人を別の友人に紹介し、新たな友情を広げていくことです。
こうした草の根の友情を広げることこそ、平和を築く土台になると確信しています。
相手を心から歓待し、安心してもらう。
自身の信仰に確信を持って上で、互いの信仰に、どのような相違点があるかを話し合うことです。
先入観を取り払い、尊敬の心で接していくことです。
例えばキリスト教といっても、さまざまな団体があり、多種多様な人間がいます。
大切なことは、対話によって、お互いの信仰を理解し、平和のために手を取り合うことだと思います。
1対1の対話でしか、真の友情は結べない、これが私自身の信念でもあります。
ジョセリン・アームストロングさん(オークランド宗教間評議会副会長)

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