「自動車が走る凶器であるなら、自動車事故には殺人罪を適用すべきではないか?」
大村幸次郎の極端な持論であった。
彼は自動車免許を取得することはなかった。
「俺はよ。酒飲みで酒乱だ。そんな俺が自動車を運転したら、どうなるか!人を何人殺すか分かんねいな。考えただけで、空恐ろしいではないか。おめい、どう思う?」
「そうだね。恐ろしいことになるね。俺は弱視だから、自動車運転はとても無理だな」貞夫は肩をすくめた。
「俺は、母親譲りで視力は2.0。遠くまで見え過ぎてな。動体視力も抜群だ」
「それじゃ、自動車事故を起こす心配はないね」
「でもな、人間、魔がさしてな間違える。俺は絶対に運転しないつもりだ」
幸次郎が奥さんの運転で事故死したのことには、貞夫はとても複雑な気持ちとなった。
貞夫は4年ぶりに、幸次郎の自宅を訪ねた。
だが、幸次郎の奥さんは、「もう結構!あんたはうちには、全然、関係ない人だね」とインターフォン越しに強い口調で拒絶した。
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