12/26(土) 23:30配信
「東京の感染者、なぜ減らないのか?」「年末年始はどう過ごせば良いのか?」をテーマに
厚生労働省の新型コロナに対策にたずさわる和田耕治さんに伺いました。
◇東京の感染者、なぜ減らないのか?大阪・北海道との違いは?
(和田耕治さん)
北海道と大阪は、自衛隊の派遣などもあったため、地元での様々な協力、
そして時短要請の呼びかけも強かった。
そういったことで人出も減って、成果が得られたんだろうと考える。
重症者のピークも北海道、大阪は超えている状況も見え始めている。
ここまで3週間程度はかかったことが教訓としてある。
東京でも多くの人が協力したので、
海外の状況を見るともっと増えてもおかしくはなかった。
もう少し厳しい対策を早めに行うことで、ここまで皆さんに年末年始の医療の状況であったり、
感染の広がり、不安にさせることなく新年を迎えられるような
チャンスもあったのではないかなと考える。
東京都は、2つのメッセージが流れていた。
1つは「なるべく会食に行かないで」というもの。もう1つは「会食に行くなら5人以下で」などのメッセージ。
結局都民には「どちらなんだ?」と十分に伝わらなかったのではとみる。
また、会食を減らすことが、感染を減らすことにどうつながっているのかというのが、
「事業者」にも「都民」にも十分に情報が行き届かなかったとみる。
◇年末年始はどう過ごすべき?
(和田耕治さん)
まずやはり、体調に敏感になっていただきたいと思う。
風邪のような症状、特に咳がでる、のどが痛い、熱が出る、
こういった場合は外出をしない、当然、帰省もしない。
特にクリスマスや忘年会などで友人との会食のあった方には、
ぜひしっかりと気をつけていただきたいと思う。
◇年末年始の感染者数は増える?
(和田耕治さん)
この年末年始は特にPCR検査の数が減る可能性があるので
例えば お正月の元旦などは感染者の数の報告数が減る可能性はある。
しかしながら それにごまかされて初詣に行っていいというわけではないので気を緩めないで頂きたいのだが、
やはり1月の4日以降、医療がまた戻ってくる中で6日、8日あたりで
感染が広がらないことを願っているが、
こちらは想定をしながら準備をしていく必要があると考えている。
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