思想的・哲学的危機がある

2018年08月29日 13時15分47秒 | 社会・文化・政治・経済
世界は今、深刻な社会の分断に直面しています。
中間層が衰退し、貧富の格差が深刻なアメリカや、一昨年にイギリスが離脱を決定したEU(欧州連合)などは、その代表例です。
これらの根底にあるのは、世界における急速な人口増加に伴い、経済成長に必要な資源を巡る競争が激しくなっていることが挙げられると思います。
現代は、人間の本来的な経済から離れた、道徳に反する、功利的な現象としての金融資本を野放しにすることで、地域紛争の頻発など、さまざまな問題が噴出しています。
私たちは、今日の地球的問題群の根底に、思想的・哲学的危機があると捉なくてはなりません。
エルンスト・ウルリッヒ・フォン・ヴァイツゼッカー共同会長
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ローマクラブ(Club of Rome)は、スイスのヴィンタートゥールに本部を置く民間のシンクタンク。
イタリア・オリベッティ社の会長であったアウレリオ・ペッチェイ(Aurelio Peccei)[† 1]とイギリスの科学者で政策アドバイザーでもあったアレクサンダー・キングが、資源・人口・軍備拡張・経済・環境破壊などの全地球的な問題に対処するために設立した。世界各国の科学者・経済人・教育者・各種分野の学識経験者など100人からなり、1968年4月に立ち上げのための会合をローマで開いたことからこの名称になった。
1970年3月に正式発足。
1979年にFEMAを設立。
「環境保護主義者」を動かしているのはローマクラブの代表機関であるアスペン研究所であり、彼らがアトランティック・リッチフィールドやその他の大手石油会社から莫大な資金援助を受けていたとされるが、現共同会長のE.U.v.ヴァイツゼッカーの自伝(2014年Springer)によると、2012年10月に共同会長を受諾した時点では同クラブは破たん直前であったとしている。
本部は2008年にドイツのハンブルクからスイスのヴィンタートゥールへ移転した。

2012年10月に総会が開かれ、スエーデンの元欧州議会議員であったアンダース・ウィクマン(Anders Wijkman)博士と元ドイツ、ヴッパータール研究所長、元ドイツ連邦下院議員のエルンスト・ウルリッヒ・フォン・ヴァイツゼッカー(Ernst Ulrich von Weizsaecker)教授の二人が共同会長に選出された。



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