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アメリカの二大政党制

2022年01月12日 08時21分19秒 | 社会・文化・政治・経済

党員
アメリカ合衆国の政党は他国の政党と比較して非常にゆるやかなグループである。一般に党員の義務や資格審査は存在せず、選挙を管理する州当局に届けを出すだけで党員とみなされる。
党の固定支持層のほとんどが党員であるばかりでなく、レーガンデモクラット(英語版)のように多数の党員が対立党候補に投票する現象もおこる。

2004年の時点で、7200万人が民主党、5500万人が共和党と登録しており、4200万人が無所属もしくはなんらかの第3党(小政党)と登録している[1]。

二大政党制
全ての連邦議員選挙とほとんどの地方選挙では単記非移譲式の小選挙区制、大統領選挙ではほとんどの州で勝者総取り方式が採用されているために中小政党からの政治家輩出が困難である一方、党執行部とつながりのない新人候補に対しても予備選挙参入のハードルが低く、そこで勝利すれば党公認を得られることが多いため、有望な政治家志望者のほとんどは二大政党からの出馬を志向する。この結果、二大政党からしか大統領は選出されておらず、また連邦議会の議員、州知事、州議会議員、大都市の市長などもほとんどが二大政党のいずれかに属している。アメリカは二大政党制の典型例とされることが多い。

一方、二大政党以外の党を指して第3党 (Third party) とよぶ。これらの党はかならずしも第3位の勢力というわけではなく、文字通りの“第3の党”である。大統領選挙では州ごとに参入要件が定められており、大規模な第3党でも全ての州で大統領選挙での投票を認められることは困難である。大統領選挙勝利の前提として過半数(270)の選挙人候補を擁立できる第3党も僅かである。近年では第3党が一般選挙で選挙人を獲得した例はない。

現在の二大政党
19世紀後半以降の二大政党は以下の2党である。

民主党(1828年頃成立)
共和党(1854年成立)
結党当初は民主党が保守派、共和党が進歩派に位置付けられていたが、20世紀始めに逆転している。

現在の第3党
10万人以上の党員を有する党
アメリカ緑の党 (現在の組織体系は2001年成立)
リバタリアン党 (アメリカ) (1971年成立)
10万人未満7万5千人以上の党員を有する党
立憲党 (アメリカ) (1991年に成立した旧・アメリカ納税者党 (U.S. Taxpayers' Party)を改組し1999年成立)
その他の群小政党
公正党(英語版)(2011年成立)
自然法党 (アメリカ)
アメリカ改革党
アメリカ共産党
アラスカ独立党(英語版)
アメリカ第一党 (2002年)(英語版), 改革党分派(2002年)
アメリカ遺産党(英語版)
アメリカ独立党
国家社会主義白人党(旧アメリカ・ナチ党)
アメリカ改革党, 改革党分派(1997年)


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