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事故のてんまつ (1977年) - (川端康成の自殺)

2019年02月05日 03時05分24秒 | 社会・文化・政治・経済
 
 
 

40年前に72歳に亡くなったノーベル賞作家川端康成の自殺の原因について
運転手兼お手伝いの女性の証言をもとに詳細に語られてる。
お手伝いの女性にたいする異常な執着、一方的な恋心、そして彼女の拒絶を悲観
しての自殺、真偽のほどは解らないが読後感すっきりとはいかない内容である。
 
確か文芸雑誌に最初掲載されたと思うのだが、若さもあったのだろうかなりの衝撃を受けたものだった。
その後発禁処分だか、回収処分だか受けて、再度読んでみたいと時折思ってはいたのだが、今回アマゾンで中古ながら手に入れることができた。やはり面白かった。
作者はあとがきでフィクションであると強調しているが、実際はどうなのであろうか。死亡が自殺か事故か、それとも病気かはっきりしてはいないようなので、この作品は真実味を増している。
川端康成が生きてそこにいるよう。

高校時代に読みました。川端が自殺したころです。川端側が告発したには覚えてます。何がいけないのか、あのときは分からなかったが、今もやっぱりわからない。ということが分かり、とりあえず、納得。

大学時代に初版本を購入し、読み終わって直ぐに古本屋へ。
その後、裁判が起こり、絶版に!
しまったと思ったけど、もう時既に遅し。
今、高校生を教えいていますが、この際に、この本の紹介もしたいと考え購入しました。
ありがとうございました。

 
 
 

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