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江川卓氏 「ヤクルトは死球が多い」の厳しい批判にひとこと

2023年09月19日 01時01分49秒 | 野球

「投手出身の監督さんの場合は…」

[ 2023年9月8日 14:45 ] スポニチアネックス

元巨人の江川卓氏(68)が自身のYouTube「江川卓のたかされ」を更新。ヤクルトが死球が多いという批判に対し、私見を述べた。

 阪神の近本が3日のヤクルト戦で右脇腹に死球を受けた。江川氏は「シュート(回転が)かかっていた」ことを指摘し、「あれだけいい打者に対し、左投手は(インコースに)シュートをかけないと打たれる」と続けた。

 打者目線ではスライダーとシュートは同じポイントから曲がるため、待たないといけない。「(打者は)よけるのが難しい。(投手は)ギリギリ投げないと阪神は抑えられない」と、両者の立場になったときの難しさを強調した。

 阪神・岡田監督は野手出身、ヤクルト・高津監督は投手出身であることが両者の意見が対立する要因にもなっている。

 江川氏は「ギリギリの勝負の中で起こっている」と近本の早期回復を願った。

 ただ、江川氏は「狙って当ててくる投手は目線で打者には分かる」とし、怒りを見せなかった近本の反応からも今回の場合は故意ではなかったと主張した。


映画 ラーゲリより愛を込めて

2023年09月19日 00時06分08秒 | 社会・文化・政治・経済
昨日(9月18日)午前10時から取手駅西口のウエルネスプラザで観た。

入場料は1000円である。

観客のすすり泣く声も聞こえてきた。

 

この映画を企画したのはコロナ禍の始まる前でした。社会全体が窮屈で息苦しく、どんどん生きづらい時代になってきたと感じていました。

そんな折、山本幡男さんに出逢い、過酷な状況下でもあくまでも人間らしく生きようとする姿に心打たれ、前を向いて歩かねば、と鼓舞されました。
そして製作を進めていくなかで、『コロナ禍』、『ロシアのウクライナ侵攻』が起きましたが、そこでの様々な悲劇が私には「ラーゲリ」で起きた悲劇にとても似ているように感じられました。

この映画はいわゆる“戦争映画“ではありません。

人間賛歌の映画であり、愛の物語です。

出口の見えない閉塞感の真っ只中にある2022年、傷つき、苦しみ、希望を見いだせなくなった方々に是非観てもらいたい、心からそう思います。

企画プロデューサー 平野 隆

イントロダクション

運命に翻弄されながら再会を願い続けた2人の
11年に及ぶ愛の実話―

「生きる希望を捨ててはいけません。帰国(ダモイ)の日は必ずやって来ます。」
零下40度を超える厳冬のシベリアで、死と隣り合わせの日々を過ごしながらも、
家族を想い、仲間を想い、希望を胸に懸命に生きる男が実在した――

第二次世界大戦終了後、約60万人の日本人がシベリアの強制収容所(ラーゲリ)に不当に抑留された。

あまりにも残酷な日々に誰もが絶望する状況下において、ただ一人、生きることへの希望を捨てなかった人物…、それが山本幡男<やまもと はたお>である。

ラーゲリでの劣悪な環境により栄養失調で死に逝く者や自ら命を絶つ者、さらには日本人抑留者同士の争いも絶えない中、山本は生きることへの希望を強く唱え続け、仲間たちを励まし続けた。

自身もラーゲリに身を置き、わずかな食糧で過酷な労働を強いられていたが、仲間想いの行動とその力強い信念で多くの抑留者たちの心に希望の火を灯した。

そんなラーゲリで一筋の希望の光であった山本幡男の壮絶な半生を、その高い演技力と豊かな表現力で俳優・アーティストとして、多くの人々に希望を与え続けてきた二宮和也が演じ、映画化されることが決定。

そして、時代に翻弄されながらも愛する夫を信じて待ち続ける山本幡男の妻・山本モジミを、様々な役を演じ分ける実力派俳優として男女問わずに高い人気を得ている、北川景子が演じる。

更に、山本と共に極限のラーゲリを生き抜く抑留者仲間として、豪華キャストが集結。

戦禍で友人を亡くしたトラウマから自身を「卑怯者」と思い悩む松田研三を松坂桃李、最年少でムードメーカーの新谷健雄を中島健人、昔ながらの帝国軍人として山本に厳しくあたる相沢光男を桐谷健太、過酷な状況下で心を閉ざしてしまう山本の同郷の先輩・原幸彦を安田顕が熱演する。

また、山本幡男の長男・顕一の壮年期を、テレビドラマ「収容所から来た遺書」(93/CX)で山本幡男を演じた寺尾聰が担う。

日本映画界を牽引する演技派俳優陣の共演により、観る者の心を掴んで離さない珠玉の人間賛歌がスクリーンに描き出される。

撮影は2021年10月下旬から12月下旬に行われ、2022年12月9日(金)に公開となる。生活様式や価値観が大きく変わり混沌とする現代にこそ贈りたい、鬱屈したこの時代に光を灯す、心震わす〈愛の実話〉が誕生する。

ストーリー

第二次大戦後の1945年。そこは零下40度の厳冬の世界・シベリア…。わずかな食料での過酷な労働が続く日々。死に逝く者が続出する地獄の強制収容所(ラーゲリ)に、その男・山本幡男は居た。「生きる希望を捨ててはいけません。帰国(ダモイ)の日は必ずやって来ます。」絶望する抑留者たちに、彼は訴え続けた――

身に覚えのないスパイ容疑でラーゲリに収容された山本は、日本にいる妻・モジミや4人の子どもと一緒に過ごす日々が訪れることを信じ、耐えた。劣悪な環境下では、誰もが心を閉ざしていた。戦争で心に傷を負い傍観者と決め込む松田。旧日本軍の階級を振りかざす軍曹の相沢。クロという子犬をかわいがる純朴な青年・新谷。過酷な状況で変わり果ててしまった同郷の先輩・原。山本は分け隔てなく皆を励まし続けた。そんな彼の仲間想いの行動と信念は、凍っていた抑留者たちの心を次第に溶かしていく。

終戦から8年が経ち、山本に妻からの葉書が届く。厳しい検閲をくぐり抜けたその葉書には「あなたの帰りを待っています」と。たった一人で子どもたちを育てている妻を想い、山本は涙を流さずにはいられなかった。誰もがダモイの日が近づいていると感じていたが、その頃には、彼の体は病魔に侵されていた…。

松田は、危険を顧みず山本を病院に連れて行って欲しいと決死の覚悟でストライキを始める。その輪はラーゲリ全体に広がり、ついに山本は病院で診断を受けることになった。しかし、そこで告げられたのは、余命3ヶ月― 山本により生きる希望を取り戻した仲間たちに反して、山本の症状は重くなるばかりだった。それでも妻との再会を決してあきらめない山本だったが、彼を慕うラーゲリの仲間たちは、苦心の末、遺書を書くように進言する。

山本はその言葉を真摯に受け止め、震える手で家族への想いを込めた遺書を書き上げる。仲間に託されたその遺書は、帰国の時まで大切に保管されるはずだった…。ところが、ラーゲリ内では、文字を残すことはスパイ行為とみなされ、山本の遺書は無残にも没収されてしまう。山本の想いはこのままシベリアに閉ざされてしまうのか!?死が迫る山本の願いをかなえようと、仲間たちは驚くべき行動に出る――

戦後のラーゲリで人々が起こした奇跡―― これは感動の実話である。

キャスト&キャラクター

二宮和也Ninomiya Kazunari

  • 〈主な出演作品〉

    『硫黄島からの手紙』(06)

    『GANTZ』シリーズ(11)

    『母と暮せば』(15)
    第39回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞受賞

    『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』(17)

    『検察側の罪人』(18)
    第42回日本アカデミー賞優秀助演男優賞受賞

    『浅田家!』(20)
    第44回日本アカデミー賞優秀主演男優賞受賞

    『TANG タング』(22)

山本幡男やまもと はたお

事実無根のスパイ容疑により、
妻と4人の子どもを日本に残して
ラーゲリに収容される。
妻との再会の約束を果たすため、
「ダモイ(帰国)」を信じ、劣悪な環境の中でも
抑留者たちを励まし、生きる勇気を与え続ける。

キャスト

スタッフ

 
原作
収容所から来た遺書』(文春文庫刊)
著者:辺見じゅん著
発行部数:250,000部(2022年8月現在)

【プロフィール】

辺見じゅん(1939-2011)

歌人で作家。富山県で生まれ、早稲田大学第二文学部卒。

私小説風から童謡・詩歌まで幅広い作品を手がけ、ノンフィクション作品においては丹念な聞き取りを元に構成していると評価が高い。

1984年、『男たちの大和』で第3回新田次郎文学賞を受賞。

1988年、『闇の祝祭』で第12回現代短歌女流賞を受賞。

1989年、『収容所から来た遺書』で第11回講談社ノンフィクション賞を受賞。

1990年、『収容所から来た遺書』で第21回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。

 

『ラーゲリより愛を込めて』(文春文庫刊)

原作・辺見じゅん 映画脚本・林 民夫

究極の愛を描く感動巨編映画『ラーゲリより愛を込めて』(2022年12月9日公開)の見どころを余すところなく伝えるノベライズ版。
涙なくしては読み進めることができない、驚きと感動で心が震わされる、究極の愛の実話。


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