CSテレビのザ・シネマで観た(2019年11月12日午後2時30分~)
最後は、気分が悪くなる。
人を殺して、経営するレストランで客に人肉料理を食べさせるのであるが、想像しただけで、へどが出る気分にさせられた。
家人は別のテレビを観る予定で、「映画は何時まで!」とイライラしていたが・・・
![スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 [DVD]](https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71Gd89HbDuL._AC_UL160_.jpg)
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英: (Sweeney Todd: The Demon Barber of Fleet Street)は2007年にイギリス・アメリカで製作された、ティム・バートン監督のミュージカル・ファンタジー・ホラー映画。
作品は、スティーヴン・ソンドハイムとヒュー・ホイーラー(英語版)が手掛け、トニー賞を獲得した1979年の同名ミュージカルを原案にしたもので、腕のいい理髪師ながら、愛用の西洋かみそり(英語版)で客を次々殺めていくスウィーニー・トッドと、それを助け犠牲者の肉をミートパイにしていたラヴェット夫人(英語版)を描く、ヴィクトリア朝のロンドン・フリート街を舞台としたメロドラマ風作品である。
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舞台はヴィクトリア朝中期のロンドン・フリート街。
理髪師のベンジャミン・バーカー(演:ジョニー・デップ)は、船乗りのアンソニー・ホープ(演:ジェイミー・キャンベル・バウアー)と共にロンドンに到着する。
物語開始から遡ること15年前、彼は美貌を誇る妻ルーシー(演:ローラ・ミシェル・ケリー(英語版))を狙った治安判事のターピン(演:アラン・リックマン)により、無実の罪を被せられてオーストラリアへ流罪にされていた。
バーカーは「スウィーニー・トッド」と名前を偽り、ラヴェット夫人(演:ヘレナ・ボナム=カーター)が階下で閑古鳥の鳴くミートパイ店を営む、フリート街のかつての店へと戻る。
トッドはラヴェット夫人から、妻ルーシーがターピンにいたぶられ、砒素を呑んで自殺したこと、そして娘ジョアンナ(演:ジェイン・ワイズナー)がターピンに軟禁されていて、彼の欲望がジョアンナに向かっていることを聞かされる。
トッドは復讐を誓い、ラヴェットが大切に保管していた西洋かみそり(英語版)を受け取って理髪店を再開する。
その間にアンソニーは、窓辺に顔を出したジョアンナと恋仲になるが、ターピンに捕まえられ、その部下であるバムフォード(演:ティモシー・スポール)につまみ出される。
トッドは偽イタリア人の理髪師アドルフォ・ピレリ(演:サシャ・バロン・コーエン)が売る発毛剤がペテンだと見抜いたことで、ピレリと民衆の前で髭剃り競争を行うことになる。
競争に勝ったトッドだったが、剃刀と手つきからピレリに正体を見破られてしまう。
数日後、ピレリはアシスタントのトビー(演:エド・サンダース)とトッドの店を訪れ、自分が昔バーカーの見習いとして働いていたデイヴィー・コリンズであることを明かした上で、秘密を隠す代わりに売り上げの半分を寄越すようトッドを脅す。
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"カミ剃り"を愛おしそうに見つめるトッド |
トッドは秘密を守るため衝動的にピレリを殺し、階下ではトビーの身の上に同情したラヴェットが、彼を引き取ろうと心に決める。
髭剃り競争の審判をしたバムフォードに勧められ、ジョアンナとの結婚を目論むターピンがトッドの店へ訪れる。
トッドは髭剃りがてらターピンののどを掻き切って殺そうとするが、アンソニーがジョアンナとの駆け落ち計画を携えて駆け込んできたことで、ターピンが激怒して店を出て行ってしまう。
復讐に失敗したトッドは、いつか仇を討つ日を思いつつ、顧客を次々に殺すことを怒りの捌け口とし、ラヴェットは犠牲者の肉でミートパイを作って売り捌くようになる。
一方のアンソニーはジョアンナの行方を追うが、駆け落ち計画を知ったターピンは彼女を精神病院送りにしてしまう。
人肉パイで大繁盛したラヴェットは、引き取ったトビーと、トッドとの3人で海辺に暮らす夢を歌い上げるが、トッドは気乗りしない。
店の周りには、汚らしい身なりの女性(演:ローラ・ミシェル・ケリー)がうろつくようになり、ラヴェットはトビーを使って女を追い返す。
アンソニーからジョアンナの居場所を突き止めたと知らされ、トッドはかつら職人の見習いを装って彼女を助けるよう助言する。
その後トッドはターピンへ手紙を出し、アンソニーとジョアンナの駆け落ち計画をだしにして彼を誘き出す。トッドを疑い始めたトビーは、自分がラヴェットを守ると申し出るが、彼女がピレリの小銭入れを使っていたことで狼狽する。
バムフォードがラヴェットのパイ屋に現れ、近所の住民が店の煙突から異臭がすると訴えていることを伝える。トッドは無料で髭剃りをしようとバムフォードを店へ招き、そのまま彼を殺す。
トッドは手作りの回転椅子と仕掛け扉で、彼の遺体を地下にあるラヴェットの厨房へ落とすが、そこにいたトビーは、トッドが殺した人間の肉がパイのペイストリーに使われていたことを知ってしまう。
同じ頃、ジョアンナを救出したアンソニーは、彼女を若い船乗りに変装させてトッドの店に連れて行き、自分が帰るまでここにいるよう言い含める。
その後ラヴェットの店の周りをうろついていた女性が、バムフォードを追ってトッドの店に現れ、ジョアンナは店のトランクに隠れる。
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ミセス・ラベット(右)が作るパイはとっても"香ばしい"… |
女性はトッドを認めて何か話そうとするが、トッドは早業で彼女を殺し、仕掛け扉から地下へ遺体を落とす。
直後、ターピンが再び店に訪れ、トッドはジョアンナが後悔していたと嘘をつき髭剃りを申し出る。
ターピンがトッドの話から、彼の正体がベンジャミン・バーカーだったと知ったところで、トッドは何回も切りつけてターピンを殺害し、遺体を地下へ落とす。
ジョアンナは様子を伺うためトランクから顔を出し、トッドの手にかけられそうになるが、ラヴェットの悲鳴が彼女を助ける。
悲鳴を聞いて地下に向かったトッドは、先ほど殺した女性が、死んだと聞かされていた妻ルーシーであることに気付く。
ラヴェットの嘘に激怒したトッドは、ワルツを踊ると見せかけて彼女をオーブン窯へ放り込んで殺し、妻の亡骸を腕に抱く。
そこへ下水道に逃げ込んでいたトビーが戻ってくるが、トッドはトビーに剃刀でのどを掻き切られるのを黙って受け入れる。トビーは地下室を去り、トッドはルーシーの亡骸を抱いたまま、首から血を流して死んでいく。
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監督 ティム・バートン
原作 スティーヴン・ソンドハイム
ヒュー・ホイーラー(英語版)
ミュージカル『スウィーニー・トッド』
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音楽 | スティーヴン・ソンドハイム |
撮影 | ダリウス・ウォルスキー |
編集 | クリス・レベンゾン |