川崎殺傷「1人で死ねば」の声 事件や自殺誘うと懸念も

2019年06月03日 23時19分58秒 | 社会・文化・政治・経済

川崎市多摩区の事件で、児童ら2人を殺害し、18人に重軽傷を負わせたとされ、直後に自殺した岩崎隆一容疑者(51)について、テレビ番組で「子どもを巻き込まずに、1人で死ねばいい」といった趣旨で発言する出演者が相次いだ。
落ち度のない子どもたちが不意に襲われて死傷した事件だけに、同様の意見はネットでも広がった。一方、「別の自殺や事件を誘発する」として憂慮する声も出ている。

キャスターやコメンテーターが口々に
 事件が起きた28日の午後。フジ系の情報番組「直撃LIVE グッディ!」で、安藤優子キャスターが出演者に語りかけた。
「社会に不満を持つ犯人像であれば」と前置きして、「すべてを敵に回して死んでいくわけですよね。自分1人で自分の命を絶てばすむことじゃないですか」。
コメンテーターの北村晴男弁護士も「言ってはいけないことかもしれないけど、死にたいなら1人で死ねよ、と言いたくなりますよね」と続けた。

 同日のTBS系情報番組「ひるおび!」でも、落語家の立川志らくさんが「1人の頭のおかしい人が出てきて、死にたいなら1人で死んでくれよって、そういう人は」とコメント。
ネット上でも「1人で勝手に死ね」「迷惑かけずに1人で死ねば」など、似た言葉が書き込まれていった。

「非難控えて」に賛否
 そんな状況にネット上で異論を唱えたのが、貧困者らを支援するNPO「ほっとプラス」の藤田孝典代表理事。
「次の凶行を生まないためにも、『1人で死ぬべき』という非難は控えてほしい」と呼びかけた。
事件が起きる背景には容疑者が育った環境や社会状況もあり、「死ね」と言うだけでは事件を防げないとして、生活支援など社会のあり方も見直すべきだと指摘した。

 藤田さんの問題提起をめぐり、ネット上ではさらなる賛否が飛び交う。
「テレビやネットでの『死ね』は不特定多数への示唆となってしまう」といった声がある一方で、「きれいごとに聞こえる」「自分の家族が被害者でも同じことを言えるのか」などの意見も。
「死ね」発言を擁護する声も多く、「『ひとりで死ね』は真っ当な感情」「被害者やその家族だけは言っていい言葉」などと書き込まれている。

 発言への賛否に、犯罪被害者支…

朝日新聞デジタル

 2019年5月31日

携帯も行きつけの店もなし 川崎殺傷、難航する動機解明

2019年06月03日 23時14分09秒 | 社会・文化・政治・経済

 川崎市多摩区の路上で、私立カリタス小学校の児童ら20人が殺傷された事件から4日で1週間。刃物で襲ったとされ、直後に自殺した岩崎隆一容疑者(51)が事件の4日前に現場周辺を下見していたとみられることが新たにわかり、経緯は少しずつ明らかになっている。一方、容疑者の親族がカリタス小出身だったという情報はあるが、心境をつづったものなどが今のところ見当たらず、動機の解明は難航している。


 神奈川県警は、岩崎容疑者に計画性と強い殺意があったとみて、捜査を続けている。

 事件から約3カ月さかのぼる今年2月、岩崎容疑者は東京都町田市の量販店で、凶器の柳刃包丁2本を購入したとみられている。さらに事件4日前の5月24日朝、似た人物が現場周辺の複数の防犯カメラに映っていたことも判明。事件当日は、自宅最寄りの駅から現場に直行したことが確認されている。

 事件当時の状況もつまびらかになってきた。凶器とは別の刃物2本が入ったリュックを近くのコンビニエンスストアの駐車場に置いた後、亡くなった保護者の小山(おやま)智史さん(39)と小学6年生の栗林華子さん(11)を襲い、続いて重傷の女性(45)、多数の子どもたちに切りつけたとみられている。

 一方で、岩崎容疑者が事件直後に自らの首を正面から2カ所刺し、自殺したことから動機の解明は困難を極めている。

 岩崎容疑者は川崎市麻生区で高齢の伯父夫婦と同居していた。伯父夫婦ら親族から相談を受けていた川崎市などによると、岩崎容疑者は長期間就労しておらず、家の中での会話はほとんどなく、最後に会話をしたのは今年1月だった。会見した市の坂元昇医務監は、こうした状態が10年単位で続いていたとみる。

 市は岩崎容疑者との関係も含め、親族に計14回助言した。ただ、岩崎容疑者が他人に危害を加える兆候がみられず、夫婦からしばらく様子をみていきたいと伝えられたため、容疑者本人に直接接触することはなかったという。

 岩崎容疑者の自宅からは、事件の動機につながるメモや記録が残された電子機器は見つからなかった。捜査関係者は「今どきパソコンも携帯電話も持っていない。行きつけの店もない」と動機を解き明かす難しさを口にした上で、「容疑者が死亡しているので、裁判にならない。だが真相に近づくことで、再発防止につなげたい」と話す。殺人などの疑いで捜査を続けており、容疑が固まり次第、容疑者死亡のまま書類送検する。

朝日新聞社


教育の使命・目的・理念

2019年06月03日 23時08分48秒 | 社会・文化・政治・経済

教育の使命・目的・理念は、一人一人の生命に内在する無限の可能性を開き、伸ばすところにある。
そして教育は、一人一人の人格の陶冶を促すものであるとともに、すぐれて次の時代をつくる作業でもある。
産業、経済、政治、学術、芸術など、あらゆる社会の活動の主体は、「人間」にほかならない。
その「人間」を一切の原点とし目的として、人間性の完成を実現していくことこそ、21世紀への最重要テーマといえるだろう。
教育は、その「人間」の視点に立ち、更に深く“生命の絶対的尊厳観”という普遍的な次元から、人生と社会に価値を創造していける自立した「人間」の育成を目指すことだ。

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義務教育の目的は、一人一人の国民の人格形成と、国家・社会の形成者の育成の二点に集約することができ、この両者の調和のとれた教育を実現することが必要である。
 このため、学校では、子どもたちに「確かな学力」として基礎的な知識・技能と思考力、創造力などを育むとともに、「豊かな心」、「健やかな体」を培い、これらをバランスよく育成することが求められる。
 このような義務教育の内容・水準は、ナショナル・スタンダードとして、全国的に一定基準以上のものを定め、その実現が保障されることが必要である。
特に、平成8年7月の中央教育審議会答申「21世紀を展望した我が国の教育の在り方について(第一次答申)」以来、学校の役割を巡っては、学校、家庭、地域の連携、とりわけ家庭、地域の教育力の充実が必要であるとの基本的な方向がとられ、それに沿って、学校週5日制が導入され、子どもの居場所づくりなどの施策が推進されている。
学力の向上をはじめ子どもたちの健全な育成のためには、睡眠時間の確保、食生活の改善、家族のふれあいの時間の確保など、生活習慣の改善が不可欠である。子どもの育成の第一義的責任は家庭にあり、教育における保護者の責任を明確化することが必要である。
さらに、大人が家庭や地域で子どもの教育に十分役割を果たせるようにするためには、大人の働き方の問題がかかわっており、企業の協力も必要である。
男女共同参画社会において、職業を持つ母親が増えており、子育てと職業が両立できるようにするための行政や企業の取組、父親の子育てへの参画のための環境作りも求められる。
他方、今日、朝食をとっていない子どもの問題など、家庭や地域の教育力が依然として不十分な現状、あるいは今後更にそれらの教育力が低下する懸念、格差拡大の懸念などを背景として、学校と家庭、地域との役割分担の在り方が改めて議論されている。
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教育の使命・目的・理念は、一人一人の生命に内在する無限の可能性を開き、伸ばすところにある。
そして教育は、一人一人の人格の陶冶を促すものであるとともに、すぐれて次の時代をつくる作業でもある。
産業、経済、政治、学術、芸術など、あらゆる社会の活動の主体は、「人間」にほかならない。
その「人間」を一切の原点とし目的として、人間性の完成を実現していくことこそ、21世紀への最重要テーマといえるだろう。
教育は、その「人間」の視点に立ち、更に深く“生命の絶対的尊厳観”という普遍的な次元から、人生と社会に価値を創造していける自立した「人間」の育成を目指すことだ。


輪子の競輪日記 高校の後輩の吉田君にはまいったな!

2019年06月03日 22時12分12秒 | 未来予測研究会の掲示板

2日目は、1番人気に推されて逃げて5着に。
そして、3日目は、7番手に推されて、捲くり不発で6着に。
では、4日目は?
「競輪は、仕掛けのタイミング」
そして「ポジション」
さらに、変幻自在性では?

人間の真価は逆境で光る。

GⅢレースの開催で、輪子は改めて思った。
家族連れの姿が目立ち、若い女性が一人でも訪れていた。
「競輪の面白さが、浸透してきたのね」と笑みがこぼれた。

 

2車単 9-1 6170円(22人気)
3連単 9-1-7 8万9460円(199人気)

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「吉田君も勉強になっただろう」
吉田君にマークしていた平原選手は、「吉田の番手では捲くり不発になる」と見切りをつけて単身で渾身の捲くり勝負。
これぞ、プロ根性!
1番人気に推されていた平原選手は、競輪ファンの期待は裏切れないと、勝ちに動いたのだ。
番手選手にレース途中で見放されるのは、競輪選手としての<これ以上ない屈辱!>
あのレースは、何時であったのだろうか?

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2019年06月03日 レース詳細

地元好連係 準決勝

1~3位が決勝4~6位は特秀、以下特選
予想担当記者:
 赤競 木村 貴宏
並び提供:5-7 1(単騎) 6-8 2-4 3-9
 赤競






  • 選手名
    府県/年齢/期別


    ギヤ
    倍数
    直近4ヶ月の成績
    競走得点SB1
    2
    3


    2連
    対率
    3連
    対率
    ×   11 1 1 小倉 竜二
    徳 島/43/77
    S1 3.92 114.17 2 1 0 1 5 3 5 4 3 11 21.7 39.1 52.1
      6 2 2 吉田 拓矢
    茨 城/24/107
    S1 3.92 112.35 0 11 6 2 3 0 5 6 4 6 23.8 52.3 71.4
      12 3 3 堀内 俊介
    神奈川/29/107
    S1 3.93 109.75 0 4 1 0 1 0 0 2 4 6 0.0 16.6 50.0
      17 4 4 牛山 貴広
    茨 城/38/92
    S1 3.92 103.77 2 0 0 0 2 0 2 0 2 14 11.1 11.1 22.2
      14 5 野田 源一
    福 岡/40/81
    S1 3.92 107.86 3 1 1 2 2 0 1 4 4 14 4.3 21.7 39.1
        18 5 6 庄子 信弘
    宮 城/40/84
    S2 3.92 100.38 4 2 0 1 7 0 5 3 3 15 19.2 30.7 42.3
        16 7 大坪 功一
    福 岡/42/81
    S1 3.92 105.52 0 0 0 0 4 0 3 1 3 15 13.6 18.1 31.8
        19 6 8 伊藤 大志
    青 森/40/86
    S2 3.92 101.85 1 0 0 0 3 3 0 6 1 14 0.0 28.5 33.3
      15 9 川崎 健次
    神奈川/39/88
    S1 3.92 106.80 2 0 0 0 4 2 4 2 1 14 19.0 28.5 33.3
    【誘導員】松田 優一 S2

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競輪の面白さを教えてください。
jgd********さん2011/3/2115:20:47
競輪の面白さを教えてください。
いつも競馬をネットで見るものですが競輪ってただ人の力だけでやるレースであまり面白くないと思います。競馬は馬の強さや騎手のうまさ、馬の体調 厩務員さんの育て方などすべてがあわないと優勝できないと思います。
それでも、競輪を楽しむ?人はどういうところがおもしろいのでしょうか。
その、おもしろさをたくさんおしえてください。
けして悪口を書いているのではありません。

ベストアンサーに選ばれた回答

ika********さん 2011/3/2116:31:33

私も、競馬を愛する人または競馬そのもの(または競艇やオート)は否定しませんが… いわゆる3競オートの中で、私は競輪が一番好きです。
その理由は… 人情が一番反映される競技だからです。
他の競技は、ただ自分が勝つ事だけを考え、その為の準備や戦略を立てます。
ここが競輪とは違う所です。
競輪は「ライン」というものを組み、その中から勝者を出そうします。
時には、自分は捨て身で仲間の為に走ります。
八百長とか出来レースとも取られがちですが、ファンはソレも含めて予想します。

先行する選手はラインの為に、後ろに付いた選手は先行選手をガードする。
このような事は、他の競技には見られません。

競馬や競艇にも、もちろんかけひきはあります。
私も競馬も競艇も長年見ていますが、極端に言うと大事なのは位置取りと馬やエンジンの調子だけで、あとはヨーイドンって感じが強いです。
まぁ…それまでの準備とか、大変な事も沢山あると思いますが。
競艇は、1マークでほぼ決まりますし、競馬の場合も最後の直線で速いものくらべ。
競輪は、周回中でも競りがあったり、捲る選手をブロックしたり、何かと予想する要素が多いとおもいます。
レース前の情報は、競馬も競輪も競艇も、同じように収集が必要なので、私の場合は、レースそのものの面白さや興奮度から、競輪ファンになりました。
なかなか伝わらないとは思いますが、私は競馬も好きですし競艇も好きですし、どれもかなり長くやってます。
しかし、面白いのはダントツで競輪だと思います。あなたは、競馬をよくご存知だと思いますから、今度は競輪をよく知ってみて下さい。
きっと、その面白さと魅力がわかると思います。
長々すいません。決して、競馬や競艇が悪いと思っていりわけではありませんので。



「学生こそ、<大学の主役>」

2019年06月03日 21時51分02秒 | 社会・文化・政治・経済

大学は単なる教育機関ではない。
国の未来がある。その第一の役割こそ<人間形成>であるとの信念。
1974年、ペルーでも大学改革を求める学生運動が高まり、国立のサンマルコス大学でも学生と大学当局が対立していた。
「教授と学生の断絶」
求められるのは対話だった。
これが行われている大学には、前進がある。
学生が大学の諸行事に責任を持って参加すること。
「新しい大学像」
「学生自治の運営」
「教授の再教育」
「学生こそ、<大学の主役>」

人類の幸福と平和と繁栄を希求する一人の教育者として、その一切の鍵は青少年の教育にあると自覚し、最善を尽くす。
新社会建設の創造的活動に忠実な、偉大な教育者(師匠)、人道主義者、哲学者、作家としての立ち場の日本の教育者の一人を招聘し、意見を求めたファン・デ・ディオス・ゲバラ総長。

「人生は不測の事態の連続といえる。そのなかでいかに行動するかに、その生き方が現れ、誠実さが輝く」
信義には信義で応える。
真心には真心で応える。
その実践の中で、時を経るごとに輝きを増す、真の友情が紡がれる。


在宅医療で「看取り」に携わる

2019年06月03日 20時52分20秒 | 社会・文化・政治・経済

1951年(昭和26年)ごろは、自宅で亡くなる人は8割だった。
現在は、8割の人が病院で人生の最後を迎える。

人の人生には終わりがあるが、それは「次なる生への出発」でもある。
仏法には、受け入れがたい現実を、生きる希望へと変革する哲理が示されている。
仏法では三世の生命を説く。
死によって今世の生命は終わっても、生命そのものがなくなるわけではない。
そのことを心から確信する時に初めて、いかなる状況にあっても前を向いていける希望を、現実の中に見いだすことができるのだと思います。
医療の現場の最前線に立つ者として、人の死に向き合うたび、そうした「確かな生命観」の必要性を感じずにいられません。
医師 栁生岳志さん(在宅医療で「看取り」に携わる。
厚生労働省は2006年から、「看取り」を推奨。


つくし世代 「新しい若者」の価値観を読む

2019年06月03日 19時47分16秒 | 社会・文化・政治・経済

 

 

商品の説明

個性尊重の変化の波が押し寄せている。
情報の選択肢が少ない昔は、監督や先輩に言われたことをやる方が効率的で、それを頑張れるチームが強くなれた。
だが、今は野球の技術や知識はネットにあふれ、言われたことをやっているだけでは、他の情報を収集しているチームには負けてしまう。
実際に強豪校も、一人一人が勝ための方法を考え皆で戦略や練習内容を決めているチームに、ある頃から負けるようになった。
その後、その強豪校は慣習を押しつけたり皆を統制したりするのではなく、一人一人の力を伸ばすことでチーム力を高める工夫を始めた。
このように、一人一人が考えて集合知を生むようなチームの方が今は強くなれる。
スポーツにとどまらず、そうした組織は幅広い分野でより求められていくだろう。

 内容紹介

若者たちの「今」、そして
「さとり」の次まで分かる。

【商品開発・マーケティング・人事に役立つ一冊】

◎ 内容紹介
「ゆとり」「さとり」という言葉でひとくくりにされがちな今時の若者たち。
しかし、彼らがつくる流行や文化を整理し、また、行動や消費の傾向をひもといていくと、
そうした言葉のイメージには必ずしも当てはまらない、《新しいマインド》が芽生えつつあることが分かってくる。
そのキーワードは「つくし」──。
欲がない、消費しない、と言われる彼らだが、仲間とのつながりを大切にし、
「みんなで楽しみたい、みんなで喜びたい」「自分一人ではなく、誰かのために」ということに関しては、
他の世代にはない貪欲さを持っているのではないか。
気鋭のマーケッター・若者論者である著者が、
商品や広告コミュニケーションの成功事例を分析しながら、「これからの若者」に迫る。

◎ 目 次
【序 章】さとっているだけじゃない 今時の若者は何を考えている?
【第1章】チョイスする価値観
【第2章】つながり願望
【第3章】ケチ美学
【第4章】ノット・ハングリー
【第5章】せつな主義
【第6章】新世代の「友達」感覚
【第7章】なぜシェアするのか
【第8章】誰もが「ぬるオタ」
【第9章】コスパ至上主義
【第10章】つくし世代
【終 章】若者たちはなぜ松岡修造が好きなのか

◎ 著者プロフィール
藤本耕平(ふじもとこうへい)
1980年神奈川県生まれ。一橋大学商学部卒業。
2002年、株式会社アサツー ディ・ケイ(ADK)に入社。入社時からマーケティング業務に従事。
トイレタリー、化粧品、スポーツ、金融、飲料業界などジャンルを問わず様々な企業のコミュニケーション戦略、商品開発などに携わってきた。
2010年から若者研究を開始。ADK若者プロジェクトリーダー。
2012年、情報感度の高い学生メンバーで構成する若者マーケッター集団「ワカスタ(若者スタジオ)」を創設。
学生と共同で若者向けの商品開発やキャンペーン開発などを行う。
外部セミナーの講演や新聞・雑誌記事連載、大学客員講師などの活動も行っている。
現在、メディア業界の専門紙「文化通信」で若者に関するコラムを連載中。
【受賞歴】カンヌ国際広告祭2010、スパイクスアジア広告祭2011ほか。

 

 

 
 

韓経:韓国の自動車1次協力会社20社がつぶれた

2019年06月03日 19時41分10秒 | 社会・文化・政治・経済

6/3(月) 13:22配信

韓国の自動車産業を支えてきた1次協力部品メーカー20社が昨年消えた。2017年に中国の高高度防衛ミサイル(THAAD)報復に続き昨年の韓国GM群山(クンサン)工場閉鎖などにともなう後遺症に耐えられなかった結果だ。


韓国自動車産業協会と韓国自動車産業協同組合などが2日に明らかにしたところによると、韓国の自動車産業1次協力業者は2017年末の851社から昨年末には831社に減少した。

自動車産業協同組合関係者は「産業沈滞の余波で大手部品メーカーまで廃業したり事業をたたんで1次協力会社の数が減った」と話した。昨年1次部品メーカーの売り上げは71兆4423億ウォンで2017年の72兆6937億ウォンより1兆ウォン以上減少した。

この余波は8000社余りに達する2次・3次業者に広がっている。

今年の事情はさらに悪化している。労使が対立しているルノーサムスン自動車は釜山工場の稼動中断(シャットダウン)を繰り返している。ルノーサムスンの1次協力会社であるA社は最近釜山工場を閉鎖した。一部工場だけ閉じるのではなく生き残りそのものに脅威を受ける協力業者が増加しているという。

◇ルノーサムスン協力会社が釜山工場閉鎖…上場部品メーカーの3分の1が赤字

ルノーサムスン自動車と韓国GMなどに車体関連部品を供給する1次協力業者のA社は最近釜山工場を閉鎖した。

ルノーサムスンの労使対立が長引き生産台数が急減したことからルノーサムスンとの取引をやめることにした。自動車業界関係者は「ルノーサムスンの生産減少で部品需要が減ったが、ルノーサムスン労組が不規則的にストを継続したために部品メーカーの負担がさらに大きかった」と説明した。

この会社は4月に釜山商工会議所がルノーサムスン協力業者を対象に実施した緊急調査で「釜山工場を整理することも考慮している」と答えた。当時は地域経済界では「見えすいた脅し」という解釈が支配的だった。だが回答から約2カ月で工場閉鎖は現実になった。地域経済界は衝撃を受けた。他の部品メーカーも拡大する損失に耐えられず釜山工場の閉鎖を検討したり工場の規模を大幅に縮小する計画だという。

◇部品メーカーの10%が3四半期連続赤字

自動車部品業界の危機は釜山地域だけの問題ではない。首都圏と蔚山(ウルサン)、昌原(チャンウォン)、仁川(インチョン)などにある部品メーカーのすべてが揺れている。

特に収益性が日増しに悪化している。工場を稼働しながら利子も払えない業者が続出している状況だ。

韓国経済新聞が2日に韓国の上場部品メーカー86個を全数調査した結果、26社が1-3月期に赤字を出した。瑞延(ソヨン)理化やSLのような部品業界大手もマイナスの成績表を避けられなかった。赤字の泥沼から抜け出せない企業も多い。全体の9.3%に当たる8社が3四半期連続で営業損失を記録した。平和産業など4社は4四半期連続の赤字だった。

黒字を出しているからと事情が良いのではない。1-3月期に黒字を記録した60社のうち40社は前四半期より営業利益が減った。昨年1-3月期と比較すると21社の営業利益が減少した。86社のうち76.7%が前四半期比、54.7%が前年同期比で営業利益が減ったか赤字を出した。

部品業界危機の原因は韓国自動車業界の「生産急減」にある。韓国の1-3月期の自動車生産台数は95万7402台で前年同期比0.6%減少した。1-3月期だけみれば5年連続で減った。慢性的な高コスト低生産構造が足を引っ張ったというのが支配的な分析だ。

韓国GM群山工場閉鎖の余波もまだ残っている。韓国GMは2017年下半期から群山工場はほとんど稼動していなかったが昨年5月に閉鎖した。1-3月期基準で韓国GMの国内生産台数は2017年の14万8117台から昨年は12万1872台、今年は11万8918台と大きく落ち込んだ。今年はルノーサムスンまで問題が起きている。

◇部品メーカーの雇用1万5000件消える

上場していない中小部品メーカーの事情はさらに悪いという。韓国最大の自動車部品メーカー団体である韓国自動車産業協同組合によると韓国の自動車1次協力業者数は2017年の851社から昨年は831社に減った。一部は廃業し、一部は2次協力会社に転落した。他の会社に合併された事例もあるという。部品業界関係者は「今年上半期だけで10社以上の1次協力会社がさらに消えたと理解している」と話す。

2次・3次協力業者はいくつ減ったのか把握すらできないのが実情だ。1次協力会社1社が廃業すれば数十の2次・3次協力会社が営業を中断しなければならない。問題は部品メーカー1社がなくなれば数十から数百件の雇用が失われるという事実だ。

韓国雇用情報院によると4月末基準で韓国の自動車と部品業界の雇用人材は38万4925人だ。2012年4月の38万4196人以降で最低水準だ。自動車と部品業界の危機が本格化する直前の2017年12月末の40万536人と比較すると1万5611人減った。消えた雇用の大部分が部品メーカーの雇用だと業界関係者は分析した。産業研究院のイ・ハング研究委員は「部品メーカーの業績悪化で新規施設と研究開発投資規模が減り、結局グローバル競争で遅れを取る悪循環が繰り返されている」と話した。

※本記事の原文著作権は「韓国経済新聞社」にあり、中央日報日本語版で翻訳しサービスします。


ファーウェイ下請けがリストラ=米中摩擦が「深刻な影響」

2019年06月03日 19時25分37秒 | 社会・文化・政治・経済

6/3(月) 16:10配信 時事通信

 【香港時事】中国通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)に対する米国の制裁措置で、同社の下請け企業が経営難に陥り、リストラを余儀なくされている。

 香港メディアが3日、中国本土のネット情報として報じた。

 それによると、ファーウェイや中興通訊(ZTE)の下請けで、スマートフォン関連の精密技術を手掛ける「誉銘新精密技術」(広東省東莞市、従業員8000人超)は5月末、各部署の従業員に3カ月間の「休暇」を言い渡した。「米中貿易戦争の悪化で業務に深刻な影響が生じている」ことが理由。初月は通常の賃金が支払われるが、2カ月目以降は市の定める最低賃金の8割にとどまり、実質的な解雇通知とみられる。

 広東省内ではほかにも、シンガポールの電子機器受託製造(EMS)大手フレクストロニクスが、ファーウェイ製スマホの組み立て業務を一部停止し、珠海や東莞で関連部署の人員削減を進めている。 


引きこもり長男を10か所以上、刺す 元事務次官「川崎のような事件を起こしたら…」と供述

2019年06月03日 19時22分54秒 | 社会・文化・政治・経済

6/3(月)  AERA dot.

送検される熊沢英昭容疑者=2019年6月3日午前8時27分、警視庁練馬署 (c)朝日新聞社
 長男(44)への殺人未遂容疑で逮捕された元農林水産事務次官の熊沢英昭容疑者(76)が警視庁に対し、川崎市で児童ら20人が殺傷された事件に触れ、「長男が子どもたちに危害を加えてはいけないと思った」という内容の供述をしていることが明らかになった。

【熊澤英一郎さんのものと思われるTwitterでは…】

 長男の英一郎さんが殺害された6月1日、熊沢容疑者の自宅近くでは、小学校の運動会が開催されていた。捜査関係者がこう話す。

「英一郎さんが『運動会がうるさいんだよ』と文句を言いはじめ、それを熊沢容疑者がたしなめた。これまで、英一郎さんが仕事をせず引きこもりで機嫌が悪いと、暴れるなど家庭内暴力で悩んでいた。熊沢容疑者は自分や妻の身の危険性をも感じていたと話している。

 川崎事件が浮かび、『もし子供に危害が及んでしまったらとりかえしがつかない』『うちも引きこもりで切れやすい性格。万が一、川崎のような事件を起こしたら…』と刃物で長男を刺したと供述しています。刺し傷が10か所以上で、腹や胸に集中していることから、かなりの覚悟を持っての犯行のようだ」

 警視庁が殺害現場となった東京都練馬区の自宅を捜索すると、熊沢容疑者が「殺すしかない」という趣旨のメモを書いていたのが発見されたという。

 英一郎さんは、5月下旬に実家に帰るまでは、一人暮らしをしていた。

「10年くらい前に熊沢さん一家は引っ越してこられた。英一郎さんらしき人は見たこともない。引きこもりの人がいるらしいということだけは聞いたことがあり、それが英一郎さんだったとは…」(近所住民)

 英一郎さんのSNSによれば、人気の「ドラクエ10」というオンラインゲームが趣味だったようだ。

 だが、書き込みを見ると、<課金装備は、出来るだけ使うように><2018年5月 支払い予定分ご利用明細 323729円 これが今月の私のクレカ支払額だ>と記すなどオンラインゲームにかなりのお金を使っていたとみられる。

 英一郎さんはSNSで自身の父親が、<元事務次官の愚息でございます。凄いでしょ>
と身元を明かし、<中2の時、初めて愚母を殴り倒した時の快感は今も覚えている>

<もし殺人許可をもらったら真っ先に愚母を殺すな>とも記していた。

 さらに<母親あるいは父親を殺すと自分も消えるという王道ストーリーはないのか>と家庭内暴力をうかがわせる書き込みを繰り返していた。

 そして、両親との関係については、<勝手に親の都合で産んだんだから死ぬ最期の1秒まで子供に責任を持て>と記し、特に母親に反感を抱いてようで、<自分の犯した罪の大きさを思い知れ。貴様の葬式では遺影に灰を投げつけてやる>とも記していた。

 前出の捜査関係者はこう話す。

「英一郎さんは、5月に実家に戻る前も、アパートで引きこもりのような生活をしていたようだ。熊沢容疑者はSNSを通じてしか、英一郎さんと連絡をとることしかできなかった。
熊沢容疑者はSNSの書き込みの内容も把握していたそうで、そこに川崎事件が起こった。事件にショックを受け、犯行に拍車をかけたかもしれません」

 動機の解明が待たれる。(取材班)
〈週刊朝日〉


窓をひろげて考えよう

2019年06月03日 13時34分26秒 | 社会・文化・政治・経済
 
 

内容紹介

■内容紹介■
メディアを正しく受け止める方法とは?ページがくり抜かれた8つの例題で、メディアのつたえる情報と実際の情報を比べてみよう!

■目次■
最初のキーワード「まだわからないよね?」
1 人里にクマがでた!
2 ケンカ相手の言い分は…
3 動物園からワニが逃げた!
4 両国の関係、ちょっと心配…
ここまでのキーワード「他の見え方もないかな?」
ここからのキーワード「隠れてるものはないかな?」
5 こわい病気がうつるかも!
6 地球温暖化がついに解決か!
7 よく当たる宝くじ売り場
8 犯人はコイツに決まってる!
もう一度、最初のキーワード「まだわからないよね?」 
もう1つ大切なこと キミが発信者になるとき
おわりに――みわっちからつながるバトン

■著者略歴■
下村 健一(シモムラケンイチ)
TBSでアナウンサーを15年勤めた後、フリーキャスター(筑紫哲也NEWS23、サタデーずばッと、等)10年。内閣審議官に従事したのち、慶応義塾大学、関西大学、白鴎大学で教鞭をとる。

★【「MBS情熱大陸」(2018年9月9日放映)で紹介されました! 】
大反響! たちまち重版! 
シリア難民に情操教育をおこなうNGO「国境なき子どもたち」の職員、松永晴子さんが、難民の子どもたちへの授業で教材として本書を採用しています。

【松永晴子さんからのコメント】
「この本には、自分で考えるきっかけがあります。子どもたちは、今まで一つしかなかった視点を、もう一つ、二つと、増やしていき、他の人の意見を聞きながら、自分と他の人の、好きなこと、きらいなこと、納得いくもの、いかないものを知るきっかけとなっています」

内容(「BOOK」データベースより)

穴のあいたページをめくったら、びっくり!同じ絵でも、部分と全体では、印象が変わる!コツを体験して「メディアリテラシー」を身につけよう!情報に振り回されない8つの「コツ」。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

下村/健一
TBSでアナウンサーを15年務めた後、フリーキャスター(筑紫哲也NEWS23、サタデーずばッと、等)10年。

内閣審議官に従事したのち、慶應義塾大学、関西大学を経て、白鴎大学で教鞭をとる

 

「人との出会い」が

2019年06月03日 13時05分44秒 | 社会・文化・政治・経済

教育の目的は何か?

「人との出会い」が人生を大きく左右する。
科学技術等の進歩に伴い、現代は、ともすれば一対一の人間同士の直接の触れ合いの大切さが忘れられている。
人との出会いが、自分の人生に大きな触発を与えてくれて、人生をより豊かにしてくれる。
自分自身も、他の誰かの人生に触発や影響を与える存在なのである。
「皆さんが受けた教育の真価は、皆さんの人生に臨む姿勢で決まる」
常に自分に問いかけるメッセージでもある。


教育の目的は何か?

2019年06月03日 12時38分18秒 | 社会・文化・政治・経済

教育基本法資料室へようこそ!

文部科学省

第1条 (教育の目的)

第1条(教育の目的) 教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。


  本条で規定している「教育の目的」とは何か
  教育は、人を育てることであり、ここで「教育の目的」としては、どのような目標に向かって人を育てるか、どのような人を育てることを到達の目標とすべきかについて規定している。
   
  本条の構造
  教育の目的は、
A:   人格の完成をめざし、
B:   平和的な国家及び社会の形成者として、(以下の徳目を有する)心身ともに健康な国民の育成を期すること。
     
 
1 真理と正義を愛し、
2 個人の価値をたつとび、
3 勤労と責任を重んじ、
4 自主的精神に充ちた
 

「人格の完成」: 個人の価値と尊厳との認識に基づき、人間の具えるあらゆる能力を、できる限り、しかも調和的に発展せしめること(「教育基本法制定の要旨」昭和22年文部省訓令)。
  真、善、美の価値に関する科学的能力、道徳的能力、芸術的能力などの発展完成。人間の諸特性、諸能力をただ自然のままに伸ばすことではなく、普遍的な規準によって、そのあるべき姿にまでもちきたすことでなければならない(「教育基本法の解説」)。
   
なお、「真理と正義を愛すること」「個人の価値をたつとぶこと」「勤労と責任を重んじること」「自主的精神」として掲げられている徳目について、制定時の帝国議会答弁においては、「第1条ですべての徳目を掲げるのは適当ではなく、従来我が国の教育の比較的欠陥といわれてきたところや現在においても欠陥と考えられているところを特に強調し、それ以外は「人格の完成」に包含させる」との考え方をとってきた。

「教育基本法の解説」田中二郎・辻田力監修(国立書院)、「教育基本法の理論」田中耕太郎著(有斐閣)に基づき作成

(参考)帝国議会における第1条(教育の目的)に関する主な答弁

【教育の基礎として如何なる人間観に拠っているのか。】

○昭和22年3月19日  貴族院・本会議
<高橋国務大臣答弁>  教育基本法に於きまして、先づ人間は人間たるの資格に於て品位を備へて居るものでありまして、何等他のものと替へらるべきものでないと云ふ意味に於て、其の前文に於きまして、「個人の尊重を重んじ、」と謳つて居るのであります。

次に人間の中には無限に発達する可能性が潜んで居ると云ふ考を基礎と致しまして、教育は此の資質を啓発し培養しなければならないのでありまして、之をば第一条に「個人の価値をたつとび、」と申して居るのであります。

第三に、人間は単に個人たるに止まらず、国家及び社会の成員であり、形成者でなければならないと云ふことも亦此の基本法に於ける人間観の基礎として居る所のものであります。

更に人間は真、善、美などの絶対価値の実現を追求するものと致しまして、文化活動の主体であると考へるのであります。

是等を基礎と致しまして、教育が人格の完成を目指さなければならず、普遍的にして而も先程仰せのありました所の日本人として、又個人と致しまして、個性豊かな文化の創造を目指さなければならないとして居るのであります。

   
【教育理念を法律の形で規定することの意味は何か。】
○昭和22年3月19日  貴族院・本会議
<金森国務大臣答弁>  (教育に関する基本方針を国会において法律として定めるのは、)国民の共同意識、謂はば国民の代表者に依つて現されて居りまする所の全国民の納得を基本として、実行上然るべき基準を規律して行かうと云ふことでありまするが故に、先づ大体の見地から申しまして、国の法律として定めると云ふことが、余り程度を越えさへしなければ然るべきことのやうに存じて居ります。
<高橋国務大臣答弁>  一部に於きましては、又国民の可なり大きな部分に於きましては、思想昏迷を来して居りまして、適従する所を知らぬと云ふやうな、状態にあります際に於きまして、法律の形を以て教育の本来の目的其の他を規定致しますることは、極めて必要なことではないかと考へたのであります。
   
【よき日本人の育成、祖国観念の涵養といった観点が欠けているのではないか。】

○昭和22年3月20日  貴族院・教育基本法案委員会
<高橋国務大臣答弁>  「個性ゆたかな文化の創造」、此の「個性ゆたか」と云ふことは、博士の御解釈になりますやうに、単なる個人的のものばかりでございませぬので、日本の国民性の十分に現はれた所の文化の創造と云ふ意味に私共は解釈して居るのでございます。

尚此の基本法なるものは、十分に普遍的なものと同時に、日本的なもの、特殊的なものをも求めて進んで行かなければならぬと云ふ精神に基いて出来て居るものと申上げて差支えなからうかと考えて居ります。
<辻田政府委員答弁>  それで教育の目的の中には色々な徳目、或は掲ぐべき必要なことがあらうと思ひます。

従来我が国の比較的欠陥と言はれて居つた所、或は現在の状態に於ても欠陥と考へられて居る所と云ふやうなものを特に強調致しまして、「勤労と責任を重んずる」、「責任」と云ふ字を特に入れ、又「自主的精神に充ちた」と云ふやうなことを特に強調致しまして、此の我が国の国民として特に教養すべき点を掲記したのでありまして、此の中に有らゆる徳目を掲記すると云ふことは、必ずしも適当でないと思ひますので、それ等に付きましては「人格の完成」と云ふ中に包含してある訳であります。

   
【奉仕的精神に満ちた国民の養成という観点が欠けているのではないか。】
○昭和22年3月20日  貴族院・教育基本法案委員会
<高橋国務大臣答弁>  此の第一条に掲げてあります国家及び社会の形成者、此の形成者と申しまする文字は、単なるメンバーと云ふだけでなくして、実際の国家及び社会の構成者、ギルダーと云ふやうな意味も含まれて居るものでありまして、尚国家竝に社会に対する奉仕の点は、後にありますやうに「勤労と責任を重んじ」云々と云ふ言葉で十分に現はされて居るのではないかと存ずるのでございます。

東京は遠かった 改めて読む松本清張

2019年06月03日 12時06分32秒 | 投稿欄
 
 

商品の説明

内容紹介

中央と地方、格差社会、転落する男と女ーー時代を超えて清張ミステリは読み継がれる。
昭和文化や都市論、映画に造詣の深い評論家が、「東京」「昭和」「映画と小説」「旅」など、さまざまな切り口から不世出の作家の魅力に迫る。これまでに書かれた清張にまつわる文章に書き下ろしを加えた決定版・松本清張ガイド。

「一億総中産階級と言われた一九八〇年代のバブル経済期に誰が、その先に格差社会が来ると想像しただろう。しかし、いま、松本清張の初期の作品を読むと、日本の社会は、いまもむかしもそれほど変わっていないのではないかと思ってしまう」(本書より)

【目次】

[第1章]東京へのまなざし
初期作品に見る敗れゆく者たちーー「西郷札」「或る「小倉日記」伝」
風景の複合ーー『Dの複合』『渡された場面』
地方から東京を見るまなざしーー「再春」「空白の意匠」「投影」
抑留された夫の帰りを待つ女ーー「地方紙を買う女」
物語の生まれる場所、甲州ーー「絵はがきの少女」に始まる

[第2章]昭和の光と影
東京地図から浮かび上がる犯罪ーー『歪んだ複写』
昭和三十年代の光と影ーー『点と線』『砂の器』「声」
働く女性の殺人ーー「一年半待て」
小説が書けなくなった作家、時代から忘れられた作家ーー『蒼い描線』「影」「古本」

[第3章]清張映画の世界
ミステリを越えた物語ーー『砂の器』
戦後の混乱がもたらした事件ーー『ゼロの焦点』
悲劇に終わった少年の性の目ざめーー『天城越え』
弱い女性による復讐の悲しさーー『霧の旗』
絶望と罪悪感に揺れる父の姿ーー『鬼畜』
「明るい悪女」とエリートの対決ーー『疑惑』
詐欺事件の謎を追う素人探偵の旅ーー『眼の壁』
子供の姿に過去の自分を見た男ーー『影の車』
思わぬ偽証で破滅する男ーー『黒い画集 あるサラリーマンの証言』

[第4章]清張作品への旅
松本清張の「地方性」
映画『張込み』の面白さ
『張込み』の風景を追って

あとがき

内容(「BOOK」データベースより)

中央と地方、格差社会、転落する男と女―。時代を超えて清張ミステリは読み継がれる。「東京」「昭和」「旅」「映画と小説」など、さまざまな角度からその魅力に迫る極上の松本清張ガイド。

 
 
 

東京は遠かった 改めて読む松本清張

2019年06月03日 12時06分32秒 | 投稿欄
 
 
商品の説明

松本清張の小説は、時をこえて花開く。
この普遍性の源を鮮やかに解き明かす。
まずズバリと指摘すると、清張作品の主人公はなべて地方出身者。
野心や夢をいだき東京に出た男女が、やむにやまれぬ哀しい犯罪ドラマを展開する。
昭和の高度経済成長の光と影が託される。
東京の権威に地方が従う。
そんな格差が清張ミステリーの大きなテーマ。
清張の告発は今もつづく。
一億総中流時代のあとに、格差はさまざまな領域が広がると著者は説く。
清張は暗い影の場所から、ネオン輝く昭和の東京を見た。
「明るいとことから暗いところは見えないが、暗いところからは両方を見ることが出来る」。
旅好きの清張は地理好きもある。
清張のミステリーは最高の歴史地図帳でもある。

内容紹介

中央と地方、格差社会、転落する男と女ーー時代を超えて清張ミステリは読み継がれる。
昭和文化や都市論、映画に造詣の深い評論家が、「東京」「昭和」「映画と小説」「旅」など、さまざまな切り口から不世出の作家の魅力に迫る。これまでに書かれた清張にまつわる文章に書き下ろしを加えた決定版・松本清張ガイド。

「一億総中産階級と言われた一九八〇年代のバブル経済期に誰が、その先に格差社会が来ると想像しただろう。

しかし、いま、松本清張の初期の作品を読むと、日本の社会は、いまもむかしもそれほど変わっていないのではないかと思ってしまう」(本書より)

【目次】

[第1章]東京へのまなざし
初期作品に見る敗れゆく者たちーー「西郷札」「或る「小倉日記」伝」
風景の複合ーー『Dの複合』『渡された場面』
地方から東京を見るまなざしーー「再春」「空白の意匠」「投影」
抑留された夫の帰りを待つ女ーー「地方紙を買う女」
物語の生まれる場所、甲州ーー「絵はがきの少女」に始まる

[第2章]昭和の光と影
東京地図から浮かび上がる犯罪ーー『歪んだ複写』
昭和三十年代の光と影ーー『点と線』『砂の器』「声」
働く女性の殺人ーー「一年半待て」
小説が書けなくなった作家、時代から忘れられた作家ーー『蒼い描線』「影」「古本」

[第3章]清張映画の世界
ミステリを越えた物語ーー『砂の器』
戦後の混乱がもたらした事件ーー『ゼロの焦点』
悲劇に終わった少年の性の目ざめーー『天城越え』
弱い女性による復讐の悲しさーー『霧の旗』
絶望と罪悪感に揺れる父の姿ーー『鬼畜』
「明るい悪女」とエリートの対決ーー『疑惑』
詐欺事件の謎を追う素人探偵の旅ーー『眼の壁』
子供の姿に過去の自分を見た男ーー『影の車』
思わぬ偽証で破滅する男ーー『黒い画集 あるサラリーマンの証言』

[第4章]清張作品への旅
松本清張の「地方性」
映画『張込み』の面白さ
『張込み』の風景を追って

あとがき

内容(「BOOK」データベースより)

中央と地方、格差社会、転落する男と女―。時代を超えて清張ミステリは読み継がれる。「東京」「昭和」「旅」「映画と小説」など、さまざまな角度からその魅力に迫る極上の松本清張ガイド。

著者について

川本三郎(かわもと・さぶろう)
一九四四年生まれ。評論家。著書に『大正幻影』(サントリー学芸賞受賞)、『荷風と東京』(読売文学賞受賞)、『林芙美子の昭和』(毎日出版文化賞、桑原武夫学芸賞受賞)、『郊外の文学誌』、『小説を、映画を、鉄道が走る』(交通図書賞受賞)、『時には漫画の話を』、『あの映画に、この鉄道』など多数。