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我々人間一人一人は、すごく賢いわけではない

2024年09月22日 22時19分42秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼人生には、嬉しいこともあれば、辛く、悲しいこともある。

<よし負けないぞ>との強い心で、希望に燃えて前進している人にとっては、苦難も歓喜となる。

あくまでも<必ず勝利してみせる>と前を向くのである。

▼近年の世界情勢は「中道の危機」である。

民主主義の先進国でさえ、ことなる立場と対話する穏当な姿勢が衰え、急進的で過激な主張が支持を集めるようになった。

そして左右の極端な意見が支持される。

「ボス」の立場が絶対視され、多様な意見が反映することができない。

「極端主義」に走る傾向も否めない。

▼民主主義といっても、その担い手であるわたしたちの自覚と責任が肝要である。

▼「組織」の価値を見直すことだ。

なぜなら、組織は<継続性>をもっている。

一人の人間が社会を変えようとするのは<ばくち的で>あり、継続性に欠けている。

組織というものがあるおかげで、利害が一致した集団が生まれ、そこで政策に対して継続的に関わることができる。

▼自分の頭で考えるとか、自分で判断ことだ大切だ。

しかし、我々人間一人一人は、すごく賢いわけではない。

判断を間違うこともある。

仮にうまくいったとしても、自分の力だけではなく、運や周囲の影響は必ず受けているはずだ。・

▼自分ひとりの力で全部できるなんて思わず、もっと人や社会、組織を頼ってもいい。

このまま孤立して、全て自己責任で苦しみながら生きていくより、中間集団に参加するなどして、互助を享受した方がいいのである。

壁は大きいかもしれないが、一歩一歩の積み重ねによって、個人と組織や社会が少しずつ歩みより、良い社会になっていくことが望まれる。


「見た」ものが「真実」とは限らない

2024年09月20日 13時08分39秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼人には何等かの使命があるはずだ。

それを自覚するかどうかである。

そのためには、自身を磨き鍛え、人格を陶冶(とうや)していくことだ。

「人格陶冶」とは、 実践を通して人間としての正しい生き方を磨き上げていくこと。

それには、挑戦力、忍耐力、責任感などを身につけ、自身の人間的な成長を図っていくことが極めて重要になる。

▼戦争の本質は、暴力であり、その対極にあるのが文化である。

戦争は破壊であり、武力による外からの人間の抑圧である。

これに対して、文化は創造であり、人間精神の内なる力によって育まれる<華>である。

そして、文化は、その民族や国家を理解する、最も有効な手がかりとなる。

また、文化は固有性とともに共感性を持ち、イデオロギーの壁を超えて、人間と人間を結ぶ、<磁石>の働きをもっている。

▼生命の発露として、新しき人間文化を建設し、広く世界に寄与する。

優れた文化・芸術を生み出すことは、共感と賛同を広げていくこととなる。

▼嘘や噂に惑わされず、自分の「目」で真実を見極めることだ大切である。

現代は「作られた映像」もウソをつく。

「見た」ものが「真実」とは限らない。

ウソも複雑になり、高度で巧妙なものとなっている。

だから、人間は賢明になることだ。

判断の能力を高めることだ。

嘘はどこまでも嘘にすぎない。

真実が覆い隠されてはならない。

「根拠」のない主張に惑わされない知性が必要だ。


人は、無限の可能性を秘めている

2024年09月19日 21時29分58秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼誰とも真っ向から渡り合える人になれーそのことは、実は非常に難しいことである。

相当の努力が必要である。

師の教えに従い、世界的に活躍した弟子も現れたのである。

人は、無限の可能性を秘めている。

▼途上にある「試行錯誤」が、社会を「良い方向」へ変化させる機会になる。

重要ななのは、性別にかかわらず社会で活躍できることだ。

既存社会の問題点や限界を捉え直すことで、具体的な可能性の契機とすることだ。

▼日本には、世界の平和のために光彩を放つ人材がたくさんいる。

問題は「後を継ぐ若い人」が陸続と育っていくかどうかである。

▼青年は青年に最も強く働きかける―ゲーテ

一人立つ勇気が基本であり、団結が肝要である。

 


子どもを育てる側も育てられる

2024年09月19日 20時12分08秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼他者の役に立ちたい―という心を磨くことが、脳の力を発揮する土台となる。

他人のために行動したことが、自分のためにもなる。

▼子どもは、未来からの使者である。

「人の心の中に平和の砦を築かなければならない」ユネスコの示す「平和の文化を」。

子どもが描く絵には、偉大な力がある。

子どもの希望に力を、世界中の大人に伝えたい。

画は人間の天使

画は少年の宇宙

画は少女の夢の城

子どもを育てる側も育てられる。

画を通して、少年・少女を激励する。

読書、作文、絵画などを通じて子どもたちの可能性を引きだす。

 

 


青年を信じ育てよ

2024年09月19日 16時54分17秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

教育教育とは、世界を変えるために用いることができる、最も強力な武器である。

教育とは、世界を変えるために用いることができる、最も強力な武器である。

教育とは、世界を変えるために用いることができる、最も強力な武器である。

私は生涯の間、アフリカの人々の闘いに専念しました。
私は白人の支配と戦い、私は黒人の支配と戦いました。
私は、民主主義的で、自由な社会の中で、全ての人に平等な機会が与えられることを望んでいます。
これを、私が生きている間に見届けることが理想です。
しかし、私はこのために必要ならば、死ぬ準備ができています。

 

ネルソン・ホリシャシャ・マンデラ(コサ語Nelson Rolihlahla Mandela1918年7月18日 - 2013年12月5日)は、南アフリカ共和国政治家弁護士である。

南アフリカ共産党中央委員、アフリカ民族会議議長(第11代)、下院議員(1期)、大統領(第8代)を歴任。若くして反アパルトヘイト運動に身を投じ、1964年に国家反逆罪で終身刑の判決を受ける。27年間に及ぶ獄中生活の後、1990年に釈放される。翌1991年アフリカ民族会議(ANC)の議長に就任。デクラークと共にアパルトヘイト撤廃に尽力しながら、1993年にノーベル平和賞を受賞。1994年、南アフリカ初の全人種が参加した普通選挙を経て大統領に就任。民族和解・協調政策を進め、経済政策として復興開発計画(RDP)を実施した。1999年に行われた総選挙を機に政治家を引退した。

賞歴としてネルー賞、ユネスコ平和賞、アフリカ賞サハロフ賞レーニン平和賞ノーベル平和賞国際検察官協会名誉章受章など。

称号には名誉法学博士(早稲田大学)など。南アフリカ共和国での愛称はマディバ、タタ(父)

マディバとは彼の先祖が誰かを象徴する氏族名であり、部族社会の影響が残る南アフリカでは単なる愛称ではなく、尊称に近いものである。ミドルネームのホリシャシャはコーサ語で「トラブルメーカー」の意味。

来歴

反アパルトヘイトの闘士

マンデラは1918年7月18日トランスカイウムタタ近郊クヌ村で、テンブ人の首長の子として生まれた。少年時代には、首長から、部族社会の反英闘争の歴史や、部族の首長が持つべきリーダーシップや寛容の精神を聞いて育った。この時の経験が、彼の反アパルトヘイト運動を根底から支えた
メソジスト派のミッションスクールを卒業した後、フォートヘア大学で学ぶ。在学中の1940年には、学生ストライキを主導したとして退学処分を受ける。その後、南アフリカ大学の夜間の通信課程で学び1941年に学士号を取得した。
また、その後、ウィットワーテルスランド大学で法学を学び、学士号を取得した。1944年にアフリカ民族会議(ANC)に入党。その青年同盟を創設し青年同盟執行委員に就任して反アパルトヘイト運動に取組む。

1960年にシャープビル虐殺事件が起きると、マンデラも武装闘争路線へと転換し、1961年11月、ウムコントゥ・ウェ・シズウェ(民族の槍)という軍事組織を作り最初の司令官になった。しかし、それらの活動などで1962年8月に逮捕される。また、1963年7月にはウォルター・シスルやゴバン・ムベキといったANC指導部がヨハネスブルク近郊のリヴォニアにおいて逮捕され、すでに獄中にあったマンデラもこの件で再逮捕された。

27年間の投獄

1964年に、終身刑の判決を受ける。

投獄は27年半、1万日に及んだ。

母の病死、長男の事故死を獄中で知った。

地獄のような苦しみを味わっても。全ての人種が平等に暮らす「虹の国」の理想を決して手放さなかった。

国際社会からの非難が高まり、彼が釈放されたのは、1990年2月11日。

リヴォニア裁判と呼ばれるこの裁判で、マンデラは1964年に国家反逆罪で終身刑となり、ロベン島に収監された

1969年5月には、イギリス人傭兵の有志が集まり、ネルソンを救出する作戦が立てられたことがあったが、南アフリカ側への情報漏れで中止されている

1982年、ケープタウン郊外のポルスモア刑務所に移監。

収監は27年にも及び、マンデラはこの時期に結核を始めとする呼吸器疾患になり石灰石採掘場での重労働によって目を痛めた

収監中にも勉学を続け、1989年には南アフリカ大学の通信制課程を修了し、法学士号を取得した。

また、アパルトヘイトの主要勢力であるアフリカーナーとの対話を予測し、アフリカーンス語ラグビーの知識を身につけたのも獄中でのことだった。

獄中にあってマンデラは解放運動の象徴的な存在とみなされるようになり、マンデラの釈放が全世界から求められるようになっていった。

1982年にはロベン島からポールスモア刑務所に移送され、ロベン島時代よりはやや環境が改善された。1988年にはビクター・フェルスター刑務所に再移送された。

1989年にはピーター・ウィレム・ボータ大統領がケープタウンに彼を招き、会見を行った1989年12月にも当時の大統領フレデリック・デクラークと会談しているが、この時はまだ獄中から釈放されることはなかった。

釈放と全人種選挙

1990年2月2日にデクラークはANCほか禁止されていた政治団体の活動許可とともにマンデラ釈放を約束し、1990年2月11日にはマンデラは釈放される。

釈放後の第一声はケープタウンの市役所のバルコニーで行われ、10万人の聴衆が彼の釈放を祝った。釈放後、マンデラはANCの仮本部の置かれていたザンビアの首都ルサカに行き、病気療養中だった議長オリバー・タンボを代行する形でANC副議長に就任してアパルトヘイトの撤廃に向けて取り組むこととなった。

また、アパルトヘイト撤廃に向けて理解を得るためにこの時期には外遊を精力的に行っており、1990年10月27日から11月1日までANC代表団を率いて訪日している。1990年5月には国民党政府との第一回予備会談がケープタウンで行われ、マンデラはANC代表として出席した

8月には第二回会議が行われ、マンデラは政治犯の釈放とアパルトヘイト諸制度の撤廃を新憲法制定のための前提として要求した。かわりに国民党からは政治暴力の停止要求が出された。全ての黒人を勢力基盤とするANCと、ナタール州に勢力を持ちズールー人を政治基盤とするインカタ自由党とは80年代後半から激しい武力抗争が続いていたが、マンデラ釈放後騒乱がさらに激しくなっていたためである。マンデラは抗争の中止を再三呼び掛けたが、効果はなく、抗争は悪化するばかりとなっていた。

 


大事なのは、実践と行動

2024年09月19日 16時29分36秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

アウストレジェジロ・デ・アタイデ(Austregésilo de Athayde、1898年9月25日 - 1993年9月13日)は、ブラジル作家ジャーナリスト世界人権宣言の審議には、ブラジル代表として参加した。

ブラジル文学アカデミーの総裁を34年間、務めた(1959年-1993年)。

 

国や人種、信条を問わず、正義と人類の友愛をもって民衆を結び、全世界で平和を推進するために尽力する。

そうした努力によってのみ、友愛を支持する精力的な行動を通じて悪の反対勢力を打ち破り、世界人権宣言の庇護のもと、世界が切望する人々の幸福と安全を保証することができるのであります。

生涯

1898年、ブラジルのペルナンブコ州、カルアルに生まれる。リオデジャネイロ連邦大学卒。

幼いころから神学校に学び、聖職者として、当時主席として、民間の教育に専念していた。その中、キリスト教の教えに疑問を抱き、聖職者の道をあきらめることを選ぶ。

から、ジャーナリストとしての活動が始まり、 1930年代、新聞記者として活躍。

また、ジャーナリストの活動の中で、3度の投獄、3年に渡る亡命生活も経験する。その亡命生活の中では、ヨーロッパの文化や、法制度、国民の行動様式を学べるきっかけともなる。

精力的にジャーナリスト活動に携わり、生涯で書いたコラムは5万本。

テレビには20年間、毎週1回出演。

ラジオには30年間、毎週1回出演。

講演も40年にわたっ毎週のように行った。

毎日約6本の記事を書き続け、晩年も毎日3本の記事を執筆していた。

また、入院生活の最後の最後まで記事を書き続けた。

世界人権宣言にもブラジルの代表として参加する。 その後、ブラジル文学アカデミーの総裁を34年間務める。

1993年、94歳で逝去。


偉大な人は優れた人や組織を見る目を持つ

2024年09月18日 17時49分46秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

■人や組織の見立てはマネジメントの基本

組織を動かし、働きやすい職場にしていくためには、まず組織やそこにいる人に対するアセスメント(診断、見立て)が重要です。今がどうなっているか誤認したところから職場改善をスタートしても、間違ったゴールへと向かって進むだけです。

特に人事分野は、事業戦略や商品開発、マーケティングなどの領域よりも解決策の選択肢は少ないので、極端に言えば最初の見立てさえしっかりできれば、後はドミノ倒しのように半ば自動的に決まっていきます。

しかしそのような少ない選択肢でも、見立て違いによってよく間違ってしまうのが人事の怖いところです。「人や組織を見る目がない人」がいかに多いかということの証拠ですが、そういう人にはどのような特徴があるのでしょうか。

■人の認知は罠だらけ。評価を歪める「心理的バイアス」

人が何かを認知する際、その捉え方を歪めてしまう現象を「心理的バイアス」といいます。人を見る目がない人は、心理的バイアスの影響を強く受けやすい傾向があります。

例えば「確証バイアス」は、一度抱いた仮説や信念を検証する際に、それを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向のことを言います。古くはローマ帝国のシーザーからいろいろな人が言っていますが、要は「人は見たいものしか見ない」ということです。

自分と似たタイプの人を好む「類似性効果」もあります。いろいろな会社の人事考課を調べてみると、上司と同じタイプの部下は評価が高く、異なるタイプの部下の評価は低くなりがちです。組織の創造力を高めるために多様性の高い組織にしたいと努力している経営者や人事責任者からすれば、「似たような人ばかり評価する」ことはマイナスでしょう。

「ハロー(後光)効果」も人を見る目の精度を下げるバイアスです。ある対象を評価する際に、顕著な特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる現象のことです。抜群に優秀な側面を持っている人は、他の側面の評価も高まります。

卑近な言い方をすれば「※ただしイケメンに限る」、見た目の印象で仕事の成果も優れていると評価されることがあり、その逆もあるということです。心理的バイアスの種類には他にもたくさんありますが、とにかく人の認知は「罠だらけ」なのです。

■思い込みの激しい決断型が「拙速な見立て」をする

それなのに、多くの人が「短時間で人なんてわかる」というようなことを言います。しかしそれは「わかる」の意味が誤っているのです。人は人と出会った時に、5分もあれば強迫的に何らかの印象を持ってしまいますが、それはあくまで心理的で主観的な「仮説」であり、客観的な「真実」ではありません。

この手の誤りをする人は「思い込みの激しい人」です。事業において大活躍している百戦錬磨の経営者や事業責任者などの偉い人たちの多くも「人は短時間でわかる」と言ったりします。彼らの中にはスーパーマンもいるので私ごときが意見するのは憚られるのですが、人間であれば世界中どこでも通用する心理学の理論は彼らにも通用すると思いますので、やはりどんな偉い人が言おうが、間違いは間違いです。

では、なぜそうなるか。彼らは日々十分ではない情報の中、素早い経営判断を求められているため、意思決定スタイルが少ない情報の中からスピーディーにビシッと一つに判断をする「決断型」であることが多いです。そうでなければ、その職責に応えられません。それを人に対しても適応してしまっているのではないでしょうか。

素早く判断を行うことが身につきすぎてしまって、じっくりと話せばしっかりと人を見抜くことができるような人でも、「今、この組織や職場はどういう状態にあるのか」「そこにいる人々はどんな状態にあるのか」ということには拙速な判断をしてしまうのです。

■「自分の偏見」に対して自覚的であれ

このように、きちんとした「人を見る目」を持つためには、自分の中に生じる心理的バイアスの罠にどれだけはまらないようにできるかが重要です。心理的バイアス自体は消すことが難しいですし、そもそもその人の価値観や好き嫌いは消すべきでない、消す必要のないことでもあります。

つまり問題は、どうしても生じる心理的バイアスを自覚できるかどうかということです。自分が人に対して持っている偏見や価値観、好き嫌いをわかっていれば、そういう心理的バイアスがどこで生じそうかがわかり、人を注意深く見ることができます。

自分に生じそうな心理的バイアスを知るには、自分がどんなパーソナリティであるのかを知ることです。常日頃から周囲からのネガティブなフィードバックをきちんと受け止め、適性検査などで自分のパーソナリティを可視化したり、様々な方法で自分を知る機会を作ることで、自分の偏見に自覚的になり、結果として人をフラットに見る目が養われていく基礎ができるのではないでしょうか。

キャリコネニュースで人と組織に関する連載をしています。こちらもぜひご覧ください。

 
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人事コンサルティング会社 株式会社人材研究所 代表取締役社長

愛知県豊田市生まれ、関西育ち。灘高等学校、京都大学教育学部教育心理学科。在学中は関西の大手進学塾にて数学講師。卒業後、リクルート、ライフネット生命などで採用や人事の責任者を務める。その後、人事コンサルティング会社人材研究所を設立。日系大手企業から外資系企業、メガベンチャー、老舗企業、中小・スタートアップ、官公庁等、多くの組織に向けて人事や採用についてのコンサルティングや研修、講演、執筆活動を行っている。著書に「人事と採用のセオリー」「人と組織のマネジメントバイアス」「できる人事とダメ人事の習慣」「コミュ障のための面接マニュアル」「悪人の作った会社はなぜ伸びるのか?」他。


中国古典の生かし方

2024年09月17日 11時39分38秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

中国の古典には組織論から処世訓までさまざまな英知が凝縮されている。

そこには、現代社会に生きる私たちの人生を豊に確かにする教訓もちりばめられている。

 

中国古典の生かし方: 仕事と人生の質を高める60の名言 (NHK出版新書 722) 

湯浅 邦弘 (著)

悩んだときは、『孫子』×『貞観政要』と、『菜根譚』×『呻吟語』が役に立つ!

中国古典研究の第一人者が、『孫子』×『貞観政要』と、『菜根譚』×『呻吟語』の名言・格言を、身近なたとえを用いてわかりやすく解説する、ユーモア抜群の中国古典ガイド。
たとえば『孫子』の「彼を知り己を知れば、百戦殆(あや)うからず」。

勝敗は彼我の相対的戦力差によって決まることを鋭く指摘したこの言葉は、オンライン会議時に思い出してみてはどうか。ふだん見えない自分がパソコンの画面に映る。「こんな妙な癖が自分にあったのか。今後は気を付けなければ――」。これは、他人と自分が同一画面上に配置されることではじめて自覚できることではないだろうか。
面白くてタメになる!「故事・ことわざ」の読み方指南の書である。

[前編]仕事や組織での活動がうまくいくヒントがほしいときに
――組織論・リーダー論の最高傑作『孫子』×『貞観政要』より
一、算多きものは勝つ
二、彼を知り己を知る
三、人こそ城
四、水の如く勝ちを取る
五、逃げる美学

[後編]人生の歩き方、人との付き合い方に迷ったときに
――処世訓の最高傑作『菜根譚』×『呻吟語』より
一、自分の器を磨く
二、人間関係の極意
三、ピンチと感じたとき
四、四角と丸で生きていく
五、人生は百年のみのではなく

 

孫氏は、ただ戦争の技術を記すのではなく、人間が戦うとはどういうことか、組織とは何かを思索しています。

長い戦乱の後、安定政権が築かれるなか、リーダーの資質、組織の在り方が語り合わされいます。

乱世を背景に軍師は思索した「孫氏」、太平の世に君臣問答で構成された「貞観政要」、互いに対照的関係ながら、組織論、リーダー論の二大傑作になっています。

本書では、この「孫氏」「貞観政要」から、暮らしや仕事に役立つヒントを挙げています。

事をなすには、ぼんやりと浮かべるのではなく、誰にも分るものでなければならない。

それ「算」です。

現在に当てはめば、情報収集。事前分析の重要性を指し示す名言だと思います。

さらに、集団の力学について論じています。

「勢」という字を集団のエネルギ―を意味付けたのは「孫氏」が初めではないでしょうか。

かつては一人の勇者によって局面を打開することも可能でしたが、兵士も数万の規模になれ集団の力を最大限に引き出すことがまず肝要です。

さらに人が変わってもなお組織を維持発展できるのが真の組織であり、その鍵が「勢」なのです。

一方、「貞観政要」ではリーダーの「聴く力」の大切さが語られます。

「きく」と読む漢字に「聴」の字を当てています。

リーダーは耳に入ってくる声を聞くのではなく、意識的に聴く姿勢が必要であることを示しています。

さらに「兼」の一字を加え、情報は「兼ねる」、多くの人から得なければならないとしています。

また、自らにとって耳の痛い言葉、諌言もそこに含まれているのではないでしょうか。

そいした度量が太宗には備わっていたと私は考えています。

千年の隔たりを有する「孫氏」「貞観政要」ですが、共通点も多くあります。

その一つが「己を自覚し忘れない」ということです。

敵を前にする武将、国を治める君主の態度の違いはあっても、「己を知る」ことの大切さを語っています。

また、それが難しいことでもあるとも訴えています。

情報社会の現在、大量の情報が行き交うなか依然として明らかでないもの、それは、<自分とは何か>ということではないでしょうか。

そこに「孫氏」「貞観政要」に鋭く深い教訓を私は感じます。

戦争の悲惨さを目の当たりしていた孫氏にとって、まず考ええるべきは人命の尊重であり、国家の滅亡を避けることではないでしょうか。

「孫氏」の兵法は人命を守り国家の滅亡さける普遍的な課題に主眼を置いています。

一方、貞観政要」では、「後継者をどう養成し、社会を生き抜くか」という課題に対する問題解決にヒントを探っています。

 

2枚目

 

 

 

著者について

1957年、島根県生まれ。大阪大学名誉教授。
大阪大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。北海道教育大学講師、島根大学助教授、大阪大学助教授、同大学大学院教授を歴任。専攻は中国思想史。著書に『菜根譚』『孫子・三十六計』『貞観政要』『呻吟語』(以上、角川ソフィア文庫)、『菜根譚』『論語』『諸子百家』(以上、中公新書)、『別冊NHK100分de名著 老子×孫子』(共著)、『別冊NHK100分de名著 菜根譚×呻吟語』など多数。
 
 

仏教的ヒューマニズムの萌芽

2024年09月17日 11時20分23秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼私たちは今、分岐点に立っています。

人権を否定し、自然や地球の存続を脅かす政治的な動きの拡大を目にしています。

その一方で、民主主義や自由、平和が失われてゆくことに抗する仏教的ヒューマニズムの萌芽が、社会の中で確かにみられます。

だからこそ人間革命の流れを強めていかなければなりません。

その責任は他の誰かでもなく、私たち一、人一人にあるのです。

人間革命を他者に呼びかけ、力づけることを継続していくことです。

ローマクラブのサンドリン・ディクソン共同会長

▼国際政治における出来事だけが、人類の未来を左右するではない。

私たち民衆の日々の行動が、究極において歴史をつくる「水底のゆるやかな動き」を生み出していくことを深く確信して、前進していきたい。

 


「共に生きる」「誰も置き去りにしない」

2024年09月17日 10時53分37秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼我々の目的は幸福に生きることである。

▼真面目で愉快な語らいが我々の力を倍加する―エマソン

▼「中秋の名月」

9月17日、この頃の月は1年を通して一番美しいとされる。

古来、日本の人々はその月をめで、和歌や俳句を詠んで楽しんできた。

▼紛争が絶えない。もっとも本源的な人間復興、生命尊厳が期待される。

▼時代は刻々と動いていく。

天候の推移のように、晴れもあれば曇りのときもある。

あるときは、暴風雨に遭遇するような場合もあるだろう。

要はそうした変転に一喜一憂することなく、たえず原点を凝視しながら正常な軌道へ引き戻していく力が、人々に備わっているかどうかである。

本源的な力を心に植え付けるのは、人間と人間との生命次元での触発である。

民衆こそが歴史を創造する主役なのだ。

▼大海といっても、究極すると一滴の水の集積にほかならない。

「共に生きる」という思いが、そのまま、国連が目指す「誰も置き去りにしない」地球社会の縮図であり、同じように苦しむ他の地域の人々を勇気づける光明となるだろう。


必要なのが「人間精神のルネサンス」

2024年09月17日 06時23分16秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼一つ一つの課題について、皆で真剣に協議し、智慧を出し合い、先手、先手を打っていくことだ。

▼人類は、これまでに産業革命、科学革命、テクノロジー革命と「三つの革命」を経験してきた。

これは、どれも「人間の外側の革命」だった。

しかし、それらを何のために、どのように使うべきか。

その英知は、まったく未開発のままだ。

驚くほど何でも知っている人類が、自分たちがどう行動すべきかについては、驚くほど無知なのだ。

技術は進歩しても、文化的には化石のように進歩が止まっている。

そのギャップを埋めるために必要なのが「人間精神のルネサンス」である。

「人間自身の革命」なのだ。

▼人類は過去には、ヒトラーのような人間を崇拝し、歓喜した歴史もあるのだ。

そして今日、プーチンのような非人道的な指導者をも容認しているのである。

 


「群れ」と「集団」

2024年09月10日 07時25分38秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

「群れ」と「集団」は違う。

群れ(むれ)とは、同一種の生物の個体多数からなる集団である。

まれに複数種を含む集団を指す場合もある。

数万羽から成るムクドリの群れ。

まるで1個の巨大な生き物のように大空を黒い塊となって猛スピードで飛び回り、急転回し、場合によっては突然散開し、再び一個の群れに戻る。

動物の群れがなぜこのように統率のとれた行動をとれるのか?

動物たちの群れをめぐる様々な謎は、それが哺乳類であれ、鳥であれ、魚であれ、昆虫であれ、多くの科学者や人工知能研究者たちを魅了してきた。
■神経細胞の集団と、動物の群れの違いをどう見るのか

■群れがもつ集団の知性、知能の正体とは何か

群れのなかの個体にとっての「自由」と、集団の統率・秩序の関係

集団とは、ある特定の目的を達成するために形成された、複数の個人の集まりです。

単に何人かが同じ場所に集まっただけの状態は集団とは呼ばれません。
 
集団の例としては、家族、友人仲間、学校、会社、病院、政党、スポーツクラブ、村や都市、群集や公衆、教会、国家などがあります。
 
個人が自分らしさを発揮して自立しているのが「集団」である。
 
一方、個人の考えよりもその場になんとなく流れてる空気、特にマイナスの空気が勝るのが「群れ」と定義される。
多くのいじめも「群れ」から始まる。
自分で考えて自分で行動できることが大切である。
だが、世間の空気で何となく行動してしまうのが、群れの特徴なのだ。
 
政党こそ、「集団」ではなく「群れ」の構造になっている。
「群れ」の中に身を置くと、合理的な行動ができなくなる。
国会議員の政治資金問題も「群れ」の不合理さに帰着する。
 
 
 

「人間を信じる力」によって民衆の時代を築く

2024年09月09日 13時30分23秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼宗教離れが進んでいる。

特に若年層の宗教離れば顕著である。

これは宗教が若者の精神的要求・ニースを満たしていないことを物語っているのではないだろうか。

世界が混沌とする時代に会って、青年は<何のために生きるか>という問いを求めている。

▼不幸にあえぐ民衆に、生きる希望と活力を与えることが、宗教の本来の役割である。

生命の尊厳の哲学こそが、仏法である。

多くの人々の苦しみに寄り添い、行動し、共に幸福で安穏な人生を確立し、平和な世界を築くことこそが、釈尊が仏法を弘める最大の目的であった。

▼「生命尊厳」「人間尊敬」を説くの法華経。

その法華経を否定することが、世の中の乱れの根本原因あり、正しい法を社会の支柱として人々の心に打ちたてる以外に、究極の解決策はないと釈尊は確信したのである。

自身の安穏を願うのであれば、まず、自分を取り巻く社会の平穏を祈るべきである。

法華経は、一人の人間の存在の中に尊極な仏の生命を見出す経典である。

「生命の尊厳」を否定する思想は断じて容認しない。

それが、真の寛容と慈悲の精神である。

何を信仰するのかー。それは、「何を根本として大切に尊重するか」

「どのような価値観をもつか」ということだ。

「何のため」という根本目的を確立することだ。

つまり、根底にあるのが、自他共の幸福を願う慈悲である。

そして、その焦点は、一人ひとりの「心の変革」「価値観の転換」である。

まさしく、目指すのは、一個の人間における「人間革命」である。

「人を救い、世を救うことを除いて、宗教の社会的存立の意義はない」ともいえるであろう。

いかなる「価値」を「創造」するのか。

端的にいえば、民衆の安穏と世界平和の実現である。

現実の社会で悩み、苦しんでいる人に<生き抜く力>を与えることだ。

「一人」を大切にし、一対一の対話に徹する。

「対話」は、人間の力の復興の原動力となる。

対話が社会を変え、世界を結び、未来を創るのである。

どこまでも、生命の可能性を開く蘇生の力を確信するのである。

「人間を信じる力」によって民衆の時代を築くのである。

 

 


文化交流こそ、最も大切になっていく

2024年09月08日 10時29分50秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼不信を信頼に変える<人間外交>

▼日本人は、ロシア文学やロシア民謡には親しんでいても、当時のソ連には親近感を持っていなかった。

どこか<怖い国>という印象を持っていた。

政治や経済の分野だけでは、真の有効はありえない。

文化交流こそ、最も大切になっていく。

既に現在、核兵器は全世界が滅びるほど、十分にある。

核兵器をこのまま放置しておけば、ヒトラーのような人間がいつ現れ、何が起きないといも限らない。

そうなれば、地上の文明を守る手立てもないのである。

人類は遅かれ早かれ、核兵器軍縮を決定するほかない。

人間と人間、民衆と民衆の間に信頼の橋を架けることから、揺るぎない平和の大道が開かれるのである。

▼国家の関係といっても、最終的には、人間と人間の関係に帰着することが、第一義である。

つまり時代の趨勢は、深き友情と信頼の人間と人間の触れ合いを、民間次元で進めていくことこそが、真の友好を築くために不可欠の課題となる。

国際的な協力を抜きにしては、到底解決できない地球的な課題が、人類の眼前に横たわっている。

人類を英知を結集して課題解決にあたらなければならない。

▼根本てきな思想は、平和主義であり、文化主義であり、教育主義である。

その根底は人間主義である。

▼不信を信頼に変える対話をあらゆるレベルで行うのである。

人間を信じるという一点で、世界を深く結ぶ。

それは<人間外交>なのである。

問題の本質は<相互不信> に尽きるのである。

相手を信じなければ、際限のない核兵器の開発競争が繰り返されしまうのだ。

一言で言えば、恒久平和の実現とは「人間を信じる」戦いであり、根本的な<生命の迷い>を打ち破らなければならない。

 


何気ない言葉も、人生を変える時がある

2024年09月07日 16時11分10秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼知識の浅い、少ししか言葉を持たぬ子供でも、何でも直ぐに頭で解りたがる大人より、美しいものに関する経験は、よほど深いかもしれません。

実際、優れた芸術家は、大人になっても、子供の心を失わないものですー文芸評論家・小林秀雄

▼優れた写真には<見る人の心を動かす力がある>その写真と幾度も向き合うなかで、子供の感性の翼が広がる。

美を求める<心の純粋さ>を大切にしたい。

▼新しい日に対して敬虔な心を持てーロマン・ロラン

ロマン・ロランは、フランスの小説家、評論家。理想主義的ヒューマニズム、平和主義、反ファシズムを掲げて戦争反対を世界に叫び続け、フランスでは評価されなかったが国際的に多くの知友を持った。 ベートーベンをモデルにした大河小説『ジャン・クリストフ』をはじめ、ヒューマニズムの立場にたった作品を発表した。

▼人生には、挫折もれば行き詰まりもある。

そうした時、何ものにも負けない強さもち、それを堂々と乗り越えていけるかどうかに、幸・不幸の鍵がある。

▼核兵器の脅威は遠い世界のことではない。

人類を破滅から救うか否かは、国境を超えた友情を確立できか否かにかかっているといっても過言ではない。

平和ほど、尊きものはない。平和ほど幸福なものはない。

平和こそ、人類の進むべき、根本の第一歩であらねばならない。

▼庶民を励まして、自分をい感じること、言いたいことが世界の前進を助ける得ると信じさせなければならない。

▼平和運動といっても、難しく考えることはありません。それは、周りの人たちへの優しさの表現です。

▼誰もが、平和を望んでいる。

どんな人にも、他者を慈しみ、大切にする心が具わっている。

ほんの少しの勇気が、友を守る力となる。

何気ない言葉も、人生を変える時がある。

大事なことは、誰の心にもある良心と勇気を一人、また一人と呼び覚まし、地域を、社会を、そして人類全体を包み込んでいくことではないだろうか。

▼核戦争は人道への犯罪であり、人類を絶滅させ、地球に破滅をもたらす。

▼私たちは、惨事に向かう競争に固執するよういに運命つけられていません。

そういう惨事をひきおこしたもの人間の意志ですし、それを阻止することもできのも人間の意志ですーイギリスの哲学者バートランド・ラッセル