世界最高のスーパー軍団相手にこのサッカー。私は誇らしい気持ちで一杯だ。勝てるチャンスすらあった。世界最高のクラブチームと延長まで
渡り合えたことは、素晴らしかった。主審の判定次第ではどうなっていたか、わからない試合だった。
特に柴崎の2ゴール!!本当に痺れた!前半44分、左サイドに流れていた土居が左足でクロス、柴崎がトラップ、少し大きく弾んだのを左足
でボレーで叩き込んだ。この大きな舞台でこのプレー!さすが柴崎岳!ロナルドもショックだったのか青ざめているようだった。
確かに局面局面のテクニックやプレッシャーはレアルのレベルは高かった。しかし、アントラーズのディフェンスはバランスよく集中して、い
つも粘り強いサッカーができていた。9分の先制点の失点は、非常に早かったので、かえってレアルに楽勝ムードが漂って、少し相手をなめたよ
うなサッカーをしていたのが、柴崎の同点ゴールでレアルに冷水を浴びせた感じで、本当に気分が良かった。
後半に入って、レアルの選手たちの目つきが変わった。後半7分、相手DFが左サイド奥からクリヤーしたボールが中央付近へ。それを柴崎が
体をうまく使って、ボールを前へ運び、相手DF三人をかわして左に動きながら、左足でミドルシュート。地をはうような最高のミドルシュー
トが左下隅に突き刺さった。もう絶叫するほどうれしかった。
ディフェンスではこの試合も昌子が素晴らしかった。ロナルドを一対一で抑えているのを見るのは、驚きだったし、これがアントラーズの
ディフェンスのレベルなのだろう。曽ヶ端も神がった素晴らしいセーブがあった。
13分にPKを取られた山本は、もう少し慎重にスライディングしてほしかった。あれはPKを取られてもしょうがないかもしれない。しか
し、90分内では、レアルは完全に形を崩した得点がなく、43分のファブリシオの惜しいシュートなど、アントラーズに決定的なチャンスが
あった。44分のセルヒオ・ラモスのファウルにイエローカードを出さなかった主審の判定がおかしかった。レアルに遠慮したようなザンビア
の主審にやられたといってもいい。49分の遠藤のゴール前のプレーも惜しかった。後半の最後はアントラーズが得点できそうな感じがあっ
て、延長に入る前に決めてしまいたかった。
延長に入って、ロナルドに一瞬の隙を突かれて2点取られてしまったものの、アントラーズは良くやったと思う。レアルは確かに強かった
けれど、予想以上にアントラーズのサッカーが通用した。中2日の強行日程が続く中、3連勝して、レアル相手に延長まで戦えればもう十分で
ある。アントラーズ以外のJリーグのチームではここまでやれなかったと思う。明らかにレアルとは差があったが、見ていて感動する何かが
あった。観に来た観客の大部分は満足して帰ったことと思う。
チャンピョンシップで勝ってリーグ優勝した強さは本物だったことが証明されたと思う。アントラーズの選手たちとスタッフ、そして石井監
督を心から称えたい。本当にありがとう!
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