八重柏冬雷の書道散策

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前衛的に「悠々として・・・・」

2007-05-25 | いろいろな書の巻

「悠々としてかつ急げ」

今度は文字群を作り、
空間を生かした構成に。

もう完全に読めない。
前衛書作品になってしまった。

35cm×135cm

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8 コメント

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Unknown (ひろこ)
2007-05-26 19:45:41
前衛の書は どのように鑑賞したらよいかわからない。字の目的は人に言葉をつたえること、という固定観念で見てしまうからかもしれない。
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書いてみたい (ふぅふぅc)
2007-05-26 21:38:19
いいですねえ。
こんなのを書けたら気持ちがいいでしょうね。
個人的にはこの前の肉厚の字のほうが好きかな?
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ひろこ様 (toraian)
2007-05-27 10:06:11
コメントありがとうございます。

書道の鑑賞の仕方は自由にされていいのですが、前衛書は確かに戸惑う方が多いようです。

私が作品を作るとき、言葉を伝えたいときには、読めるように書きます。

そうではなくて、言葉のイメージを、感覚的、造形的にとらえ、感情を伝えたいときには、読めなくなってもかまわないと思っています。
外国人が書道に興味を示すときは、造形としてとらえているようです。言葉の意味が造形として表現されていると感じているようです。
日本人はどうしても読むことに専念し、読めたら鑑賞できた気持ちになってしまうようです。
ですから、まず読むことより雰囲気を鑑賞することが第1でしょう。感覚的に好き、嫌い、でもいいと思います。
あまり難しく考えずに楽しんでいただければと思います。

これからもよろしくお願いします。
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ふぅふぅc様 (toraian)
2007-05-27 10:08:02
ありがとうございます。
確かに前の作品のほうが純粋です。
今回の作品は考えすぎていますね。
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習字の筆とか (mit13)
2007-05-28 12:22:15
書道の道具というものは、
洗剤で洗っては駄目なのですか?
子供が習字の道具を持って帰ってきて
洗おうとしたんですが、筆とかあまり洗剤を使っては
駄目だったような気が・・私の勘違い???

お手入れについて、教えて頂けると助かります
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mitl3様 (toraian)
2007-05-28 21:47:13
久しぶりです。

さて、たぶん
筆を洗剤で洗ってもいいかということですね?
筆も動物の毛ですから、
シャンプーなどを使ってもいいでしょうが、
頻繁にはしないほうがいいと思いますよ。
筆には適度の油分があると思うのですが、
それがなくなっていくような気がします。

私は教え子の筆が固まっているときは、
一晩水につけさせて、
シャンプーで丁寧に洗わせています。
かなりきれいになりますし、
それ以後大事に使うようです。

お子さんが書道を楽しんで続けてくれるといいですね。
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前衛書というのは (書家)
2007-06-03 21:22:33
戦後のあの時期に起こった、革新的な書を開拓しよう、という「精神」を指すものであって、「読めない書」「字を書かない書」が前衛になるわけではない。それは戦後のあの時期だから通用する表現。

美術の世界において前衛って言葉はもう古い。芸術には「新しさ」が必ず内在されるのであるから。
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書家様 (toraian)
2007-06-03 23:04:06
コメントありがとうございます。
私の説明が言葉足らずだったようで・・・・。

過去の制約から解放される、または乗り越えるところに
前衛的精神があると思います。
未来に向かうことは常に前衛だと思っています。
その意味でこの作品は私にとっては前衛。
読めるという制約を越えていますので。

ジャンルとしての「前衛書」ではないと思っています。

そんなことを思いながら楽しんでいます。
これからもよろしくお願いします。
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