ボク、ウルトラマンになっちゃいました。
ほら、光の超人、あのウルトラマン。
嘘つけって?
嘘じゃりませんよ。ボクの周り、ウルトラ怪獣だらけですもん。
30分でやっつけられなかったゴモラでしょ、
自分でダダ言ってるダダでしょ、
中で手をつないでるっぽいペスターでしょ、
中で変な体位になってるっぽいドドンゴでしょ、
どこに真珠つけてんだ?全身かよってガマクジラでしょ、
なんかもう怪獣オンパレードっすよ。
ま、そんなわけでボクはへっぴり中腰、スペシウム光線今から発射しちゃうぞポーズなんですけどね。
おかげで怪獣たち、微動だに動きませんよ。ま、お互いさまですけどね。
え?どうして、ウルトラマンになれたのかって?
ボクだってまあ、これまでどおり、パパ、ママと暮らしていきたいって思いもあったんですよ。
時期もクリスマス前。プレゼントやらクリスマスケーキやら、お楽しみが目前ですもん。
でもそこで現状に甘んじててはダメなわけですよ、若いんだから。
夕方、部屋でひとり遊んでいたら、白い煙がモクモクモク、髪もヒゲも真っ白の爺さんが現れたんです。
「ホンモノの神様じゃよ。願いをひとつ、かなえよう」
そこで言ったわけ。ウルトラマンになりたいって。
金がほしいとか、女がほしいとか、お下劣な欲望に走らないのが、少年っぽいでしょ?
そしたら神様、
「なんじゃ~?そのウルトラマンってえのは~?」
いやもう最初はオトボケかと思いましたよ。でもまぁ、神様だって知らないこともあるかなって思いなおしました。
考えてもみてください。神様がAKBのメンバー全員言えたり、AV女優の名前に詳しかったりしたら、神様っぽくないでしょ?
それで教えてあげたんですよ。フィギュア棚の上の、ウルトラマンを手にとって。
「コレ。コレになりたいんだよ、ボクは」
すると神様、ニッコリ。
「おやすい御用じゃ~」
・・・・・・で、気がついたら、このザマですよ。
「サトル~、晩ごはんよ~」
「ハ~イ」
あ、少年が立ち上がってダイニングに向かいます。さっきまでボクだった少年が。
部屋に残されたボクは、棚の上でスペシウム光線ポーズのまま、周囲を見渡します。
埃をかぶった怪獣フィギュアたちの向こうに、美少女フィギュアが見えます。
せっかくフィギュアになったんだから、せめてあの美少女たちと・・・って動けやしません。
ク~、こんなことなら、金か女にしときゃよかったぁ!
(最後まで読んでいただいてありがとうございます。バナーをクリックしていただくと虎犇が喜びます)
それにしても、見たいと思ったそのときに、すぐにネットで見ることができる・・・便利な世の中になったものです。
本当にウルトラマンになった気分で怪獣をやっつけるんです。
あ、でもフィギュアでは動けませんね。残念!
お鍋戦隊オデンジャーもアニメ化されたらアンパンマンみたいに大うけしそう!
但し、夏はいやがられるかな。。。(笑)
というか、ちょうど『帰ってきたウルトラマン』の頃はもうウルトラマン、見てないんです。
今度、ゲオで見つけたら借りてみようかな。
ウルトラマンの『ジャミラ』、セブンの『モンマルト』は何度も見ています。傑作ですよね。
ボクは長いのを読むのがホント苦手な人なんで、しっかりボリュームのあるお話を書いておられる方々には、失礼しっぱなしなんですよ~
そんなヤツですけど、ブロとも、よろしくです。
そういえば、前に書いたコメントの「ウルトラマンの哀しい怪獣対決ベスト3」は、ジャミラ・メイツ星人・ノンマルト でした。
中でもメイツ星人は、見てて泣けました。
知っていますか?
僕好きなんですよ。
面白かったです。オチが。
先日は僕のブログにお越し頂きありがとうございました。
これからもぼちぼちやっていきますので、よろしくお願いいたします。(ブロともとして)