ニアンの一言☆(川崎戦・A-ナビスコ)

2014年10月12日 | 海外サッカー
【負けは見たくなかった・・が】



甲府戦でまさかのドローを演じて以来負けて良い試合、いや引き分けても良い試合は無くチームの状況も相まって毎試合勝利するという気分の良い日々を過ごしていました。
リーグ戦にしろカップ戦にしろ勝ち点を落として良い試合はありませんが・・・強いて言えば今日の試合だけは許されるものだったと思います。(条件付きでしたが)
そこできっちり負けてきっちり次へと駒を進めるあたり・・計算されているのか偶然か、1つ負けた事で肩の荷がスーっと下りた様な気がしますし選手達もそんな感じではないでしょうか? それほど実質的ダメージが少ない敗北でしたね。 ただ、時を置かずリーグ戦を残す川崎に「やれるのでは?」という感覚を持たしてしまったなら余計な敗北とも言えるかもですが。 ともあれ、

久しぶりのタイトルまであと1つ。ナビスコ杯決勝へと駒を進めた選手達を称えて労いたいですね。

皆さんも色々と思われるでしょうが・・そう、守備のことです。 ここ数試合トレードマークだった完封勝ちがありません。 丁度強豪と当たりだした鳥栖戦で1失点、鹿島戦で2失点、川崎戦で2試合で4失点と僅か4試合で7失点。 それには必ず理由がある筈です。ここを突き止めないとこれからのラストスパートに翳りを見せることになります。

相手が強くなってきたから?
連戦で疲れてきたから?
全員による守備連動が出来なくなってきたから?
DFの弱点を特定されてきたから?

どれもそうだとは思います。 強い相手だと90分抑え込むのは至難であるし連戦は事実でありメンバーもそれほど動かさないので疲労もある。それでも得点を重ねながら以前より守備への意識が攻撃陣の中で薄れてもきていると感じます。
この4試合での失点の様子を思い出してみたい。

鳥栖戦: 
1.角度の無いクロスから米倉が豊田を倒してPK献上
これは、仕方のない部分があります。米倉が普通に対処しててもゴールは許さなかった可能性が高い。

鹿島戦: 
2.DFの間に斜めっ走りで侵入され慌てた岩下が2度躱され失点
3.間にスルーパスを通されダイレクトシュートで失点
これは象徴的な失点です。

川崎戦:
4.CKから今野が競るも東口のポジションが前過ぎて触れず失点
5.角度の無いクロスから岩下とジェソクの間をピタリと合わされ失点
6.CKから岩下競り負け失点
7.丹羽等が半端な追い込みで深く侵入されグラウンダークロスをファーから合わされ失点

DFの癖が読まれたと思われる失点が2,4,5,6番。 2番6番は岩下が率先して競りたがるという癖を逆手に取られたような形です。率先するということは行動範囲も広く、行くも戻るも運動量とスピードが求められますがそこを逆に狙われるとスコープし易いと言い替えれます。
また4番、6番のCKですが東口がもし自分で率先して防ごうとするならゴールから離れる球に対し前に動いた4番、ゴールに向かっていく球に対し動かなかった6番の場面は修正や話し合いが必要かと思います。7番は自身の領域を出ずに守備する丹羽の迷いがあったとも感じます。
2番、5番は取られて納得という素晴らしい得点(相手の)なので仕方ないかなと。

ただナビスコ2連戦、特に1戦目の最後から2戦目の後半最初までの約50分で4失点していること。そしてその全てが試合終了前、前半早々、前半ラストプレー、後半早々と・・開始・終了の間際での失点ということで気持ちの緩みが要因と思われますので長谷川監督の叱咤と選手間の話し合い、緊張の持続が肝要かと考えます。
あと、弱点を見出され始めていると思われる東口と岩下は動き方やポジショニングをもう一度再考してDF陣全員で申し合わせを確認して貰いたいです。

長くなりましたが簡略にニアンの一言お楽しみ下さい。MVPは阿部、米倉、今野です。

GK東口:5.0
どの失点も触れていない(3点目はゴール内でお触り)、ポジショニングが不安定、ポコポコと・・クールポコじゃないんだから失点し過ぎです。巻き返しある筈ですので気を引き締め直して欲しい。

DF米倉:6.5
川崎のレナトへの対応に悩殺されながら前線に上がって攻撃参加。体調はもう大丈夫みたいですね。敗戦の中にあって良い調整が出来たと思います。打ちそうで打たない日でした。

DF丹羽:6.0
自慢のDF陣も間、間をついてくる鹿島や川崎にはやはり苦戦しています。これから同じ様な相手との対戦が続きますので是非効果的な対策を話し合って下さい。3失点目の要因にもなりました。

DF岩下:5.0
そろそろ相手も君の存在こそガンバ守備陣の中心だということに気が付いてきて狙い撃ちしてきています。スピードがそれほど無い点、責任感からか飛び出してくる点、熱くなってカード貰う点などを狙われています。ここらで落ち着きのあるエレガント岩下に変貌すれば相手は混乱すると思います。

DFオ・ジェソク:6.0
いつも1試合終わってヘトヘトになるあの顔は好感持てます。本当に一生懸命力出し尽した感が半端ない。(全員一生懸命やっていますが)川崎の攻撃力に苦慮しながら段々と慣れてきた様に思います。

MF阿部:7.5
この試合に於ける文句無しのMVPです。勝ち試合なら8.5くらい出せそうです。決めきった2点は何れも技術の高さとポジショニングの良さを示しています。パトの近くに居たら何かあるという嗅覚を備えてしまったのかも。ほぼフル出場で守備にも貢献。天皇杯は休んで欲しい選手の一人です。

MF遠藤:6.0
ちょっとナメた風に感じる若手がいるとお出ましになる黒遠藤が今日も随所に見られました。大島とかなかなか見所ありますよね。ただ厳しく当たるのは味方へのメッセージでしょうね。フルで出続ける大御所を見てチームの若手がどう奮起するかが楽しみです。

MF今野:6.5
吹っ切れ今野が一皮剥けて最終形今野になったのかな。吹っ切れる力という本も出せそうです。揶揄ではなく本当に今ガンバの屋台骨を支えている存在です。天皇杯は主役としてお願いします。君の居ない次の川崎戦は心配ですが幸運にも2試合やっていますので対策立てて勝てると思います。

MF倉田:5.5
今日はやっと先発として最後までプレーしましたが未だ何処で何を?感が少し残っています。試合勘だけの問題だと解りました。 ただ宇佐美居る時と居ない時のプレーの出来栄えが違うのが気になる。居ない時の方が活き活きとしてると感じます。2人両立出来たら更に化学反応起こしそうですよ。

FWパトリック:6.0
見事なヒール?でのワンタッチパスが初めて通った試合です。しかもワンツーからの完璧なアシストは評価出来ます。やれるんだけど(イメージは持っているんだけど)技術と集中力が足りないだけですね。これもガンバという環境で慣れてきたらすぐにスキルになる筈です。5回で3,4回成功しないとガンバのパスサッカーには馴染みません。

FW宇佐美:5.5
気合空回りでしょうか。途中交代。でもこの温存は次のリーグ戦に良い判断です。鬱憤も溜まったでしょうから次で晴らしましょう。機会がすぐにある日程って最高ですね。1度だけ輝いたプレーでアシストしたのは流石です。ただ皆が君に求めるモノはもっと更にその先です。

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MF大森:6.0
目立たなかったですが川崎の攻撃を1つ遅らせ続ける役割を担いました。何故か右サイドに入ったのはジェソクと連携出来ないからでしょうか??阿部が左で倉田と、君が右で米倉や佐藤とプレーさせて適性でも見てたんでしょうかね、監督は。

FW佐藤:6.0
パトリックの代わりで出るというスタイルが確立されてきています。今日もそこそこ競り勝ち、割と球を追い回し、繋ぎにもそこそこ参加したり。平均以上です。でも競り合い1つにしても当たった後もっと球を見て食らいつかないといけません。目を離し過ぎて相手に球を収められるのは勿体無い。

DF金正也:5.0
一応採点しときます。新クローザーでしょうか。時間稼ぎのみでの出場は悔しいでしょうけどその悔しさを次にぶつけられる様鍛錬お願いします。


HC長谷川:6.0
負け試合にしては良い採点ですが、勿論カップ戦を決勝まで導いたことへの評価です。鹿島でヒーローになったリンスはやはり使い辛かったですか?(カード)それでも使うべきだったと思いますが。それともリンスがリーグ戦のスターダムに上り詰める序章なのでしょうか。 川崎相手にはメンバー落とし難いのも理解できます。でも天皇杯どうするのかな?


ここ3試合で一番思うことは、シュートで上回られていること。鹿島には20本打たれ、この試合も17本打たれました。強豪相手でもシュート数、ポゼッション、ゴール数で上回らないといけませんしそれが目標でもあります。
次にあるホーム川崎戦は今回の2戦で会得したものを生かして危なげない勝利を期待します。


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コメント (4)
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