アロマテラピー学習ブログ

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参照。

精油が働く経路

2008-01-10 17:16:26 | 精油の基礎知識
感覚(嗅覚)を通して
 空気中に蒸発した精油成分は、私たちが空気を吸い込むことで、鼻の奥にある嗅細胞と言われるところに届く。この物質の情報が、電気的信号に変えられて大脳に送られ、ここで「におい」として認識される。嗅覚は感覚として認識されるだけではなく、私たちの身体の生理機能をコントロールしている部分に直結しており、身体の調節の働きにも影響を与える。

吸い込むこと(吸入)によって
 精油成分を吸い込んだとき、まず嗅覚で捉えられるが、同時にこれらの物質は肺の中に入り、その末端からわずかだが血液中に入り込む。そして、その成分が身体の中でいろいろな働きをする。

皮膚から
 植物油に薄められ、皮膚に塗られた精油成分は、皮膚内に浸透し、そこで保湿成分を補ったり、引き締めなどの働きをする。さらに皮膚内へ浸透した精油成分の一部は、皮膚にある末梢血管といわれる細い血管に入る。そしてその成分が身体に影響を与える。

飲食によって(消化管から)
 一部医師の間では、精油を薬品のように口から摂取することも行われている。ただ、これには多くの専門的知識が必要であり、一般の方が自分の判断だけで行うと危険を伴うこともある。飲んでしまった精油成分は口、のど、食道、胃、小腸などの消化器の粘膜からも吸収される。食べ物と同じように小腸の壁から特によく吸収され、全身に送られる。上記の3つの経路に比べ、大量の精油成分が吸収される可能性があるので、特に注意が必要。


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