中国の陰陽の概念に似た考えを唱えた。
イギリスの植物学の父として有名なウィリアム・ターナーは、16世紀の薬草専門家。ターナーは薬用植物を熱性・冷性・乾性・湿性それぞれの度合いによって分類した。熱・乾性は陽の力、冷・湿性は陰の力にそれぞれ対応するものである。熱性の度合いには四度あるので、例えば熱性一度という薬用植物は熱性二度の植物ほど暖める作用が強くない。冷性にも四度の段階がある。もっとも、こうしたものは陰陽とぴったり厳密には対応していないため、同じ一つの薬用植物が熱・湿性、あるいは反対の冷・乾性に分類されることもあった。
イギリスの植物学の父として有名なウィリアム・ターナーは、16世紀の薬草専門家。ターナーは薬用植物を熱性・冷性・乾性・湿性それぞれの度合いによって分類した。熱・乾性は陽の力、冷・湿性は陰の力にそれぞれ対応するものである。熱性の度合いには四度あるので、例えば熱性一度という薬用植物は熱性二度の植物ほど暖める作用が強くない。冷性にも四度の段階がある。もっとも、こうしたものは陰陽とぴったり厳密には対応していないため、同じ一つの薬用植物が熱・湿性、あるいは反対の冷・乾性に分類されることもあった。