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脊髄神経

2008-03-17 06:54:01 | 解剖生理学(脳神経系)
 脊髄神経は末梢神経のうち、脊髄から分かれて出るものを指す。末梢神経は脊髄神経と脳神経に分かれるが、脳神経は迷走神経を除いて頭頸部にしか分布しないため、四肢・体幹を支配する神経はほぼすべて脊髄神経である。狭義には脊柱管から前根と後根が出て合わさるところから、前枝と後枝に分かれるまでの部分を指す。左右で31対あり、8対の頸神経(頚椎の間から出るもの)、12対の胸神経(胸椎の間から出るものを胸神経)、5対の腰神経(腰椎の間から出るものを腰神経)、5対の仙骨神経(仙骨の仙骨孔から出るものを)と1対の尾骨神経(第1尾椎と第2尾椎の間から出るものを)からなる。頸神経は同番号の頸椎骨の上、胸神経以下は同番号の脊椎骨の下を通る。
 脊髄神経は後根(Dorsal root)と前根(Ventral root)に分岐している。後根には感覚細胞の神経細胞を含む神経節がある。これら前根と後根が再び1つとなって脊髄神経を構成している。後根と前根の長さは頚髄でもっとも短く、下にいくにつれて長くなっていく。
 一般的に感覚神経の情報は後根を通って脊髄に入り、運動繊維は前根を通って脊髄から出る。この感覚性は後根、運動性は前根という法則をベル・マジャンディ(Bell-Magendie)の法則という。
 椎間孔(intervertebral foramen)から出た脊髄神経は脊髄神経前枝(Ventral ramus), 後枝(Dorsal ramu), 硬膜枝(Meningeal branch)に分かれる。
皮膚分節(Dermatome): C1を除く脊髄神経はそれぞれ皮膚の特定の部位からの感覚情報を受容する。これを皮膚分節と言う。
 

 


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