カキぴー

春が来た

ビストロ最新事情

2010年01月31日 | 食・レシピ

車の運転を苦にしない、会話の相手としてそこそこ退屈しない、日常のマナーも一応身につけている。 プラス、体質的にアルコールを受け付けない。 こんな条件に合致する人が身近に居たら、男女を問わず大事にしたほうがいい。

昨夜、上記の資格を完璧に満たす女房の友達を誘い、私のワイン・アドヴァイザーである、某酒店の専務が薦める 郊外のビストロへ行き、 久々にフレンチのコースを食してきた。 この店は住宅街の一角に位置し、静かで、ロケーシヨンも悪くない。 2階建ての1階が店舗で、席数10席ちょっと、数台の駐車スペースがある。 内装に金をかけてないが、フランス田舎風の雰囲気と、外観ととのコントラストがグッド。 お買い得の店に共通した形態として、ここも若いオーナー夫婦だけで、人は使わない。 さらにすべて予約制。 食材のロスを考えると、客の立場からも、このやり方を支持したい。 

飲み物は専務が選んでくれた、2300円のヴァンムース(1月2日のブログ参照)を持参したが、持ち込み料は1000円。 東京のポピュラーなワインバーでも、最近このシステムを採用するところが増えてきており、お値段の高いワインでも、安い持ち込み料で飲めるので、人気上昇中。

女房が食前酒にキールロワイヤルを所望し、カシスをオーダーすると、半分ほど入ったリキュールグラスを置いていくだけ。  前菜、デザート、メインデッシュの鴨ローストの他に、3品ほどの皿数だったが、 素材の生かし方、ソースの繊細さ、付け合せ野菜のセンス、など 総じて期待を裏切らないレベルだった。 エスプレッソのあとに頼んだ、食後酒のグラッパは品切れ。 しかし、代りのカルバドスがそこそこの物で、嬉しかった。

メニューは出さないし、ボトルからグラスへのサーヴィスはセルフ、帰りに、車まで送ったりもしない。しかしグラスや食器類、ボトルクーラーなどには金をかけている。そして料理はどこにも負けない。 そんなメリハリのあるたコンセプトと、オーナーの志が伝わってくる 2時間の夕餉だった。

ところで、専務がチョイスしてくれたヴァンムースは、お値段が倍はするであろう シャンパンにまったく引けをとらず、立ち昇る細かい泡が、最後まで絶えなかった。 

今回は、コストパーフォーマンスの話に終始してしまったが、お許しをいただいて、最後にもうひとつ。  この夜の出費総額は? 友達のノンアルコール飲料2杯も含めて、2万円でお釣りがきた。  さて参考になっただろうか。


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