常夏ならば振り向くかも

語り部である私が提供する、今そこにあるチープでホットな噺の数々を口承するブログ。一話解決を目指して今日も喋ります。

ユニバーサル、クリーンデイ

2006年07月30日 | 『ベシャレ関係』 トークを紙芝居風に
SPPマシンピストルに似ているなぁ、これは


本日は天気が良い、暑い、風もそこそこあるっていう洗車日和だ。

バケツで何度も繰り返し車にぶち撒く動作をするのも有りだろうが、ここは備え付けられている噴射機を使うことにした。しかも初体験だからドキドキものである。

幾ばくかの金額を入れると駆動が始まる。
私も期待に胸躍る。
H2O(水)弾、装填完了。
深呼吸を置いてスタートボタンを押すだけ

ポチッ


ぶしょぉぉぉおおおお
なんちゅう勢いなんだっ!
軽く握ったままならば、間違いなく手から外れてウナギのようにのた打ち回るはず!

ちなみに今年の土用の丑の日は二回だ。次は8月4日!!

話は逸れた!すまぬ。とにかく!怒涛の勢いで噴射が始まったのだ。
しっかりと足を踏ん張り脇を締め両手でトリガーを握り締める。こびり付いた泥、砂、葉、小枝、鳥糞は瞬く間に吹き飛ばされていく。もうこんなアクセサリーはいらない。

こちらは絶対的に優勢。勢い込んで車体に接近した瞬間、下半身を撃たれた。いわゆる跳弾というやつである。見た感じおもらしなので精神的ショックは大きい。

次に天井へ照準を合わせた。うちの車は天井に荷物搭載用のカートリッジをつけている。尚且つフレーム同士が重なっているのもあってか、ゴミやホコリを取り払うのは難しい。ここが最終決戦。
そう!我のア・バオア・クーなのである。

まずは下から天井に向けて弾幕(噴霧)を張る。

次に作業台に乗り、天井と同じ高さから攻略を目指す。ここで残り一分の合図。
ちっ
小さく舌打ちをしつつ、手早く腕を上げ伸ばしして立体的に射撃を続けた。ゴミやホコリにとってフレームが防御壁になっているので、水玉(弾)が跳ね返ってくる。車体へ接近せねばならなかった為に、先ほどより厚い水しぶきが私の顔面に被さってきた。
なんという力…
こんな時に

「そ。ちょい右ー!」
「そう、右ー!」
「はい、そこでまっすぐー!」
「そう、こっちこっち!」

とかなんとか指示を出してくれる奴がいれば楽なのになぁ
と思いつつ作戦を進めた。

三十秒前から勢いは弱まり、今夜浴びるシャワー程に落ちた。
10秒前、それまで銃口を車体に向けていたが静かに下ろした。
5秒前、なぜか車に向かってこくりと頭を下げた。


AC2006。この戦いの後、殿でいいと愛車には終洗協定が結ばれた。

しかし
満足して気付いたのが
洗剤で磨いてなかったことである。なんちゅうウッカリ具合。
二回目の掛け流しは節約の為にバケツで頑張りましたとさ。
ちゃんちゃん♪

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2 コメント

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Unknown (kanji)
2006-07-31 14:13:30
エースパイロット「トノデ=イイ」は



パ=ジェロ攻略に拡散メガ水射砲で立ち向かったんだね。



悲しいけどこれ、洗争なのよね。



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Unknown (トノデ=イイ中尉)
2006-08-01 00:06:34
その通り!洗浄なのである!!その台詞回しは分かる。スレッガーだろう



良かったらば一緒に敬礼をしてもらえないか?

それでは



汚出砂作戦に参加した全ての洗死者に対し、哀悼の意を表して、全員敬礼!
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