常夏ならば振り向くかも

語り部である私が提供する、今そこにあるチープでホットな噺の数々を口承するブログ。一話解決を目指して今日も喋ります。

下北沢に行ってみた。結局のところ美化活動で終わった。

2007年11月18日 | 『ベシャレ関係』 トークを紙芝居風に
kataage)「こうして下北沢を歩いてますと、そこに劇団員が歩いているかもと思えてきましたよ。」
殿でいい)「ドラマ下北サンデーズの影響受けすぎ」

「通行人はエキストラってか」
「いや、むしろ俺らだけがエキストラじゃないかって…」

いわゆる
馴染んでないってことですか
そうこうして路地に入った時。

がつん
あいた!

「痛いよあんた!」
カシスっすね」

カシス
幼少の頃、妖しい甘さに身震いした二つの内一つがカシス液である。
その毒々しい紫にうろたえながらも、舐めた途端、甘美に浸り酔いしれた私。
(頬を赤くしてね。かわいかったなあの頃は…
カクテルや炭酸、果汁と割られ、また原液としてはアイスやケーキに掛けて使われるなど幅広い。
因みに以前「カシス」という同名のタイトルのリレー小説を、私とkataageで書いたことがある(未完)。

「誰だよ!こんな所に転がした奴は!」
とは言っても、下北沢の路地に転がっているのも、なかなかおしゃれですね」

「そう!?」
「商店街から一歩入れば閑静な住宅街って感じだけれど、路地にひっそりまぎれて商いやっている家があったりして、其処にカシスビンですよ」
「3年前位のドラマだとしたらば。長澤まさみや新垣結衣ではやらない、むしろ香里奈あたりがやる役に近い、ませぶりだな。ませてる~」

「ませてますね。ただこれがなかなか、路地にお似合いなんですね」
「以前、浅草で焼酎パックが捨てられていたが、あれも路地に合ってたな」
「題名“高脂肪牛乳”っすね」



「ま、なんだ。このカシスを開けようじゃないか」
すっぺー

既に芳醇な香りな過去は抜け落ち、商品からゴミ類ビン割れ物系とランクダウン。

「飲めよ」
「いやっすよ」

「これも下北だから飲めよ」
「殿様が飲むなら俺飲みますよ」

「いやいやkataageが飲むならば、俺も一口だけはいくよ」
「ここは殿様のね。威勢の良さってのを見せるべきじゃないっすか!ほら」


「あのさー!俺は日ごろの殿でいいだけど、と化して欲しいわけ?」

「鬼といえばゲームボーイソフトのONIIっすよ」
ONIIだとっ!……あれは面白かった」


結局そこでカシスさんも混ぜて、しばらく路地話を続けた。
それから

三軒茶屋美化活動編、根津・千駄木美化活動編、秋葉原美化ワンダー活動編へと続くのであった。



おまけ
スポーツカフェ PALAZZOで食べたランチ
フライドチキンタコライス 多分500円。