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インシュレーションボード?  パーティクルボード?

2016年03月20日 | 建築学校
H27構造20(2級建築士学科試験問題)

建築材料として使用される木材及び木質材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1. 加圧式防腐処理木材は、現場で切断加工した場合、加工した面を再処理して使用する。
2. 板目材は、乾燥すると、木表側に凹に変形する。
3. 木材の強度は、一般に、含水率の増加に伴い低下するが、繊維飽和点以上では、ほぼ一定である。
4. インシュレーションボードは、木材の小片(チップ)に接着剤を加えて、加熱圧縮成形したボードである。
5. 構造用集成材や合板は、繊維方向、層積方向等によって強度性能以上の異方性を有している。






加圧式防腐・防蟻処理木材とは、
工場において注薬罐中におかれた木材に、薬液を加圧して注入する方法によって処理された木材で、加圧式防腐・防蟻処理土台として販売されており、保存処理K2・保存処理K3・保存処理K4・保存処理K5の4種類があります。
K2は、気候が比較的寒冷な地域における住宅用、K3及びK4は土台用で特に腐朽や白蟻被害の激しい地域ではK4を用い、K5は屋外又は接地用(鉄道の枕木等の用途)に用いられます。
また、保存処理K1は、広葉樹の防虫辺材用であり、一般に防虫処理ラワンと呼ばれています。
加圧式防腐・防蟻処理木材は、「格付機関名」、「構造材の種類」、「等級」、「性能区分」、「薬剤名(又は記号)」が表示され、使用する木材の使用環境や用途により、必要に応じて使用者が選択できるようになっています。
また、JASの保存処理(K1を除く)の規格に適合する工場処理による防腐・防蟻処理材と同等の効力があるものに、認証木質建材(AQマーク表示品)として認証された保存処理材などがあります。



(正解)4
インシュレーションボードは、木材等の植物繊維に接着剤を加えて、加熱圧縮成形したボードである。設問はパーティクルボードの説明である。

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