とんとんはうす

デジタルサロン(延べ400人)
住宅・断捨離・整理収納講座
とんとんはうす34周年


 

隈研吾(浅草)

2015年12月30日 | 建築学校



 隈研吾




年の瀬の浅草は面白いほどの混みよう。華やいでいて、いつもとは、何となく違う。
どら焼き屋さんの長い行列が、ひときわ目を引いた。
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福白扇    白扇

2015年12月29日 | デジタルサロン部
福白扇・・・フタバ装飾  白扇子 9寸11間
http://www.futaba-sousyoku.com/?pid=15060890




白扇子・・・浅草「松根屋」白扇子 9寸11間
http://matsuneya.jp/sensu/



イベント用白扇・・・扇寿ヤフー店 9寸11間
http://store.shopping.yahoo.co.jp/senjyu/3668.html





大阪教材社・・・398
http://store.shopping.yahoo.co.jp/shodouya/u-103.html?sc_e=criteo_x

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住宅も「ダウンサイジング」の時代へ。

2015年12月28日 | 生活DIY
「ダウンサイジング」というと「ジャック・ウェルチ」で有名な経済用語だと思うが、建築でもよく使われている。
明後日、30日の「プレゼン」は、建築の勉強会なんだけど「伝説の経営者たちのお話」を織り交ぜます。
建築学と経済学を通して、人生に向き合う姿勢を感じ取って頂けたら嬉しい。


「ジャック・ウェルチ」とは、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%81


ジャック・ウェルチはドラッガーの信奉者であったと言われています。
「ドラッガー」とは、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC


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 住まいのダウンサイジング・・・
私と同年齢の管理栄養士の本多京子さんとエッセイストの松原惇子さんの例が新聞に出ておりました。それぞれのご事情が身にしみます。
建て替えや、住み替えの別はあっても、要は不要なものを整理し、小さくした住まいで暮らすということに尽きます。

 私の場合は、まだ選択の余地があるのですが、この数年の間に住まいの環境の方が変わってきたことに影響されています。
バブル期に購入したせいで、狭すぎて誰も寄りつかなかった20坪の家ですが、前の家が立ち退き、突然目の前が開けたのです。
借景による開放感でそれほど家を狭く感じないようになり、公園の木の葉は半端なく吹き付けてきますが、森の存在は大きいです。
目の前の森を1日中見て過ごす事が多くなり、しかも、公園までバスが通るようになり本数も多いので免許を返上した時に助かります。


この時期は、夕日で森が真っ赤になる。篝の部屋から


私の机周りもこの解放感。以前はお家が建っていて、屋根しか見えませんでした。


玄関から見ると、



 住まいをダウンサイジングする理由は、まだあります。加齢による機能の衰えを考慮しました。
 誕生日を前に健康診断を受けたら、10年前より身長が5センチも低くなっていました。
年々のサイズダウンに従って、どんどん高めの収納に手が届かなくなり(苦笑)結果が住まいのダウンサイジングでした。
家具の移動も負担に感じるようになり、大きな家具はほとんど処分し、今日も更に家具の処分に勤しんでいます。

 狭くなることに不安はありましたが、目から鱗の大収穫がありましたし、価値観が変わりました。
「年をとったら小さく住む」のがもっとも自分らしい。「ものに捉われない」大満足の毎日です。



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12月30日 午後2時~「ワクワク建築学校・勉強会」。

2015年12月27日 | 建築学校
高橋くんへ   12月30日 午後2時ごろから始められると思います。連絡先をお知らせください。


 「ワクワク建築学校・勉強会」は女子中心で始まる事になりました。
別に女子に限った訳ではありませんので、男子も是非参加してください。
場所は・・・鎌ヶ谷とんとんはうす・・・東武線六実駅徒歩10分。
又は「新鎌ヶ谷駅」まで送迎車を出しますので、それに乗って下さい。

 メンバーが「シチュー」を差し入れてくれるそうなので、うれし~いデス。
シャンペンとチーズも戴いているので、本当に助かります!
「ブルスケッタ」「アヒージョ」と「カプレーゼ」は、自分が作りたいと思います。











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 先ほど新国立競技場のデザイン決定しました。
 ・・・「木と緑」をテーマにした大成建設と建築家隈研吾氏によるA案を採用・・・とありました。

やはりクマさんでしたか。満更関係なくもない。偶然ですが来月はクマさん研究です。クマさんは1年前から決めていました。





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提案 「コンバージョンとは?」 村野藤吾  

2015年12月26日 | 建築学校
目黒区総合庁舎と目黒十五庭について~設計村野藤吾

 「目黒区総合庁舎」は、村野藤吾が設計し1966年千代田生命本社を、解体せずに現代に相応した形で再生した。
歴史的・文化的な価値を持つ建築の「コンバージョン」を象徴する例と言われている。
 外観のアルミプレキャストの形状が、ガウディの初期の作に通じるという人もいる。
ビルの窓を奥まらせることで漏れる明かりの反射を弱くし周囲に影響を与えないようにする外壁が設けられた。
土地の形状はなだらかな坂とのことで、それを利用して設計されている。




(「コンバージョン」とは?・・・パリのオルセー美術館は駅舎から美術館へ、ロンドンのテート・モダン美術館も火力発電所の建物だったという。建築における環境負荷の問題がスクラップ・アンド・ビルドを繰り返す時代ではなくなっている。コンバージョン、リノベーションといったことばが、すでに一般にも浸透している。)

https://www.city.meguro.tokyo.jp/shisetsu/shisetsu/chosha/teien.html









 最近「目黒区総合庁舎」で結婚式があげられるというのを見た。今までの利用者は二組だけだという。
目黒区が財政難に陥り、苦肉の策の上だそうだ。財政難の原因が大枚の寄付だったとは驚き。



建築ガイドツアー
http://mmat.jp/



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 目黒区総合庁舎屋上には、平成17年9月29日、目黒十五庭という屋上庭園が開園。
平成16年2月、区は緑化施策の推進を図るため、東京農業大学と協定を締結、整備後も研究の対象とし調査なども行われている。
呼び名は建築家「村野藤吾」と「15のメッセージ」に由来する。







 建築家 村野藤吾






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提案「武相荘」と「喜多能楽堂」・・・1月24日(日)&2月20日(土)  

2015年12月26日 | 建築・たてもの部
「武相荘レストラン内部」



  ◎「第二回 お能への誘いの会」お能公演チケット付
 
      友枝雄人氏・青柳恵介氏のお能対談 1月24日(日)
      対談後「武相荘レストラン」にてお食事、ドリンク付き
  ○12,560円(條風会能公演チケット7000円含む)
      ※お申込み・問い合わせは、ホームページより。
        http://buaiso.com/ki/info/event/2381.html


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       ○「條風会」公演鑑賞 2月20日(土)
        喜多能楽堂~目黒区
          http://kita-noh.com/

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「武相荘レストラン」





「武相荘レストラン ランチ(お肉ゴロゴロ)」

  
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資料 (公益財団法人)建築技術教育普及センター

2015年12月26日 | 建築学校
http://www.jaeic.or.jp/shiken/index.html



五香












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「高砂の会」がヤフーブログに移ります。日本の伝統文化とは・・・

2015年12月24日 | デジタルサロン部
 日本の伝統についてなら何でも・・・。「謡い」「居合」「和綴じ」「日本家屋」などなど・・・広く世界に伝えましょう。
左のブックマークからアクセスして下さい。



★「高砂の会」ヤフーブログ のアドレスは コチラ⇒
http://blogs.yahoo.co.jp/ton2_1002/14162260.html



★「高砂の会」FACEBOOK のアドレスは コチラ⇒
https://www.facebook.com/ton2h?fref=ts#!/yy484/?fref=ts



★ YOUTUBU「高砂の会」謡い「鶴亀」2015/12/23
新年を寿ぐ、おめでたい演目です。「シテ」のゆったりとした「それ青陽の春になれば。­」から入ります。
https://www.youtube.com/watch?v=2HvbhG5EEaY








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ノームコアの哲学・・・究極の普通

2015年12月23日 | 衣食住


  同一性とは自分と他者を繋ぐ接点である:ノームコアの哲学

ノームコアは、普通(Normal)であることと、究極(Hardcore)であることを組み合わせてつくれらた造語だ。それは他者との境目を模索するマス・インディの「自己分化(Self-differentiation)」よりも、「自己同一性(Self-identity)」、または、「自分らしさ」の追求を優先するモデルであり、デジタル世代の若者たちの多くが、インターネット、情報、テクノロジーなどを通してたどり着く概念だという。

ノームコアは、外から見れば決して自己主張しすぎることなく周りにまぎれ、一種のアーバン・カモフラージュとも取れる服装を選ぶ。しかしそれは単に“普通”であるだけではなく、個人の自己アイデンティティに沿っていなくてはならない。

「真にノームコアである人々は、“普通”など存在しないことを知っている」とレポートにもある通り、「ファッションがその人の本質を決めるのではない」という哲学が彼らの根底にある。どんなに平凡な格好をしようが、普通にふるまおうが、自分は十分個性的でユニークな存在だと知っており、それをわざわざ他人にわかるように公表しなくてもよいと考えるのがノームコアなのだ。



「ノームコア」が本当に意味するもの
http://wired.jp/2015/01/27/normcore/



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お金をかけずに「防音室」を作る。

2015年12月23日 | 現場(USA)技術 ツール
 ボーカルはどんなに大きな声で叫んでも話し声程度。サックスは筒抜け、パーカッションなどの低音も漏れる、と言われる。
 うちでも、子供たちがピアノを弾いていたころは、音で困った事はなく、割に平気でした。
娘たちが揃ってサックスを始めた時は、音が通り易く、家で練習することが出来ず、よく伊藤楽器に行きました。
さて「謡い」ではどうでしょうか?「カラオケ」と同じくらいだと思いのですが・・・
新しく防音材を購入するだけなく、廃材や不用品で効果を上げられないものでしょうか。
今日は、ウレタンや遮音シートを使ってみました。それ以外はあまり効果が期待できませんでした。
 明日は「騒音計」の1番安いのを買ってみようと思っています。



遮音性能を計測(発生する音-聴こえてくる音=遮音性能)
サンコー 小型デジタル騒音計 RAMA11O08 ¥ 2,385





 あの遮熱塗料の「ガイナ」に、遮音効果があったとは・・・どれほどの効果なのかやってみたい。
安くはないので、購入する前に効果を確かめる方法はないものでしょうか。

「ガイナ」のホームページ
http://www.nisshin-kansai.co.jp/f2.html



 天井・壁・床などの防音材
http://www.pialiving.com/list/tenjyo.html



 ヤマハのアビテックス
http://jp.yamaha.com/products/soundproofing/


定型タイプの防音室 2.0~4.3畳
セフィーネNS 2.0畳~4.3畳
アップライトピアノにぴったりの2.0畳から、グランドピアノのレッスンやアンサンブルにも使える4.3畳まで、省スペースながら快適に練習できる定型タイプ。半日程度の設置作業で、大がかりな防音工事は不要です。吸音パネルと一体化した大型調音パネルはご自分で好みの響きに微調整が可能です。
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建物見学会「隈研吾」・・・1月10日(日)

2015年12月20日 | 建築・たてもの部
 いよいよ、わくわく「建築学校」が始動します。建築好き集まれ!

1回目「隈研吾」の世界 

隈研吾は言う。「廃棄物ではなく生活の一部になる建物」




~隈研吾設計と言えば、思い浮かぶのは、浅草?歌舞伎座?南三陸ですか?

1、「歌舞伎座」~「変えない事に意味がある。作らない事も建築家の仕事(歌舞伎座木挽町広場)」

 私は、歌舞伎座の防災設備と、屋上庭園に関心があり、建物見学会の意味を考えています。
地下に整備された「防災備蓄倉庫」、「災害時一時避難スペース」、バリアフリー導線の整備
伝統文化の交流拠点

地下2階「災害時一時避難スペース」~土産店は全て可動式の屋台、緊急時にはシェルターになる。
  


2、「浅草文化観光センター」東京都台東区雷門2-18-9  2159.52 m2   観光案内所・事務所・展示場・飲食店

 雷門の向い側の角地、わずか326㎡の敷地に、観光案内所、会議室、多目的ホール、展示室といった多様なプログラムが求められた。
浅草の町並みが持つ界隈性を垂直方向に延長し、アクティビティを包み込む「屋根」を積み重ねることで、多様なプログラムに対応。
今までの積層建築では存在しなかった「新しい断面」を作り出した。
 屋根と床の間には斜めに切り込まれた隙間が生まれ、その隙間をミニマムな設備スペースとする。
通常の中高層建築と同等の階高でありながら、大きな気積を持つ空間を獲得することができた。
 また、屋根は建築を8つの平屋へと分節するだけではなく、各階の室内をそれぞれに規定している。
吹抜けと内部階段のある1・2階では、同時にふたつの屋根の勾配を感じられる連続的なシークエンスを作り出した。
6階では、屋根の傾斜を利用することで、中間階でありながら、階段状の床を持つホールを設けることができた。
 雷門通り側に傾斜する屋根の角度と、地面からの高さが各階で異なるため、
外部環境との関係性も各階で変化し、それぞれの空間に個性を与えている。
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ワクワク建築入門・・・学科Ⅳ施工(職方には楽しい。)

2015年12月19日 | 建築学校
 取り敢えず、二級建築士に必要な4つの砦・・・計画・法規・構造・施工。この中に大好きな学科や、得意な分野は必ずあります。
どこを拾うか、どこを捨てるか。二級には、二級の楽しさがある。どこまでワクワクでいけるか、根気だけが味方です。



《学科Ⅳ 施工》


・今年の出題構成は、昨年に引き続き、現場実務では「産業廃棄物」、各部工事では、「鉄筋工事」、「鉄骨工事」、「木工事」がそれぞれ2問、仕上工事では「左官工事、タイル工事及び石工事」、「建具・ガラス工事、内装工事」が融合でそれぞれ1問、その他として「改修工事」が1問出題されました。

・例年定番だった「補強コンクリートブロック造工事」の出題が復活しました。

・昨年に引き続き、「用語・機械」の組合せ問題に、「測量」分野の問題も融合されて出題されました。

・昨年の「杭工事」に代わり、5年ぶりに「地盤調査」が出題されました。

・今年度の傾向として、昨年と同様に新規枝が多く出題されており、幅広い知識が必要とされる問題構成でした。しかし、表現方法を変えているものも含めて過去の解答枝も多く出題されており、過去の解答枝の内容がしっかり理解できていれば、容易に解答を絞り込むことができたと思われます。難易度はやや高かったと思われます。




問題5  項目仮設工事   ランクB   
 枝3の解答枝以外、すべて過去に出題されている枝であった。新規の枝3はくさび緊結式足場の建地間隔について問われた問題であったが、問題集で過去に出た他の枝をしっかり理解していれば、消去法で答えを導くことができたため、一般生と比較して正答率が高くなったと思われる。



問題7   項目地盤調査  ランクB
 一般生より最も正答率が上回った問題。地盤調査は5年ぶりの出題であったが、1つの新規枝を除き、過去問あるいは類似問題であった。解答枝は、過去に出題されている定番の透水試験についての内容だったため、学院生は、新規枝に惑わされることなく解答できたものと思われる。



問題10   項目鉄筋工事  ランクB
 №7に次いで、一般生より正答率が上回った問題。1つの新規枝を除き、残りは過去問題であった。解答枝は、ガス圧接継手の継手長さの数値を問われる問題で、過去に出題されている定番問題だったため、数値をしっかり暗記できていればすぐに解答できたと思われる。



問題12   項目鉄骨工事(建方)
 近年、新規問題が多く出題されている建方についての出題で、今回も3つが新規枝であった。解答枝が新規枝であったことに加え、枝2の混合接合の仮ボルトの本数についての問題を、今までよく出題された高力ボルトによる接合と思い込んで、誤って選択してしまったものが多かったため、正答率が下がったと思われる。



問題18   項目左官・タイル・石工事   ランクC
 一般生・学院生ともに最も正答率の低かった問題で、枝1の誤選択が多かった。枝1はせっこうプラスターの加水後の使用可能時間についてで、過去問題の表現を変えた出題であったため、間違った選択をしてしまったと思われる。解答枝の枝4は、タイルの接着材張りの基本が「乾式」であることを理解していれば、「湿式」である吸水調整材を使用することはないことが分かるはずなので、もう少し正答率が上がってもいい問題であった。



問題23   項目施工機械・器具   ランクC
 枝2と枝4に解答が割れた問題。解答枝である「ドラッグライン」は久々に出題されたが、土工事用機械について理解していれば容易に解答できたので、新規枝に惑わされなければ、もう少し正答率が上がったと思われる。


イラク  セリミエ・ビスク   設計者シナン 



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ワクワク建築入門・・・学科Ⅲ構造  12月30日、1月10日、勉強会

2015年12月18日 | 建築学校
 実務経験には・・・設計事務所でのトレース作業・建築現場での雑工は含めない、と言われていた。当時は何故?と思ったものだ。実力は伯仲しているし、どんな人より設計に詳しいトレーサーもいるし、誰よりも工事に詳しい雑工さんもいる。私は、こういう方々からいろいろ教わって資格に挑戦できた。・・・大事なのは、現場は資格で引っ張っていく訳ではない。無資格の棟梁や代人が現場を背負っていることは多い。彼らの建築力が、現場の全てを支えている。現場や資格にたいしては、謙虚に望みたい。





《学科Ⅲ 構造》


・構造力学は、過去の類似問題が主体でしたが、やや難しく感じられたようです。特に、№6「座屈」については、例年「弾性座屈荷重」について問われるところを、「座屈長さ」を問われたので、冷静に対応できたかがポイントでした。

・一般構造は、過去問題中心で、解答枝は過去問からであったので、新規問題に惑わされなければ、解答は見つけやすかったと思われます。ただし、No.13「補強コンクリートブロック造」は、従来の出題を少し掘り下げた内容で、数値に関する問いが多かったので、内容を確実に理解していないと解けない難易度の高い問題でした。

・建築材料は、木材1問、コンクリート2問、金属材料1問、石材1問、材料融合1問の合計6問で、これまで枝単位で出題されていた「石材」が単独問題として出題されました。全ての問題で過去問題が中心となり、比較的解答が絞りやすい問題でした。






問題5 項目静定トラスの応力 ランクC 問題考察
例年、正答率の低い静定トラスからの問題であるが、今回は、静定トラスの性質である「応力が0になる部材の組合せ(ゼロメンバー)」を理解していれば、計算せずに容易に解答できた問題だったので、確実に得点したい問題であった。



問題6 項目座屈 ランクC  
構造力学の中で一番正答率が低かった問題。柱の長さと材端の支持条件が図で示された定番の問題であったが、今回は、座屈荷重ではなく座屈長さの大小関係を問われたので、それに気がつかずに、勘違いや思い込みで誤った解答をしてしまったものが多かったと思われる。


問題8 項目地震力 ランクB  
一般構造の中で一般生より正答率が最も上回った問題。すべての枝が過去問なので、問題集をきちんと理解していれば容易に解答できたが、一般生は数値の問題に惑わされて誤選択をしたため、正答率に差が出たと思われる。


問題13 項目補強コンクリートブロック造 ランクC  
今回の試験で最も正答率が低かった問題。補強コンクリートブロック造は2年ぶりの出題で、内容は、過去問が1つで、あとは新規と応用問題であったのに加えて、数値を問われる問題であったため、難易度の高い問題であった。


問題19 項目耐震設計 ランクB  
耐震設計の問題は比較的長文で分かりにくい表現が多いが、今回の内容は過去問や類似問題からであった。解答枝の枝2は、固有周期についての公式が頭に浮かべば、容易に選択できた問題だったので、もう少し正答率が上がってもよい問題であった。


問題20 項目木材及び木質系材料 ランクB  
構造全般で、一般生より正答率が最も上回った問題。5枝全てが過去問題で、解答枝4の「インシュレーションボード」は定番問題だったため、問題集をきちんとこなしていれば、容易に解答できたと思われる。


問題24 項目石材 ランクB  
今回、「石材」として単独で出題され、3つは新規問題であったが、解答枝はよく出ている「花こう岩」で、火に弱い性質を理解していれば、解答しやすかったはずだが、正答率は低かった。



妹島和世・・・金沢21世紀美術館
https://www.kanazawa21.jp/
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ワクワク建築入門・・・学科Ⅱ法規

2015年12月17日 | 建築学校
「正義の建築」を行うためにもう一度考えましょう。皆がもっと建築を知る事で、事故や不正を防ぐ事ができます。
昔、自分が確か20代の頃、NHK教育テレビで「二級建築士」の講座をやっていました。
今のEテレのソフト傾向からすれば、随分ハードな番組を流していたものです。
・・・でもその気になれば、一般人が建築の事を知る機会が増え、知識の底上げが出来ていたような気がします。
事件や事故が起きてから騒ぎ出すのではなく、日常の学習が未然に防ぐ力となります。


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《学科Ⅱ 法 規》

近年5年間の中では、比較的難易度の高い問題であった

・単体規定では、総則3問、一般構造2問、構造強度3問、防火・避難3問の出題で、昨年に続き、「面積・高さ等の算定」や「採光(計算問題)」が削られました。この中で、難解な問題としては、No.6「構造強度-木造」、No.9「避難規定」になります。特に避難規定では、組み合わせ問題で毎年の難易度が高くなっています。ただし、その内容は過去問題で繰り返し出題されているので、過去問題対策をしっかりと行い、もう少し正答率を上げたい問題でした。

・集団規定等では、道路1問、用途地域2問、容積率・建ぺい率2問、高さ制限・日影規制2問、防火・準防火地域1問、基準法融合が1問出題されました。ここでは、特に、No.12「道路」、No.17「高さ制限・日影規制」、No.18「斜線制限」、No.19「防火地域・準防火地域」の難易度が高く、目新しさから悩まれた受験生が多くいたと思われます。

・関係法令では、「建築士法」の出題が2問と「関係法令融合」の出題が3問となりました。関係法令では、問題文の長文化が顕著に見られ、その内容を正確に読み取ることがポイントでした。

・今年6月に大改正した「建築基準法」や「建築士法」について、今年度の問題文の対応を注視しましたが、法改正に関わる問題は出題されず、避けられていました。今後の試験においては、間違いなく法改正に関わる部分が出題されます。したがって、それに対応した幅広い知識が必要となると予想されます。



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問題1 項目用語の定義 ランクC
 「正しいもの」を選択する問題。解答枝を含め、いずれも過去問題だが、解答枝以外では選択が割れており、絞りきれなかった様子がうかがえる。「正しいもの」を選択する場合、正答率が低くなる傾向にあるが、難しくないので、確実に得点し、Aランクにしたい問題であった。



問題6 項目構造強度-木造 ランクC
 平成22年のリメイク問題。令46条から地震力・風圧力を検討し、必要軸組長さを求める問題。計算に時間が掛かり、難易度が高かった。このような木構造の安全性に関わる出題は今後も続くと思われる。



問題9 項目避難規定 ランクC
 平成21年のリメイク問題。枝ハ(39.2%)の「2以上の直通階段の設置」に対する誤選択が多かった。「2以上の直通階段の設置」は、毎年出題される定番問題。設置が必要かどうかを冷静に判断し、少なくともBランクとしたい問題であった。



問題11 項目内装制限ランクB
 過去問題と類似問題の構成。解答枝(64.4%)は、内装制限の定番問題であった。内装制限を受ける居室の仕上材料の判断である枝1(13.2%)、枝2(7.2%)が、比較的誤選択が多かった。冷静に判断し、Aランクとしたい問題であった。



問題18 項目 高さ制限(計算問題) ランクC
 高さの最高限度の計算問題。道路斜線制限と北側斜線制限の緩和を正確に読み取り、計算しなければならなかった。解答は、北側斜線制限の枝3(28.6%)だが、道路斜線制限の枝5(23.9%)の誤選択が多かった。北側斜線における「公園」について敷地境界線の緩和がないのがポイントであった。



問題24 項目関係法令融合 ランクB
 住宅に関する法律の融合問題。近年、関係法令3問のうちの1題が住宅関連の融合出題として出題される。その内容は、「品確法」・「長期優良住宅法」・「瑕疵担保履行法」で、法令集の掲載法文が少ないので、法文を確認し、確実に得点したい問題であった。


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岐阜市司町40番地5「みんなの森 メディアコスモス」 1階総合案内 TEL: 058-265-4101
「伊藤豊雄設計」2015年2月 オープン


http://www.city.gifu.lg.jp/secure/14785/140401_qanda.pdf





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ワクワク建築入門・・・建築士試験 学科Ⅰ「計画」

2015年12月16日 | 建築学校

ライト






 「学校に行かなくても、建築士資格は取れます!」
独学で建築士を取りたいという方の為に、勉強法を供与、一緒に対策を考えましょう。
特に、現場で頑張っている私の後輩(職方)にチャレンジして欲しい。7年の実務経験で受験できますよ。
私が受験したころはPCで瞬時に情報を得る事はできなかった、篝の工業高校の教科書が唯一のテキストでした。
・・・と言いながら、日建学院HPから情報を引用致します。

http://www.ksknet.co.jp/nikken/guidance/architect/2q/about/point.aspx


学科Ⅰ・・・計画    

・建築史は昨年に引き続き2問(近代建築史・西洋建築史)出題。
この分野は幅広い知識が必要とされる項目ですが、特にNo.1「近代建築史」は、初出の枝が3つ含まれており、難問題。

・環境工学は8問出題。No.5「伝熱」は、H25以来の計算問題が出題。
過去の計算問題にない見慣れない出題に戸惑った受験生も多かった。No.7「日照・日射」、No.10「屋外気候」では、枝の内容を過去問題と変えて出題されており、理解度が試される問題。
他の問題は過去問題が中心となっており、比較的解答が絞りやすかった。

・計画各論では、No.12「集合住宅」のフライングコリドーやNo.18「地域計画」のパタン・ランゲージのように、新しい用語が出題されたり、表現内容を変えて出題されている枝もあり、冷静に対応できたかどうかがポイントだった。
また、No.16「防災計画」は初出の問題、関連する項目をしっかり理解していれば、常識的な範囲で正答を選び出すこともできる内容。もう少し正答率を上げたい問題。

・建築設備では、No.20「空調設備」のフリークーリングシステム、No.21「空調設備」のターミナルレヒート方式といった新しい用語が出題。過去に既出の枝も多く出題されており、比較的解答を絞りしやすい問題が多かった。


https://www.yaskawa.co.jp/product/ac/about


※ランク:A(易しい問題:正答率70%以上)、B(標準問題:正答率50%以上70%未満)、C(難しい問題:正答率50%未満)

問題項目6 問題考察 空気線図   ランクB
平成23年のリメイクであり、正答率が一般(66.7%)より学院生(82.8%)が大きく上回った問題。空気線図をイメージできるかどうかがポイントの定番問題であり、図の読み方を理解していれば確実に得点できた問題。


問題項目7  問題考察日照・日射   ランクC
枝4(33.3%)は類似の問題がH22に出題されているが、今回は枝の内容を変えて出題(夏至⇒8月下旬)されたため、悩まれた受験生が多くいたと思われる。但し解答枝(28.2%)は既出なので、少なくともBランクとしたい問題であった。


問題項目10  問題考察 屋外気候   ランクC
解答枝(24.1%)はH24の正誤反転問題。初出の枝があったものの、日射量が最大になる時期(夏至)と、外気温が最高になる時期(7~8月)が異なるということを、しっかり理解していれば解けた問題であった。


問題項目12   問題考察集合住宅   ランクB
「ボイド型」、「タウンハウス」、「フライングコリドー」など新規の枝が出題されたが、解答枝5(62.9%)はH24に類似の枝が出題されており、用語の意味をしっかり理解していれば解ける問題であった。


問題項目16   問題考察防火・防災計画    ランクB
防火・防災計画はH21以来の出題である。いずれの枝も初出であるが、枝1(2.7%)、枝2(6.5%)、枝4(9.3%)は常識的な範囲で、解答枝3(59.1%)、枝5(22.3%)も多少迷うことはあっても冷静に考えれば正答できる項目であるので、確実に得点したい問題であった。


問題項目20   問題考察 空気調和設備    ランクC
枝2(6.5%)、枝3(8.2%)、枝4(41.4%)は初出であるが、解答枝1(40.5%)は既出の枝であること、また「インバータ」の意味が理解できていれば確実に答えられる基本的な項目であるので、ランクBとしたい問題であった。

「インバータ」・・・インバータ(Inverter)とは、直流電力から交流電力を電気的に生成する(逆変換する)電源回路、またはその回路を持つ電力変換装置のことである。逆変換回路(ぎゃくへんかんかいろ)、逆変換装置(ぎゃくへんかんそうち)などとも呼ばれる。制御装置と組み合わせることなどにより、省エネルギー効果をもたらすことも可能なため、近年、利用分野が拡大している。インバータと逆の機能を持つ回路(装置)はコンバータ、または整流器(順変換器)とも言う。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%BF

「インバータとは?」
https://www.yaskawa.co.jp/product/ac/about
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