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防災~「直下率」講習会②~事故事例と原因

2011年07月17日 | 防災・被災地支援
「直下率」講習会~より良い架構設計を行うために~の②回目の報告です。
女技会の方に、「定木」のまとめを頼まれましたが、私は「防災・耐震」の視点からしか聞いていませんし、
建築が専門ではない「DIY防災ネットワーク」の仲間に伝える為のレポートですので、偏りがありますが、それでよければ・・・。
次に述べる事故事例に関しては、直接耐震と関わってきますので、防災の方も注意してご覧下さい。

 事故事例に関しては、設計に起因する事が82%~前述のようにこの数字にはちょっと驚きました。
①基本設計原因・・・・・・・・低直下率・・・・・・・・・・・・・・・18%
               大スパン・・・・・・・・・・・・・・・13%
     バルコニー・・・・・・・・・・・・・・05%
               吹き抜け・大開口・L字又は雁行形・・各02%
               セットバック・オーバーハング・・・・各01%
②架構設計上に原因・・・要伏図検討・・・38%
③材料・施工に原因・・・・・・・・・・・18%

建物が矩形の場合はそれ程問題がありませんが、
大スパン・吹き抜け・大開口・L字又は雁行形の時は、柱や開口部の位置が難しくなります。


村上先生のお話では、現在の建築基準法では、震度6までしか耐えられないと言う事です。
私見ですが、軸組工法では、確かに実感しますが、ハウスメーカーの耐震力は一応7以上をうたっています。
しかし、節電やCO2削減が求められるこの事態で、高気密、オール電化といった文明の機器がベストと言えるでしょうか?
軸組工法がこれからの日本で、又必要とされて行くような気がします。
でも、在来工法のニーズの減退と、プレカットの発達で、大工さんの技術の継承が損なわれています。
必要な時に人はいない・・・今の日本の中抜け現象・・・を象徴している気がします。

「災害に負けない新しい街作り」DIYアドバイザー・二級建築士  野武由美子 

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