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★tomoe-母のクモ膜下出血闘病日記

元気だったお母ちゃんが2004年2月17日突然倒れた。クモ膜下出血。家族の事、インターネットでできた事。体験談など。

ピンチはチャンス?

2006年04月22日 | お母ちゃん★日々の様子
最近すっかりアナログ生活で忙しい私。

最近プチっとピンチが何個かあったのだけど。。
お母ちゃんのお熱トラブルに比べたら何でもないのでもういいや。
家族の健康がイチバンですから!

先日からのお母ちゃんの急なお熱が3回出た件!
主治医になっていただいてる脳下科はちょっとした個人病院タウンで
内科、歯科、耳鼻咽喉科、、小児科、あとなんだ。
えーと行ったことないけど、接骨院系?もみ系と心療内科もこないだできたし。
その真ん中に処方箋薬局があったりする。
というように意外と便利なのだけども
熱が出ると、胃ろうの交換は、その中にある内科へ受診してました。

ところが!2度目の熱の時にあまりにも
待ち時間が長くしかも原因が特定できない(まぁ、熱の特定はどこの病院でもつきにくい?)のを不安に感じ、
初心に戻ってセカンドオピニオンならぬ、ファーストオピニオンをききに
脳下へ戻ってみたところ、
車で3分ほど離れた所にある大病院でもないけど個人病院でもない
中?病院へ行くよう紹介状をいただきました。
(私は紹介状が大好き。待ちが短くなるし話が早い!)

そこでは、泌尿器科と内科が同じ先生で診てくださるので
お母ちゃんとドンピシャはまりました。

結果、やはり尿の出が悪くなることから腎ウ炎になりかけの一歩手前だったみたい。その後、血液、採尿、膀胱造影検査、内臓CT、胸部レントゲン、
痰の菌培養チェックなどフルコースで全身状態をチェック。
約2週間ほど、点滴をうちに通ったり(抗生剤治療)
一旦、導尿をしてトイレへ行かずに全部排出させて菌を徹底的に
取り去りました。(尿パックを抱えての生活は約2年ぶり)

とここまで書くとうわぁ、けっこうタイヘンだったのね?
ってかんじですが相変わらず明るいテンションのお父ちゃんと
祐子ちゃんの助けもあり、私のつわりも治まっていたので
みんなでマスクをして通いつめた結果

胃ろうの交換も安心体制に!
万が一、介護体制が崩れたら(うちら家族の都合が悪くなったら)
一時的にでも入院受け入れさせてあげると約束してくれました!

また、うちら家族は意外とデータ派?なので
検査データをしらみづぶしにやってくださって、
範疇意外のところは即紹介状!と
アッサリ、ハッキリ、親切なので
すっかりここの病院が好きになりました。

抗生剤の乱用は菌の耐性がついてしまうので
培養チェックをした上でより効果的かつ適正量を打つのが
ベストだということもわかりました。

なんでも、抗生剤にも古い、新しい(いわゆる新薬?)があるみたいで
今度の若い医師はそうゆう情報に敏感な医師みたいです。
まぁ、病院自体に禁煙外来とかあるぐらいだから
積極的な医療を推し進めてるのかなぁと思いました。

また一つ、安心バックUP病院ができて
ピンチはチャンスとなったと喜んでいます。

長文になってしまいましたが
今日のレントゲンで胸もキレイとわかったし、
終わりよければすべて良し、ということで。

花見。

2006年04月11日 | お母ちゃん★日々の様子
ついついブログの更新もほったらかしになってしまいました。

お母ちゃんはここのところ2度も高熱を出してしまい
心配な日々が続いていましたが
ようやく原因がわかり(尿の出が悪くなってしまい、軽い膀胱炎?)
熱が出たら、座薬>抗生剤>近所の内科で血液と尿と胸のレントゲンを撮る!
という定番コースが確立されてしまいました。

ちょっとでも調子が悪いと
お父ちゃんは心配で夜も眠れないし
私も必死でサポートしてました。
祐子ちゃんも助けてくれました。

私の方はというとようやく5ヶ月の安定期に入り
つわりのしんどさからようやくようやく?抜け出たかんじ。
ご飯を作れるようになったので、一安心です。

お父ちゃんは
『ひとりもふたりも面倒見るのは一緒じゃー』と
お母ちゃんとベッドを並べて面倒を見ていただいたので
本当に忙しい中、感謝の気持ちでいっぱいです。

さて、そんな中先日うちのだんなさんも来てくれたことだし
お母ちゃんと祐子ちゃんとでお花見へ行きました。
近所の穴場的な公園で、海も見える高台一面に咲き誇る満開の桜並木。

そこで、みんなでプリンを食べました。もちろんお母ちゃんも。

お母ちゃんは
『感激。感謝。 この世の極楽。私は幸せー』
と連発してたので、祐子ちゃんが
『お母さん、感謝感激ですよ。』とつっこむと
『そうそう。感謝感激。雨、あられー。』
と何度も言いながらキレイな桜を満喫していました。
だんなさんも一緒に車イスを押して桜のトンネルを歩いてくれました。

私、桜の季節って、みんなが笑顔なので好きです。
今度は、同じ公園の藤棚と、さつきを見に行こうね、と
仕事で来れなかったお父ちゃんと約束したのでした★

日一日。。。

2006年03月12日 | お母ちゃん★日々の様子
またまた更新が久しぶりになってしまいました。
皆さんはお元気ですか?
だいぶ春になってきてましたね。

お母ちゃんは春になってきて調子が上がってきました★
あいかわらずぼちぼちペースではありますが
イチゴ、シチュー、お茶、シュークリームなどは
わりとしんどいと言いながらも
『おいしい、おいしい。』と食べています。

先日のリハビリでも
上半身の動きがよくなってきて
滑車も体操選手のように?ぶんぶん動かせるように★
言語リハでもSTの先生に
『お母さんが今来とる患者さんの中で一番良く話せるようになったよ。』
と褒めていただいたそうです。嬉しいなぁ。

でもここまでくるまでには
それはそれは日々の積み重ねがありましたし
本人、家族だけでなく、いろんな方々の協力や応援があってこそです。
特に、週に5日通ってきてくれる看護士のゆうこちゃんには
感謝の気持ちでいっぱいです。彼女のお陰で私たちは頑張れました。

今朝、お母ちゃんは一人で上半身の着替えをすることができました。
なんか嬉しくって『えかったねぇ。』と抱き合いました。

グレード5からよくここまで元気になれたのは本当に
奇跡としかいいようがありません。
発症したら半分が亡くなり、1/4の方が寝たきり、その残りの1/4が
社会復帰できるそうです。
(ritzさんのお母さまのご冥福を心よりお祈り致します。。。)

お母ちゃんは社会復帰できるかどうかの残りの1/4の入口まで
来たような気がします。

『お母ちゃん、赤ちゃんと私の面倒見てくれんやいけんけん
 頑張って元気になってね。』
とハッパをかけるのが最近のマイブームです。

PS ゆかさん、ご出産おめでとうございます。会いに行こうとしたら
   あんたは前科があるから隔離政策?で今回は行くのだからと
   家族みんなに止められてしまいました。とほほ。。。
   また落ち着いたら必ず会いに行きますからねー!!!


明日で丸2年。

2006年02月16日 | お母ちゃん★日々の様子
お久しぶりに更新します。
明日でいよいよお母ちゃんが倒れてから丸2年がたとうとしています。
実はこの1ヶ月ほどでいろいろなコトがあり
更新したくてもできない状況でした。

なんと私に待望の赤ちゃんができました。
実は3回目の妊娠です。でも残念ながら子どもはまだいません。
私には良性の脳腫瘍による高プロラクチン血症という持病があるせいか?
今まで心音を聞くことなく涙のお別れを繰り返してきました。

1度目の時はお母ちゃんがまだ元気で
いろんな病院へ一緒に行ってくれました。
あの時、一緒にMRI撮ってれば、と悔やみつつも
自分が脳神経外科にかかっていたことで
お母ちゃんの治療方針を判断できる基礎知識も持てていたことは事実。

2度目の時はお母ちゃんが倒れて3ヶ月の時。
誰にも言わなかった。そしてそのままダメになってしまって
今はお母ちゃんの看病に専念すべきなんだと心に決めて
今日まで頑張ってきました。

今度は3度目です。正直不安がないわけではありません。
元気な人でも妊娠中、分娩中、産後に悲しいお別れをした人を
少なくとも5人は知っています。みんな言わないだけで
最近はけっこう多い悲しい出来事を経験してる人がいる。本当に悲しいコト。
でもね、悲しいまんま留まりたくなかったし誰かをうらやんだり
何かを恨んでも、虚しいだけだから、日々頑張って
今ある幸せをずっと見つけてアホになって笑って過ごしてきました。

でも、今回は1センチもない赤ちゃんの心音が聞えたのです。
嬉しくて嬉しくて、もうそれだけでも幸せだなと思えたので
この先を心配しすぎるのも性にあわんし、
産まれてくるときは産まれてくる!育つ時は育つ!と
ブログにも隠し続けてきたけどももう隠さなくてもいいかなと
やっと思えたので告白することにしました。
でもね、今まで知らなかった人も黙って読みすごしてくれたら嬉しいです。
今も思い出すと悲しい出来事だったから。

今は、つわりでとても苦しいけども(本当に苦しい)
赤ちゃんが無事に育っている証拠だと思って頑張ろうと思っています。
お母さんになってる人はホンマにエライ。と思う。
お母さんはその存在だけでスゴイと思えるようになりました。

うちのお母ちゃんは、毎日
『元気な赤ちゃんを産むんよ。』
とお腹をなでてくれます。でも翌朝になると
時々、今聴いたかのように
『赤ちゃんできたん?』
とききます。だから
『そうよ。おばあちゃんになるんじゃけん、はよ元気になってね。』
と毎回いいます。仮称サトちゃんと名前までつけてくれました。
(お里(サト)で産んでね、ということらしい。。)
本名はパパにつけてもらうので、いい名をよろしくね★

お母ちゃんは今日も絶好調で
さっき一緒に清見オレンジとおまんじゅうとコーヒーを頂きました。
すごいでしょ?嚥下障害もかなり希望が持ててきて
刺身定食も夢ではない日が近づいている気がします。

私、嚥下リハに関しては
お父ちゃんとお母ちゃん、そして祐子ちゃんと
辛抱強く頑張ってきたので
いつか、実際の家庭のリハをまとめたいと思います。

ただ、今は赤ちゃんを守ること
つわり期を乗り越える為に
しばらくこのブログでの更新回数を減らさせていただこうと考えています。
すみません。電磁波とか、体を冷やすのもいけない気がするので。

友人知人の皆さん、
もし急ぎで連絡とりたい時は、そんなワケで
携帯へ連絡ください。

PS コメントくださったritzさん、お母さまが倒れられたばかりで
   大変でしょうが、クモ膜下は長い目で見ればかなり回復してきます。
   良い時も必ず来ますから長期戦だと思って、適度に息抜きもして
   頑張ってくださいね。


★いちご記念日★

2006年01月29日 | お母ちゃん★日々の様子


今日、お父ちゃんが『朝どりいちご』を小脇に抱えて
いつものように『母ちゃんただいまー』っと帰ってきました。

『あんまりキレイで新鮮ないちごじゃけん
 帰りの車でつまみながら帰ってきたよー。』
っと。見せたとたん

お母ちゃん。おもむろに手にとって
パクっといちごを食べました!!
なんと!!!!!
急いでカニューレのバルブを付けて
姿勢を前傾姿勢にしたら
『あーおいしい。』
と言うではありませんか!!!

最近のお母ちゃんは
ゼリーは完食。とろとろシチュー。梅粥。とろとろコーヒー。抹茶入り緑茶。
などなど、どんどん食べれる範囲を広げてきてはいました。
でも!噛んで食べるのはまだ早いだろうと思っていた矢先。。。

イスに座りなおして
お父ちゃん、祐子ちゃん、私の4人で一緒にいちごを食べると。。。
なんと大きないちごを4粒もパクパクと食べることができました。

『あー。おいしい。ビタミンCがいっぱいじゃ。
 こんなおいしいものお父さんありがとう。』

と連発していました。祐子ちゃんが
『お母さん、もう治りましたかね?』ときくと
『うん。治ったよ。』と調子良く答えていました。

でも食後ちょっとだけむせたので、
大急ぎで抹茶入り緑茶(←tomoeブレンド)にとろみをつけて
つぶが気管や食道の入口に残らないように
飲ませてあげました。

すごく嬉しい一日でした★★★

PS そうそう。今日は旧正月で、しかも愛犬ハナ13歳のバースデー。
   ということでトリプルめでたい!いちご記念日だったのでした