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ユーさんのつぶやき

徒然なるままに日暮らしパソコンに向かひて心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き綴るブログ

失敗してはゴマ化してきた遠い昔の夢

2006-01-07 | 真夜中の夢
 昔、会社で仕事をしている時の夢だった。そろそろ退け時だったが、この後、遠く離れた山の中の会社の研修施設で管理者の集会があるとのことで、帰り支度をしていた。そこへ、後輩がやってきて、「あの研修施設の外回りは、石ころだらけで歩くのに大変ですから、履物には注意して行った方が良いですよ」と忠告してくれた。自分は、「なるほど」と思った。
 場面が変わって、自分は研修施設を目指して一人で山道を歩いていた。砂利道にざくざくと食い込む履物が心地よい。足元を見れば、自分は、いつの間にかゴルフ用のスパイクシューズを履いていた。「あの男は、なかなか、良いことを言ってくれたね。さすが、いつも専門的な仕事をしているから、細かいことにもよく気が付くんだね」と感心しながら坂道を上っていた。
 そこへ、会社の上司が現れた。いつの間にか、並んで歩いていた上司は、目ざとく当方の足元を見て言った。「キミー、その履物は何だ。そんな靴で会社の施設の中へ入ったら、廊下や階段がメチャクチャになってしまうじゃないか」。この一言で自分はびっくりした。思いもよらなかった。建物の中で履くべき代えの履物の用意はしていなかった。「コンチクショウ、ガミガミ言えば良いと言うもんじゃないぞ」。心の中で反発しつつ、半面、「シマッタ」と思った。「後輩は建物の外のことだけを言ってたんだ。この上司は、建物の中だけのことを言っている。どっちもどっちじゃないか」「この人はウルサイことばかり言うから、皆に嫌われるんだ」「まあ、ええわ。イザとなったら、裸足になるまでよ」「裸足で会議に出たら、みんなどう思うかな?」「まあ、早めに席について、机の下に足を隠してたら誰にもわからん。自分は知らん顔してたら良いじゃないか」などと、自分の浅慮を棚に上げて、この難局を乗り切る覚悟になっていた。
 目が覚めてから考えた。自分は子供のときから、人が良いといったことは、よく考えもせず実行して、よくミスをした。ミスが些細な場合は、何とかゴマかして切り抜けた。それは、いつも心の奥深くにしまいこんだ自分だけの秘密になった。時間が経って、そのまま忘れてしまった事件は数知れない。ただ一人ゴマカシを許さなかった小学校の女先生からは「あわて者」の烙印を押されていた。
 今のところ、近況でミスをしたかもしれないと、特に思い当たるフシはない。しかし、本当に何の心当たりもないか、無意識からの警告と受け止めて、暫し考えてみようと思っている。


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