HYAKUSHOU日記

毎日の作業と暮らしといろいろの出来事

難しい

2010-03-05 21:14:07 | Weblog
 写真は、法面の補修でござる。
 「そんなことは見りゃ判る!」と申されるでござるか。
 
 それがでござる。
 拙者も初心者に近いのでござるが、この作業に関わる他の人たちは全て純粋に初心者なのでござる。
 段取りからして初心者でござるからして、拙者がそれをするのでござるが、そこはアホの拙者でござり苦心惨憺でするのでござる。
 しかし、職員の方々が初心者にもかかわらず一生懸命にそれをサポートしてくださるので、拙者は何とかできているように見られるのでござる。
 
 作業に入ると、やはり拙者の知っているところを伝えなければ進まないので、皆さんにお伝えしようとするのでござるが、口では言えても実際の作業となると判らないのが当たり前でござる。
 そこで拙者、思いだしたのが東郷平八郎元帥だか山本五十六長官だかの御言葉に、「して見せて、やらせて見せて・・・」というがあり申し、それをやってみようとしたのでござる。

 が、拙者が上手くないのでござるからして、上手くして見せられぬのでござる。
 どうにか拙者が出来て、やってもらう段になると拙者の頭が混乱していて、一向に上手く出来ないということになってしまうのでござる。
 そこは上手く出来た世の中で、やってみると何とかできるものでござる。
 おかげさまで、今日は予定以上に作業が進んだのでござる。
 
 その中で学んだのでござる。
 知的障害などと侮るなかれでござる。
 彼らは、世間からは疎んじられるのが常と思われるのでござるが、なかなかどうして、その熱心さ・取り組み方は実にまじめで良い雰囲気なのでござる。
 新しい事への取り組む彼らの姿勢は、それこそ世間様に胸を張ってお見せしたいところでござる。
 拙者もまじめで無いということは人語に落ちぬものでござるが、そこらの世間を舐めたような人たちにお見せしたい彼らの姿でござる。

 そのおかげで、今日は土入れから土壌改良、そして杭打ち、40%程度までの植栽と、予定以上に作業がはかどったのでござる。

 ここでも、田村先生の「この子らを世の光に」という言葉がきらめいているんのでござる。

 疲れはしたのでござるが、収穫の多い1日でござった。

 この心を持って、「明日の心だ!」でござる。