2月6日(水)
中国海軍の艦船が海上自衛隊護衛艦に対し、
射撃する際に使う火器管制レーダーを照射した事実が明らかにされた。
この行為は引き金さえ引けば、
砲弾やミサイルが確実に命中するもの。
国際慣例上は敵対意図を明示することになり、
常識的には考えられない行為である。
政府としては外交ルートを通じて、
中国当局へ厳重に抗議した上で、
防衛体制の強化をはかると、
本日の参院本会議で首相は答弁していた。
私はこれでいいと思う。
一歩間違えれば戦闘状態になることでもあり、
事態が拡大しないように過剰反応は避けるべきである。
この考え方は幾多の尖閣諸島をめぐる問題で、
民主党政権がとってきたものと同じである。
が、しかしである。
自民党は野党時代には、
こうした対応を「弱腰」「軟弱」と滅茶苦茶言ってきた。
尖閣に公務員を常駐させるとまでマニフェストに書いている。
なのに同じことをするなら、
例え野党であっても偉そうなことを言うなといいたくもなる。
こうした事案は時に国民のナショナリズムを刺激する。
高まるナショナリズムを鎮静化させ、
冷静な対応を呼びかけることこそが政治家の役割である。
政治家が国民受けをねらって扇動するような言動して、
大きな惨劇を招いたことは枚挙にいとまがない。
野党になった今、
文句の一つも言いたくなるが、
ぐっとこらえて、
国益にそった言動をとっていきたい。
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