とくなが久志●奮闘録

参議院議員・とくなが久志です。日々の活動で感じたこと、考えたことをご紹介しています。

■「財政再建」と「経済成長」

2008年07月28日 | とくなが久志●奮闘録
7月28日(月)
 
 土曜日は党県連地方議会局主催の県財政の勉強会や、
川端達夫後援会の高島地区ミニ集会。
日曜は守山市の地域行事と長女のバレエの発表会。
 
 県財政の勉強会では久しぶりに県財政の状況を再確認する。
今後も毎年400億円の歳入不足が見込まれるなど、
改めてその深刻さを痛感する。
 
 そして更なる歳出削減が求められるとの結論になるわけだが、
もちろんその努力は絶対必要。
しかし、ただひたすらに切り詰めるだけでいいのか。
 
 自民党内では「財政再建派」と「経済成長派」との対立があるという。
私は、この両者は決して二律背反ではなく、
車の両輪として同時並行で追求すべきだと思う。
 
 予算規模は単純化して言えば、「総量×税率」。
「総量」を増やす議論も必要だと思う。
でないと、「税率」の議論ばかりすると、
必然的に税率を上げるという結論になってしまう。
 
 無駄な経費・事業は切り詰める一方で、
歳入増に必死で知恵を絞ることが必要だ。
国も自治体も、財政健全化計画のようなものを作成する際、
財政当局だけで作ると削減案しか出てこない。
ここに商工経済部門も入れるべき。
 
 歳入増で県税が増えても、
その分、地方交付税が減額されるという制度上のジレンマはあるものの、
東京と愛知県の一人勝ちをどう見るかが問われている。

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