10月27日(月)
先週1週間は甲賀市長選挙一色だった。
しかしながら、昨日の投開票では現職市長に敗北。
誠実な人柄の素晴らしい人を推薦候補としただけに残念の一言。
楽天の野村監督の「勝ちに不思議の勝ちあり、
負けに不思議の負けなし」の言葉通り、
敗因の分析をしっかりと行って衆院選に活かしたい。
さて、今日は平均株価がバブル後最安値(7600円)を更新した。
いよいよ実態経済に悪影響が出てきた。
これに追い打ちをかけているのが、
銀行の融資の姿勢である。
銀行の実質預金から貸出金を差し引いた「預金超過額」は、
1999年を境にマイナスからプラスに転じ、
以降は大きく増加してきている。
その一方で、中小企業への融資態度は厳しくなっている。
いわゆる「貸し渋り」と「貸しはがし」である。
では、資金は豊富にあるのにもかかわず、
融資態度を厳しくして、
どこに大量の資金が流れているのか?
それは国債・社債・外国証券の保有であったり、
世界的金融不安を受けて、
欧米の金融機関への出資であったりする。
こうした状況は、
個々の経営判断としては非難されるべきものではないだろう。
だが、かつて金融システムを守るという観点から、
国民の税金が銀行に投入された過去を忘れてもらっては困る。
金融はよく血液に例えられる。
血液の流れが滞ると、
様々な病気を患って死にいたる。
経済もおカネが円滑に流れなければ、
同様の結果を招いてしまう。
そうならないために、
銀行には信用創造の担い手としての自覚と、
それにふさわしい能力を切に求めたい。
。。。でもよく放送できたなと思ってますが。