とくなが久志●奮闘録

参議院議員・とくなが久志です。日々の活動で感じたこと、考えたことをご紹介しています。

■「約束を守ったふり」にならぬように

2008年07月08日 | とくなが久志●奮闘録

78日(火)

 午前中、宿舎の掃除や片付けを行う。

 午後、党外交防衛部門会議。
国会は閉会中だが、
各政策分野ごとの勉強会は定期的に開かれている。

 今日の外交防衛部門会議は、
米国の北朝鮮へのテロ支援国家指定解除について外務省から聞き取りを行う。
626
日に北朝鮮が核計画の申告を、
六カ国協議の議長国の中国に提出し、
日米韓露に配布されている。(内容は非公開)

 核申告がなされたことを評価する米国は、
テロ支援国家指定を解除する作業を開始することを米国議会に通告。
同時に実際に解除されるまでの45日間(8月11
日まで)は、
北朝鮮が相応の行動をとることを求めている。

 問題は、北朝鮮が申告した内容。
それが事実か否かを確認することが第一だが、
六者会合では「検証のあり方について合意すべき」という表現にとどまっている。

 また、検証するならば、
その基準やチェックポイントが明確でなければならないが、
それも定まっていないとのこと。

 さらに、申告内容の検証のスケジュールも定まっていない、
つまり811
日までに検証を終えることが決まっておらず、
テロ支援国家指定解除を正式に行った後にも、
検証作業が続くこともありうるということになる。

 これまで北朝鮮には拉致問題で数々の煮え湯を飲まされてきている。
約束を守ったふりをして果実を得る。
だがその約束は実は守ったことにはなっていない。

 現在、洞爺湖サミットが開催中だが、
政府にはこの点をしっかりと各国と詰めていってほしいし、
国会の場でも厳しく確認していきたい。


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